飛ぶ機体を飛ばすとやっぱり気分がいいですね。 | 北アルプスのほとりからですが、何か?

北アルプスのほとりからですが、何か?

仕事の都合で、群馬から長野は信濃大町に居を移すことになりました。

まずは昨日のお話。毎度現実逃避をしていた訳ですが、(笑)ゴムカタパルトに機首フックをひっかけて引っ張ったらいきなり「プチン」とゴムが切れました。私のお手手はゴムパッチン状態。痛いのなんのって。

ということでゴムカタパルトのゴム交換をしました。ゴムというのは、ゴム動力用の細い糸ゴムで、幅は1mmから2mm程度のもの。たまたま私は買い置きがあったので、それに交換したということなのです。

ゴムカタパルト

買い置きしたものも相当時間が経っているので、紫外線を避けていたとはいえ部分部分が劣化しているのは否めません。実はその2日前にゴム交換をしていたのですが、ちょうど劣化していた部分を使ってしまい、今回の結果というお粗末なものになった訳です。大抵色が濃くなっていますので、見ただけでもわかるんですけどね。不注意でした。

ということで、今日は気分転換も兼ねて好きな機体だけを持って行きました。いつもは大体「あんまり飛ばないけど調整しないとな」という義務感がある程度漂っているんですが、今日は別。最初から飛ぶとわかっている機体しか持って行きません。おかげで最高の現実逃避となりました。

まずはこの2機。垂直上昇タイプです。

N-2412とRAIZIN-X2

左側の白い機体は、二宮先生設計の「垂直上昇型競技用機(N-2412)」、右側の青い機体は、紙飛行機デザイン工房の「RAIZIN-X2」です。N-2412ですが、楕円後退翼が美しいですね。細い胴体と相まって見ているだけで癒されます。鋭い上昇とは対照的に緩やかな滑空。飛ばしていて楽しい機体です。RAIZIN-X2ですが、こちらは小さいサイズが奏功して勢いのよい上昇を見せてくれます。思い切りゴムを引っ張ってやると、20mくらいは楽に上昇します。そして緩やかな滑空。風の状態にもよりますが、40秒くらいはそうした姿を楽しませてくれますね。ゴム射出してから最高点に達するまであっという間ですが、視界に収まるその小ささは感動すら覚えるほどです。

残りの2機はこちら。下尾翼競技用機です。

JacquelineとスカイカブT

楕円翼が美しいRacer522 Jacquelineと、こちらはバルサ胴キットで市販されているスカイカブTです。楕円翼というのはテーパー翼に比べて若干調整が難しいところがあるのですが、飛ぶ姿は美しいの一言。垂直上昇するよう調整が施してありますので、しっかり高度獲得して長時間の滑空を披露してくれます。曲線で覆われた機体がゆっくり降りてくる様は、まるで貴婦人が長いドレスを着て闊歩するかのごとき優雅さです。スカイカブTについては、最初から飛ぶように設計、部品カットされていますので組立・調整とも何の苦労もないのですが、とにかくバルサ胴の軽量化がいい方向に働いているようです。スカイカブⅢと同じ翼形の、若干テーパーのきつい(根元に比べ翼端が余計に短い)主翼形状がいいのか、大した調整もせず、またどんなランチングをしても滑空状態に入ってくれます。こちらもちょいとイタズラして垂直上昇チューニングを施しましたので、思い切り高度を獲得して穏やかな滑空に入ってくれます。あまりにも素直な機体なので、飛び過ぎて場所から出てしまうのが心配になるほどです。実際今日は2回ほど木に引っかけてしまいました。

今日は気持ちのいいフライトを満喫して、すっかりいい気分になって帰宅しました。夕方の凪も手伝って、いつも以上に最高のフライトとなりました。そう言えば今日は特に芝生の上を鳥が占拠していたのですが、機体の着陸時にちょっと驚かせてしまったようでした。