[Asianux3RC]Xen:virt-managerを使用してゲストOSをインストール 2 | Server OS Cafe

Server OS Cafe

Server OSの紹介等

前回のXen:virt-managerを使用してゲストOSをインストール ではパッケージインストールのところで

止まってしまいましたが、その時のapacheのエラーログから考えてインストールディスクは1枚でないと

いけないのではないかと思い、1枚にして再実行してみました。


【手順】

・Asianux Server 3のインストールディスクの1枚目をCD-ROMドライブに挿入し

ディスクの中のファイル/ディレクトリ全てを/var/www/html/Asianuxに

コピーします。


・インストールディスクの2枚目と3枚目のRPMSディレクトリの下にある全てのRPMファイルを

/var/www/html/Asianux/Asianux/RPMSディレクトリにコピーします。


この状態で再度インストールを行います。

インストール手順は前回 の手順7以降と全く同じです。


すると今度はパッケージのインストールを行うことができました。


    Asianux_Xen_17.JPG

では続きをやります。


19. 最後までインストールが完了しました。

再起動をクリックするとDomainUは再起動ではなく終了します。


     Asianux_Xen_18.JPG


20. /etc/xen下を見るとDomainUの設定ファイル(今回は「Asianux」)が以下の内容で作成されていることが

分かります。


# Automatically generated xen config file

name = "Asianux"

memory = "500"

disk = [ 'tap:aio:/xen/Asianux,xvda,w' ]

vif = [ 'mac=00:16:3e:64ed4:53, bridge=xenbr0' , ]

vfb = ["type=vnc,vncunused=1"]

uuid = "daof6002-fb1b-3bda-398b-beadb91f7f44"

bootloader="/usr/bin/pygrub"

vcpus = 1

on_reboot = 'restart'

on_crash = 'restart'


設定ファイルの内容の詳細についてははレッドハットのRHEL5 仮想化ガイド 17.1 XM設定ファイル

参照するのが良いでしょう。


21. 以下のコマンドを実行しDomainUを開始します。


# xm create -c /etc/xen/Asianux


22. コンソール内でGRUBの画面が表示されますのでXen用カーネルを選択します。


     Asianux_Xen_20.JPG


Asianux Server 3では通常のカーネルがデフォルトになっていますが

通常のカーネルを選択するとエラー終了してしまうので注意します。

→後でゲストOSの/boot/grub/grub.confの設定を変更し、Xen用カーネルのみ起動するようにしておきます。


23. Virtual Machine Manager(virt-manager)を起動するとDomainUが既に画面上に表示されていますので

選択してダブルクリックします。


    Asianux_Xen_21.JPG


24 ゲストOSが表示されます。


    Asianux_Xen_19.JPG


Vitual Machine Managerが登場した当初はコンソール内のマウスポインタと実機のマウスポインタが

別々に表示されていて使いにくかったのですが、現在ではVirtual Machine Managerのコンソール内を

クリックするとマウスポインタが1つになり(そしてVitual Machine Managerのコンソール内でのみマウスポインタ

が動くようになり)、Ctrl + AltでVitual Machine Managerのコンソールからマウスポインタが出るというVMWareと

同じ使い勝手に進化しています。


関連記事:

[Asianux3RC]Xen:virt-managerを使用してゲストOSをインストール

[Asianux3RC]Xen:virt-installを使用してゲストOSをインストールする