筋肉は力を発揮するものですが、
もうひとつの役割がありあます。
それは、感覚器としての役割です。
つまり、センサーの役割を筋肉が担っています。
といってもわかりにくいですね^^:
例えば、缶コーヒーを持ったと想像してみて下さい。
何気なくパッともってしまいますが、
手の皮膚や筋肉を通して、瞬時にして
形、
重さ、
温度、
質感、
などの情報をキャッチします。
それを脳に伝えて、
そこからまた筋肉にどれくらいの力を出せばよいか伝達されます。
160gの缶コーヒーであれば、161gの力を出せば充分です。
10kgも20kgも出す必要はありません。
けど、この時、センサーが上手く働かなかったら、
正しく脳に伝達されず、脳からの伝達も誤差が生じ、雑な動きになってしまいます。
ガチガチに凝り固まった筋肉では正しく伝達されません。
その時々で必要に見合った分だけの力を出すための、
正しく情報をキャッチできる身体、そんな繊細で研ぎ澄まされた身体が自分にとっての理想です。