小西聖一(元調教助手・元厩務員)のブログ

小西聖一(元調教助手・元厩務員)のブログ

調教助手として、厩務員として、競馬と長く関わってきた私が、ファンの皆様に「役立つ情報」をお伝えしたいと思って始めました。

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全国の競馬ファンの皆さん、おはようございます。

小西聖一と申します。



最近は、今、所属している「パーフェクトホースマンズ」の情報集めなどでかなり忙しく、正直に申し上げますと、ブログを書くための時間がほとんど取れなくなっている状況です。

そんな訳で、しばらくの間、このブログの更新をお休みしますけど、「パーフェクトホースマンズ」のホームページや、元JRA馬主で、一口馬主クラブの代表も務めていた小栗範恭(おぐりのりやす)さんや、元JRA調教師の山田要一(やまだよういち)さんのブログでは、これからも毎日のように「有益な情報」が公開されますから、それらをこまめに読んでいれば、「万馬券が取れる」など、いいことがある筈ですよ。

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以上、小西聖一でした。
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全国の競馬ファンの皆さん、おはようございます。

小西聖一と申します。



小西一男先生は、先週までにJRAで499勝を上げていて、「節目のJRA通算500勝」まで「あと1つ」に迫っています。

千葉県出身の小西一男先生は、1999年の2月一杯で調教師を引退した小西登さんの長男で、子供の頃からお父さんの仕事振りを見ていたのですから、この世界に入ったのは当たり前だったのでしょう。

馬事公苑(東京都世田谷区)の長期養成課程を出た後、1971年に柴田欣也厩舎(日経賞を勝ったウエスタンジェットなどを管理)の騎手候補生になった小西先生は、1974年に乗り役としてデビューしていて、美浦なら加藤和宏先生と根本康広先生が、栗東なら佐々木晶三先生と池添兼雄先生などが同期です。

調教師の試験に受かった1989年に乗り役を引退するまでに、小西先生は、重賞こそ勝てなかったのですが、全部で92勝を上げていて、1991年に、定年で引退した鈴木勝太郎さんの厩舎を継ぐ形で自分の厩舎を開業しました。

ちなみに、ロゴタイプに乗った2016年の安田記念など、今までに重賞を38勝、JRA通算で1019勝を上げている田辺裕信君は、2002年に小西先生の厩舎からデビューしていて、小西先生のお嬢さんの由紀さんは、田辺君のバレット(レースで使う道具の準備や斤量の調節など、乗り役をサポートする仕事)をやっているんですよ。

小西先生は、最初の年こそ、レースに使った数が少なかったので4勝止まりでしたけど、その後は、2年目が9勝、3年目が22勝と、順調に勝ち星を伸ばしていて、その後もずっと「年に10勝以上」をキープしていますし、4年目だった1994年に、ゴーゴーナカヤマを使った京成杯3歳Sで初めて重賞を勝っていて、その後も、スピードワールドを使った1997年の京成杯や、ケンシンコウを使った去年のレパードSを勝つなど、今までに全部で重賞を6勝しています。

そして今週、小西先生の厩舎は、

■18日(土)

中山1R・2歳未勝利→アブソルートピッチ
中山12R・3歳上2勝クラス→レインカルナティオ
中京9R・3歳上1勝クラス→アルスラーン

■19日(日)

中山12R・3歳上1勝クラス→ボーンジーニアス
中京7R・3歳上1勝クラス→ジェイエルブリッジ

と、全部で5頭を使いますので、もちろん、この馬達には、「早く節目の500勝を達成したい」という思いが込められているのでしょうし、実際にどんなレースを見せてくれるのか、注目したいところです。

ここからは、昨日までも書いていますけど、もっと皆さんに私のことを知ってもらえるよう、自分自身について、改めて詳しく書いておきますね。

私は、日本獣医畜産大学を卒業してから、中央競馬で調教助手と厩務員をやっていました。

昔の写真を載せておきますね。



馬の前に立っているのが私です。

競馬の世界で働くようになったきっかけは、父が騎手と調教師をやっていたからです。

私の父は小西喜蔵という名前で、長く競馬をやっている方でしたら、きっと知っていると思います。

何しろ父は、まず騎手として、セントライトで1941年の牡馬クラシック三冠を勝っていますし、調教師としても、1957年の菊花賞を勝ったラプソデーや、1961年の天皇賞・秋を勝ったタカマガハラや、1965年の有馬記念でシンザンの2着だったミハルカスなど、走る馬を何頭も育て上げていますからね。

その息子として生まれた私が競馬の世界に入ったのは、ごくごく当たり前のことでした。

私は、大学を卒業してから、すぐ父の厩舎に調教助手として入り、1989年の3月に父が定年で引退するまで、ずっと小西喜蔵厩舎にいました。

先ほど書いた通りで、父は、騎手と調教師として、私が大学を卒業するまでに、もう素晴らしい実績を残していましたから、その厩舎に私が入ってから、馬について父から教わったことは、とても役に立ちましたね。

私は、父が定年で引退した後も、

5年ほど、佐藤林次郎厩舎に厩務員として所属
3ヶ月ほど、高市圭二厩舎に厩務員として所属
4年ほど、嶋田功厩舎に厩務員として所属

といった形で厩舎の仕事を続けましたが、こうやって、ずっと馬に関わる仕事ができたのは、父から色々なことを教わっていたからなのでしょう。

そしてここからは、高橋祥泰厩舎がターコイズSに使うスマイルカナについて、私の頼もしい仲間の一人、「元調教師のMさん」から届いた報告を紹介しておきますね。

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高橋祥泰君は、乗り役として936勝、調教師として520勝を上げた、高橋英夫さんの次男です。

英夫さんは、乗り役時代、1955年と1956年にリーディングになっていましたし、1962年にはフエアーウインでダービーを勝っていて、調教師になってからも、カミノテシオを使った1974年の天皇賞・秋や、ダイナカールを使った1983年のオークスなどを勝って、1991年には「優秀調教師賞」を受賞するなど、素晴らしい実績を残していました。

もちろん、お父さんに憧れて、祥泰君は小さい頃から乗り役を目指していましたけど、体が大きくなってしまったので諦めたんですよ。

高校を出た後は、日本大学の獣医学部に進んで、卒業してからは、1973年から2年ほど、中山競馬場やJRAの宇都宮育成場で獣医をやっていました。

そして祥泰君は、1975年から7年間、お父さんの厩舎で調教助手をやって、その頃、英夫さんの厩舎には、さっき名前を挙げたカミノテシオやダイナカールといった走る馬が何頭もいましたから、こうやって走る馬を間近で見られたのは、いい経験になった筈ですよ。

1983年、調教師の試験に受かった祥泰君は、その年の10月に厩舎を開業していて、それから今までに、ダイナシュガーを使った1984年の報知杯4歳牝馬特別(今のフィリーズレビュー)や、ノースシャトルを使った1991年のダイヤモンドSや、タイキフォーチュンを使った1996年のNHKマイルCなど、JRAの重賞を12回も勝っていますし、地方でも、サウスヴィグラスを使った2003年のJBCスプリントなど、重賞を6回も勝っていますから、お父さんの厩舎で経験したことをしっかり活かせているのでしょうね。

それに、祥泰君の厩舎で働いていた久保田貴士君と大竹正博君の2人が調教師になっていますし、乗り役として所属していた田中博康君が、調教師の試験に受かって、2018年の3月に厩舎を開業しているように、弟子もしっかり育てていますから大したものです。

祥泰君は、2001年に、全部で28勝を上げて、今までで一番多い「4億9719万円」の賞金を稼いでいました。

でも、その後は成績が伸び悩んでいて、一昨年までの3年間も、

2017年→16勝・獲得賞金2億4345万円
2018年→8勝・獲得賞金1億2205万円
2019年→10勝・獲得賞金2億1382万円

という、誰が見ても物足りない数字でしたから、去年の祥泰君は、「キッチリ巻き返したい」と考えていたのでしょう。

実際、去年は、スマイルカナを使ったフェアリーSとターコイズSを勝つなど、「19勝・獲得賞金3億8118万円」という成績で、一昨年の数字を大きく上回っていたんですよ。

ただ、今年に入ってからは、カラテを使った東京新聞杯を勝っていますけど、先週までが「15勝・獲得賞金3億1757万円」という成績で、去年の同じ時期(12月13日【日】まで)の「18勝・獲得賞金3億4160万円」を下回っていますから、今の彼は、「早く巻き返したい」と考えているのでしょう。

それに、祥泰君は、来年の1月31日(月)で70歳になって、2月に定年を迎えますから、今は、「いい結果を残して花道を飾りたい」とも考えている筈です。

そういった中、今日は、1着賞金が3600万円のターコイズSにスマイルカナを使いますので、私が祥泰君でしたら、この馬をメイチに仕上げますし、実際、私のところに届いている最終追い切りについての報告が、

「15日(水)、レースでも乗る柴田大知君が坂路で一杯に追って、4Fが51秒0、終いの1Fが12秒7という時計を出していました。力強い脚捌きで最後まで集中して走れていましたし、追い切った後の馬体の張りもよく見えましたので、力を出し切れるデキに仕上がったのでしょう」

というものでしたから、「侮れない存在」と私は見ています。

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高橋祥泰厩舎がターコイズSに使うスマイルカナについて、「元調教師のMさん」から届いた報告は以上です。

そうそう、昨日までのブログでも書いていることですが、今の私は、「パーフェクトホースマンズ」に所属していて、ここでは、ホームページとブログなどで、馬券に役立つ色々な情報を公開しています。

ですから、このブログを読んでいる皆様は、「パーフェクトホースマンズ」のホームページや、元JRA馬主で、一口馬主クラブの代表も務めていた小栗範恭(おぐりのりやす)さんや、元JRA調教師の山田要一(やまだよういち)さんのブログも読むと、「万馬券が取れる」など、もっといいことがある筈ですよ。

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では、また次回。

小西聖一でした。
全国の競馬ファンの皆さん、こんばんは。

小西聖一と申します。



明後日、12月19日(日)は、三浦皇成君にとって、32歳の誕生日なんですよ。

三浦君は、東京都の練馬区出身で、家族や親戚に競馬関係者はいなかったんですけど、5歳の頃、家族で大井競馬場に行って、その時、ポニーに乗ったことがきっかけで、乗り役を目指すようになったそうです。

子供の頃は、剣道や水泳や器械体操などをやっていて、「どれも乗り役になるための体力作り」と思ってやっていたそうですよ。

小学5年生から中学3年生までは、千葉県の成田市にある乗馬クラブに通っていたそうで、都内の自宅からは遠いので、毎週、金曜日から日曜日まで泊まり込みで馬に乗っていたそうです。

皆さんもよく知っている通り、2008年に河野通文厩舎からデビューした三浦君は、最初の年に、フィフスペトルに乗った函館2歳Sで初めて重賞を勝つなど、いきなり91勝を上げて、それまでの「新人最多勝記録」だった武豊君の69勝を大きく上回っていました。

そうそう、これも皆さんがよく知っていると思いますが、彼は、タレントの「ほしのあき」さんと2011年に結婚していますね。

三浦君は、トーセンジョーダンに乗った2010年のアルゼンチン共和国杯や、ダノンスマッシュに乗った去年のセントウルSを勝つなど、重賞を16勝していますし、一昨年は、102勝を上げて、初めて「JRA年間100勝」を達成していて、他も入れたら、先週までにJRAで通算927勝を上げています。

それに、地方では、ディアドムスに乗った2014年の交流G1・全日本2歳優駿を勝っているんですよ。

そして今週、三浦君は中山で、

■18日(土)

1R・2歳未勝利→パイツィーレン
5R・2歳新馬→ビヨンドザリミット
6R・2歳新馬→バーリンギャップ
7R・2歳未勝利→トップスティール
8R・3歳上1勝クラス→リワードマレンゴ
9R・ひいらぎ賞→ハッピープリベイル
10R・香取特別→ラヴォラーレ
11R・ターコイズS→フェアリーポルカ
12R・3歳上2勝クラス→サトノフォーチュン

■19日(日)

3R・2歳未勝利→ローゼシュティア
5R・2歳新馬→スウィートプロミス
6R・2歳新馬→キタサンドライバー
7R・2歳未勝利→バトルクライ
8R・3歳上1勝クラス→ズールー
9R・舞浜特別→カンタベリーマッハ
11R・ディセンバーS→メイケイダイハード
12R・3歳上1勝クラス→エリカヴァレリア

と、全部で17頭に乗りますから、きっとどの馬にも、「勝って自分の誕生日を祝いたい」という思いを込めているのでしょうし、実際にどんなレースを見せてくれるのか、注目したいところです。

そしてここからは、栗東の石橋守厩舎がターコイズSに使うスマートリアンについて、私が前から仲良くしている、「記者のE君」から届いた報告を紹介しておきますね。

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石橋守先生は、親父さんの守義さんが、皐月賞や菊花賞を勝ったダイナナホウシユウや、桜花賞を勝ったホウシユウクインとかを管理しとった上田武司厩舎で厩務員をやっとったんで、子供の頃から栗東で育ったんや。

そんで、元々、身体が弱かった先生は、鍛えるために水泳を習っとって、中学生の頃には、県大会に出るほど速くなったそうですわ。

ちなみに石橋先生は、栗東中学の3年生やった時に水泳部のキャプテンをやっとって、そん時に1年生部員やったんが武豊君なんや。

それから先生は、今も現役の柴田善臣君とか、もう調教師になっとる、岩戸孝樹先生、須貝尚介先生、武藤善則先生とかと同じで、1982年に「第1期生」として競馬学校の騎手課程に入って、1985年に境直行厩舎からデビューしとりました。

乗り役時代は、ミスタースペインに乗った1992年の京阪杯で初めての重賞勝ちを飾っとって、その後も、ライブリマウントに乗った1995年のフェブラリーSとか、メイショウサムソンに乗った2006年の皐月賞とダービーとか、JRAの重賞を15勝しとって、通算で473勝を上げとったし、ライブリマウントで第1回のドバイワールドCに出て6着でしたな。

そんで、2012年の12月に、2回目の挑戦で調教師の試験に受かった先生は、次の年の2月に乗り役を引退して、2014年の3月に自分の厩舎を開業しとります。

乗り役を引退してから自分の厩舎を開業するまでの1年間は、技術調教師として河内洋先生の厩舎に所属して、馬のことだけやなくて、厩舎についての色んなことを学んどりました。

最初の年に、「6勝・獲得賞金1億2058万円」っちゅう成績を残しとった石橋先生は、その後、

2015年→8勝・獲得賞金1億4298万円
2016年→12勝・獲得賞金2億0993万円
2017年→12勝・獲得賞金1億9480万円
2018年→21勝・獲得賞金3億1506万円
2019年→18勝・獲得賞金3億2863万円

っちゅう形で順調に勝ち星と賞金を積み重ねとったし、特に一昨年は、開業してから一番の賞金を稼いだんや。

ただ、去年は「11勝・獲得賞金2億3272万円」っちゅう成績で、一昨年の数字を大きく下回ってしもうたんで、今年の石橋先生は、「必ず巻き返さなアカン」と考えとるんやろう。

実際、今年は先週までの成績が「14勝・獲得賞金2億7882万円」と、勝ち星と賞金のどっちも、もう去年の数字を上回っとるんですわ。

けど、石橋先生は、この状況に満足せんで、スマートリアンでターコイズSを勝つことに全力を注いでくるとワシは見とります。

っちゅうのも、先生は、さっき書いた通りで、メイショウサムソンに乗った2006年のダービーとか、乗り役時代に重賞を15勝しとったんやけど、調教師になってからはまだ勝てとらんのですわ。

せやから、ターコイズSで「初めての重賞勝ち」を狙って、石橋先生がスマートリアンをメイチに仕上げてくると見とったし、実際、ワシのところに届いとる最終追い切りについての報告が、

「一昨日、石橋先生が自分で坂路に入れて、4Fが54秒3、終いの1Fが12秒1っちゅう時計を馬なりで出しとりました。12月8日(水)にCウッドでやった一週前追い切りでしっかり負荷を掛けられとったから、今週は軽めの内容やったけど、活気のある動きを見せとったし、戻ってきてからの息の入りもよう見えたわ」

っちゅう内容やったんで、いいレースが期待できるやろ。

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石橋守厩舎がターコイズSに使うスマートリアンについて、「記者のE君」から届いた報告は以上です。

そうそう、昨日までのブログでも書いていることですが、今の私は、「パーフェクトホースマンズ」に所属していて、ここでは、ホームページとブログなどで、馬券に役立つ色々な情報を公開しています。

ですから、このブログを読んでいる皆様は、「パーフェクトホースマンズ」のホームページや、元JRA馬主で、一口馬主クラブの代表も務めていた小栗範恭(おぐりのりやす)さんや、元JRA調教師の山田要一(やまだよういち)さんのブログも読むと、「万馬券が取れる」など、もっといいことがある筈ですよ。

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では、また次回。

小西聖一でした。
全国の競馬ファンの皆さん、こんにちは。

小西聖一と申します。



前走、11月14日(日)のエリザベス女王杯は17着でしたけど、今年の中山牝馬Sと七夕賞で2着に入るなど、今までに「1億0704万円」の賞金を稼いでいる、上原博之厩舎のロザムール(牝5歳・父ローズキングダム)は、次走の予定が1月5日(水)の中山金杯です。

前にも何度かこのブログで紹介していますので、知っている方も多いと思いますけど、上原先生は、土浦第三高校に通っていた頃、お父さんの勧めで馬術を始めて、高校の時に、国体で準優勝、東日本大会で優勝という素晴らしい実績を残していましたし、馬術の推薦で中央大学の法学部に進んだ後も、全日本学生選手権で3位に入るなど、素晴らしい実績を残していました。

しかも、大学に通っていた最後の年には、馬のことを勉強するため、イギリスとドイツで半年くらい暮らしていたんですよ。

大学を卒業した後は、一度、乗馬のインストラクターになりましたけど、その後、1980年から柄崎義信厩舎の調教助手をやって、1983年から和田正道厩舎の調教助手をやって、1993年に調教師の試験に受かると、次の年に自分の厩舎を開業しました。

そして、最初の年に13勝を上げると、次の年には、ノーブルグラスを使った札幌スプリントSで初めて重賞を勝っていましたし、それからも、ダイワメジャーを使った2004年の皐月賞や、セイウンコウセイを使った2017年の高松宮記念などを勝っていて、他も入れたら、今までに、GIの6勝を含めて重賞を28勝、JRA通算で463勝を上げています。

そうそう、堀宣行厩舎で調教助手をやっていて、今年の調教師試験に受かった上原佑紀先生は、上原先生の次男なんですよ。

2006年、上原先生の厩舎は、ダイワメジャーで天皇賞・秋とマイルCSを勝つなど、全部で18勝を上げて、今までで一番多い「7億1971万円」の賞金を稼いでいました。

でも、その後は数字が伸び悩んでいて、去年までの5年間も、

2016年→獲得賞金3億3755万円
2017年→獲得賞金4億9640万円
2018年→獲得賞金3億3365万円
2019年→獲得賞金3億7218万円
2020年→獲得賞金4億1045万円

という物足りない数字でしたし、今年は、先週までに稼いだ賞金が「1億9288万円」と、まだ去年の半分にも届いていないんですよ。

ですから、今の上原先生は、「来年はスタートダッシュを決めて、1月からいい成績を残したい」と考えているのでしょう。

そこで、1着賞金が4300万円の中山金杯に向けて、先生がロザムールをどう仕上げてくるのか、キッチリ確認して馬券に活かしたいと思っています。

そしてここからは、手塚貴久厩舎がターコイズSに使うマルターズディオサについて、私の頼もしい仲間の一人、「元調教師のNさん」から届いた報告を紹介しておきますね。

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手塚貴久君は、地方の宇都宮競馬(2005年3月に廃止)で調教師をやっていた手塚佳彦さんの長男で、佳彦さんは、足利競馬場と宇都宮競馬場で29連勝したドージマファイターを管理していたことでお馴染みですね。

お父さんの仕事を考えると意外ですが、手塚君は、ほとんど馬と関わらずに育ったそうで、慶応大学の商学部を卒業する前には、大手飲料メーカーなど、いくつかの会社から内定をもらっていて、そのままサラリーマンになる予定だったそうですよ。

でも、大学を卒業する前に、佳彦さんと行った北海道旅行で牧場を回ったのがきっかけで、「競馬の世界で働きたい」と思うようになったそうです。

そして、手塚君の伯父にあたる、ライスシャワーの調教師としてお馴染みの飯塚好次(よしじ)さんに相談したところ、「それならJRAでやった方がいい」と言われて気持ちが決まったそうで、就職の内定を断って、当時、鵡川にあった西山牧場で1年くらい働いて、その後、1989年に競馬学校の厩務員課程に入りました。

ちなみに手塚君は、オーナーブリーダー・「ミルファーム」の代表をやっている清水敏さんと大学の同期で仲が良くて、2005年の「三田祭」(慶応大学の学園祭)では、二人で一緒に講演会に出ていましたね。

競馬学校を出た後の手塚君は、相川勝敏さんの厩舎で厩務員をやって、佐藤全弘(まさひろ)さんの厩舎で調教助手をやって、1999年の3月に自分の厩舎を開業しています。

最初の年こそ8勝止まりでしたけど、その後は、2年目が10勝、3年目が15勝と、順調に勝ち星を伸ばしていて、2004年には30勝を上げていましたし、その後も、2010年が19勝だった以外は、毎年20勝以上していますね。

それに、手塚君の厩舎は、ベルグチケットを使った1999年のフェアリーSで初めて重賞を勝っていますし、その後も、アイルラヴァゲインを使った2007年のオーシャンSや、アルフレードを使った2011年の朝日杯FSや、アイムユアーズを使った2012年のフィリーズレビューとクイーンSや、アユサンを使った2013年の桜花賞や、アジアエクスプレスを使った2013年の朝日杯FSや、フィエールマンを使った2018年の菊花賞と一昨年と去年の天皇賞・春など、今までに、GIの8勝を含めて重賞を34勝もしています。

2017年は、セダブリランテスを使ったラジオNIKKEI賞を勝つなど、38勝を上げて、「6億8707万円」の賞金を稼いでいましたし、去年までの3年間も、

2018年→26勝・獲得賞金7億4821万円
2019年→33勝・獲得賞金8億3875万円
2020年→33勝・獲得賞金10億3416万円

という素晴らしい成績を残していて、中でも去年は、賞金が初めて10億円の大台に乗っていました。

そして今年は、ウインマリリンで日経賞とオールカマー、シュネルマイスターでNHKマイルCと毎日王冠、ユーバーレーベンでオークスを勝つなど、先週までに重賞の7勝を含めて44勝を上げていて、「調教師リーディング」は、53勝で1位の中内田充正君と9勝差の5位につけていますし、賞金は「13億2310万円」を稼いでいて、「15億9158万円」で1位の矢作芳人君と「2億6848万円」の差で3位につけているんですよ。

もちろん、今の手塚君は、「この勢いでガンガン稼いで、もっと上との差を詰めたい」と考えているのでしょう。

こういった中、今週は、1着賞金が3600万円のターコイズSにマルターズディオサを使いますので、「勝負懸かり」と考えるべきでしょうし、実際、私のところに届いている最終追い切りについての報告が、

「昨日、レースでも乗る田辺君が南ウッドに入れて、5Fが68秒0、終いの1Fが12秒0という時計を馬なりで出していました。8日(水)に同じ南ウッドでやった一週前追い切りで、キッチリ負荷を掛けられていましたから、今週は軽めの内容でしたけど、軽快なフットワークで最後まで伸び伸びと走れていましたし、追い切った後の気合い乗りも抜群でしたから、状態の良さには太鼓判が押せるでしょう」

というものでしたから、いい競馬が期待できそうです。

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手塚貴久厩舎がターコイズSに使うマルターズディオサについて、「元調教師のNさん」から届いた報告は以上です。

そうそう、昨日までのブログでも書いていることですが、今の私は、「パーフェクトホースマンズ」に所属していて、ここでは、ホームページとブログなどで、馬券に役立つ色々な情報を公開しています。

ですから、このブログを読んでいる皆様は、「パーフェクトホースマンズ」のホームページや、元JRA馬主で、一口馬主クラブの代表も務めていた小栗範恭(おぐりのりやす)さんや、元JRA調教師の山田要一(やまだよういち)さんのブログも読むと、「万馬券が取れる」など、もっといいことがある筈ですよ。

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では、また次回。

小西聖一でした。
全国の競馬ファンの皆さん、こんにちは。

小西聖一と申します。



12月5日(日)の市川Sを勝ってオープン入りした、栗田徹厩舎のブランクチェック(牝4歳・父パイロ)は、次走の予定が来年1月26日(水)の地方交流重賞、TCK女王盃(大井・ダート1800m)になりました。

前にも何度かこのブログでご紹介していますので、知っている方も多いと思いますが、この馬を管理している栗田先生は、市立船橋高校で馬術をやっていて、私の母校・日本獣医畜産大学(今の日本獣医生命科学大学)に通っていた時も馬術部に入っていました。

卒業してからは、ノーザンファームで働いて、そこで「調教師になりたい」と思ったそうで、2002年に競馬学校の厩務員課程に入って、次の年からは、萩原清厩舎で厩務員をやった後、栗田博憲厩舎で調教助手をやって、8年くらいそこで腕を磨いていたんですよ。

ちなみに徹先生は、元々、「佐藤」という名字でしたけど、一昨年の2月に定年で引退した、2014年の皐月賞を勝ったイスラボニータなどでお馴染みだった栗田博憲先生の娘さんと結婚して、婿養子になっているので、今は名字が「栗田」になっています。

2010年に調教師の試験に受かった徹先生は、次の年の3月に自分の厩舎を開業していて、それから、国枝栄厩舎や、角居勝彦厩舎に行って馬のことを色々と教わっていたんですよ。

開業してからは、初めの年が9勝、2012年が5勝でしたけど、その後は、2013年と2014年が14勝、2015年が21勝と、順調に数字を伸ばしていましたし、一昨年までの4年間も、

2016年→22勝・獲得賞金2億9544万円
2017年→16勝・獲得賞金2億8383万円
2018年→27勝・獲得賞金3億8530万円
2019年→29勝・獲得賞金4億8911万円

と順調に勝ち星と賞金を積み重ねていました。

去年は「26勝・獲得賞金4億5065万円」という成績で、一昨年を少し下回ってしまいましたけど、アルクトスを使った、1着賞金5000万円の地方交流G1・マイルCS南部杯を勝っていましたし、今年も、タイトルホルダーを使った菊花賞で初めてJRAのGI勝ちを飾るなど、先週までに26勝を上げていて、先週までに稼いだ賞金が「6億0067万円」と、もう今までで一番の数字になっているんですよ。

もちろん、今の徹先生は、「この勢いで、来年も1月からガンガン稼ぎたい」と考えているのでしょう。

そこで、1着賞金が2200万円のTCK女王盃に向けて、徹先生がブランクチェックをどう仕上げてくるのか注目です。

そしてここからは、栗東の西村真幸厩舎が登録している、朝日杯FSのスプリットザシーと、ターコイズSのフェアリーポルカについて、私の頼もしい仲間の一人、「元調教師のHさん」から届いた報告を紹介しておきますね。

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西村真幸君は、北海道の様似(さまに)出身で、実家は様似港のすぐ近くで漁具店をやっとって、同級生の実家がやっとる牧場を手伝っとった時に、「将来は競馬に関わる仕事をしたい」と考えるようになったそうやな。

そんで、ノーザンファームで働いてから、2002年の4月に競馬学校の厩務員課程に入って、その年の10月から新井仁厩舎で厩務員をやって、次の月からは、福島勝厩舎で調教助手をやっとりました。

その後は、マカヒキやワグネリアンなどでお馴染みの友道康夫厩舎と、2018年に定年で引退した、テイエムオペラオーなどでお馴染みだった岩元市三厩舎で調教助手をやって、2013年の12月に8回目の挑戦で調教師の試験に受かって、2015年の3月に自分の厩舎を開業しとります。

ちなみに西村君は、調教師になる前、栗東トレセンのバスケ部に所属しとって、このバスケ部の創設メンバーには、2016年の2月一杯で引退した橋口弘次郎さんがおって、その後も、藤岡健一君や、今年の2月一杯で引退した角居勝彦君などがチームに入っとりました。

そうそう、2016年の「ジョッキーベイビーズ」に、東海地区の代表として出場して4着やった西村悠希君は、西村君の次男で、確か今は栗東高校の馬術部におるんや。

西村君の厩舎は、開業してから去年まで、

2015年→9勝・獲得賞金1億5569万円
2016年→20勝・獲得賞金2億8374万円
2017年→29勝・獲得賞金4億9842万円
2018年→20勝・獲得賞金3億6464万円
2019年→41勝・獲得賞金7億3038万円
2020年→38勝・獲得賞金8億1423万円

っちゅう形で順調に勝ち星と賞金を積み重ねとって、一昨年は、サラスを使ったマーメイドSで初めての重賞勝ちを飾っとったし、去年は、タイセイビジョンでアーリントンCを勝つなど、重賞を3勝して、今までで一番の賞金を稼いどったんですわ。

そんで今年は、オーヴェルニュを使った東海Sとか、重賞を3つ勝っとるんやけど、先週までの成績が「30勝・獲得賞金7億2772万円」と、去年の同じ時期(12月13日【日】まで)の「37勝・獲得賞金7億7499万円」を下回っとるんで、きっと今の西村君は、「早く巻き返さなアカン」と考えとるんでしょうな。

そんな中、今週は、1着賞金が7000万円の朝日杯FSにスプリットザシー(ひいらぎ賞にも登録)、3600万円のターコイズSにフェアリーポルカを登録してきましたんで、どっちもキッチリ仕上げてくるやろうな。

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西村真幸厩舎が登録している、朝日杯FSのスプリットザシーと、ターコイズSのフェアリーポルカについて、「元調教師のHさん」から届いた報告は以上です。

そうそう、昨日までのブログでも書いていることですが、今の私は、「パーフェクトホースマンズ」に所属していて、ここでは、ホームページとブログなどで、馬券に役立つ色々な情報を公開しています。

ですから、このブログを読んでいる皆様は、「パーフェクトホースマンズ」のホームページや、元JRA馬主で、一口馬主クラブの代表も務めていた小栗範恭(おぐりのりやす)さんや、元JRA調教師の山田要一(やまだよういち)さんのブログも読むと、「万馬券が取れる」など、もっといいことがある筈ですよ。

★ パーフェクトホースマンズのHPはこちら ★

★ 元JRA馬主・小栗範恭のブログはこちら ★

★ 元JRA調教師・山田要一のブログはこちら ★

では、また次回。

小西聖一でした。