テストセンターの性格検査について。
某メジャー対策本とは意見が異なります。
テストセンター 性格検査の傾向と対策
この検査では、20分間で200問以上を処理しなければいけません。
<前半>
2択問題です。
自分の思考や行動が(A)と(B)のどちらに近いか選びます。
例題 1
(A) 一人で旅行するのが好きだ
(B) 皆で旅行するのが好きだ
例題 2
困難にぶつかったとき
(A) かまわず前に進む
(B) 回避する道を探す
<後半>
2択問題です。
「はい」又は「いいえ」で回答します。
例題 1:人と議論するのが好きだ
例題 2:自分の発言には自信を持っている
例題 3:明日はきっといい日だと思う
性格検査の評価項目
リクルート提供のWEBテストの性格検査には『明確な正解』があります。
どういった指標で結果を測定しているかわかれば、どのように回答すればよいかわかります。
性格的側面は行動・意欲・情緒の3つに分けられ、計13尺度で評価されます。
尺度は色分けしてあり、
青色はプラスの評価が望ましいもの
赤色はマイナスの評価が望ましいもの
黒色はバランスのとれた回答が望ましいもの
をそれぞれ表します。
このプラス/マイナスの解釈は私が性格検査の際に意識していたものに過ぎませんが、参考までにどうぞ。
A:行動的側面
日常の行動特徴として表面にあらわれやすく、周囲から観察しやすい側面(社交的で行動力のあるタイプか、思索的で粘り強いタイプかなど)がわかる。
【尺度内容】
▶ 社会的内向性:
対人接触面での積極性、社交性
▶ 内省性:
ものごとを深く考えることを好む
▶ 活動性:
体を動かし、気軽に行動することを好む
▶ 持続性:
粘り強く、コツコツと頑張り抜く
▶ 慎重性:
先行きの見通しをつけながら、慎重にものごとを進めようとする
B:意欲的側面
目標の高さや活動エネルギーの大きさなど、いわゆる意欲に関する側面(難問や競争的な場面に対峙するパワーをどの程度もっているか)がわかる。
【尺度内容】
▶ 達成意欲:
大きな目標を持ち、第一人者になることに価値を置く
▶ 活動意欲:
行動や判断が機敏で意欲的
C:情緒的側面
気持ちの動きの基本的な特徴を表す側面(ストレスや失敗の受けとめ方や気持ちの整理の仕方と関係が深く、行動にあらわれにくい内面的な気持ちの動き)がわかる。
【尺度内容】
▶ 敏感性:
神経質で、周囲に敏感
▶ 自責性:
不安を感じたり、悲観的になりやすい
▶ 気分性:
気分に左右されやすく、感情が表にあらわれやすい
▶ 独自性:
独自のものの見方・考え方を大切にする
▶ 自信性:
自尊心の強さや強気
▶ 高揚性:
調子のよさや楽観性
<参考サイト>
リクルートの適性検査 SPI2
http://www.spi.recruit.co.jp/service/spi2/measurement/#a02
「情緒的側面を測る尺度は低くなるのが理想」ってホント?
私見ですが、敏感性や自責性はバランスのとれた回答を心掛けるべきだと思います。
あるメジャーな対策本では、情緒的側面に関する尺度は全て低くなるような回答が奨励されていますが、敏感性と自責性は「高すぎず、低すぎず」が良いと思います。
他の尺度は低い方が好まれるのは理解できます。
落ち着きがあり、謙虚で、気分の浮き沈みが激しくなく、周りと協調できる人材像ができますからね。
でも敏感性と自責性が低すぎる人はどうでしょうか?
・敏感性が著しく低い
→物事に動じないけどまるで鈍感
・自責性が著しく低い
→性格は明るいが責任感がない
偏った回答はこのような解釈を招きかねません。
精神的な安定性を考えると、敏感性と自責性は「低め」なのがよいでしょうが、極端な傾向は避けるべきだと私は考えて受検していました。
私の意見を無視してあの対策本通りに答えるのは一向に構いませんが、それがどういった結果を招くか一度考え直してみてはいかがでしょうか。
所詮、ノ○トの会もビジネスの着眼点が上手いだけで、単なる学生集団ですから。