本年の我が家の家庭菜園の

アベレージヒッターは

間違いなくイチゴたちです。

 

 

どうもイチゴは熟すのに

何よりも日光を必要とするらしく、

なるほど、今年の我らのイチゴは

ナメー対策として高所に

鉢植え状態で置かれているので

どのイチゴも存分に

日の光を浴びることができ

・・・思い返せば去年のイチゴは

畑に地植え、それはいいとして

もさもさ葉が育ったその下に実がなって、

そして緑の実が大きくなるそばから

ぐずぐずと腐りだし、ああ、あれは

通気の悪さと日当たりの悪さが

原因であったのだな、と。

 

 

ともあれ。

 

そんな大成功中のイチゴ棚の下で

連日楽しい冒険を繰り広げているのが

我が家の黄色いヒヨヒヨたち、

ガチョウ夫婦『父君』と『母君』の

もとに生まれた4羽のヒナたちです。

 

 

親ガチョウには通り抜けられない

鉄の門扉をすり抜けて

ヒヨヒヨとさえずりながら

イチゴ棚の下で

草を齧ることに余念なし。

 

 

「あそこらへんの草は

何か特別に美味しいんでしょうかねえ」

首をひねる夫(英国人)に

「草そのものよりも『親から離れて』という

あの境遇がスリル満点で

スパイスとなっているんじゃないか」

 

 

4羽の冒険者のことを親である父君と母君は

鉄柵越しに心配そうに眺め

時には叱りつけもするのですが

ヒナたちにはどこ吹く風。

 

 

ただ一応私や夫が

家のドアを開けて近づこうとすると

慌てて親の近くに走って行きます。

 

 

 

子供達は無鉄砲

かつ素直なのでございます。

 

 

イチゴがお好きなあなたも

ヒナを愛するあなたも

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