続きです。
嘘も方便~伯耆大山2015残雪期その1~
さて、雄大な景色を眺めながらのコーシータイム。
を、楽しむ登山者を眺めながらアホみたいに写真を撮りまくるわしである。
(画像の荷物だけはわしのもんである)
山頂の石碑は雪の下。
しかたがないので、きっとこの辺り!という場所でエア・三角点ハンティングをキメるとしよう。
ヘヤッ!!
そういや、三角点ってどこだっけ。
どうやら、避難小屋に宿泊していたのであろう登山者たちも続々と景色を眺めに出てくる。
そりゃそうだ、この景色を眺めるためにわざわざ小屋泊までしとるのだろうから。
そしてそんな登山者たちを眺めるわし。シルエットがそこはかとなく絵になるで!!
さて、お気づきの方もおられるかもしれないが、このいわゆる大山山頂と呼ばれている部分は実は伯耆大山最高点ではない。
そもそも大山というのは最高点である剣ヶ峰と、その周りの峰々をひっくるめた総称であり、一般的に大山山頂と呼ばれているのは弥山と呼ばれている部分である。
これが、その剣ヶ峰に向かうルート。
雪が積もっているのでわかりにくいが、両側が切り立ったナイフリッジとなっており非常に危ない。
でも風もないし、せっかくなのでちょっとだけ行ってみよう。
荷物をデポして、カメラだけ持って行ってみる。
途中まで行ったら、どうやらここで引き返したのであろうという足あとがたくさんある地点があった。
此処から先にもトレースがあるにはあるが・・・
うーん、この無風状態なら行けんことはなさそうではあるが・・・。
このナイフリッジを単独で行って帰ってくるのか・・・
うーん・・・。
(・∀・)やめよう!
過去には死者も出ている険峻なルートであるのはわかりきっているのだ。
無理をして万が一のことがないとも限らないので引き返そう。
まあ、いうてもちょっとした縦走気分は味わえたからよしとしよう。
あ、ちなみにこの引き返し地点が弥山三角点のある場所だったようです。
帰ってきてから知った。
そもそも、剣ヶ峰方面は立入禁止ですから!
登山口にも縦走禁止と書かれてたしな!!
遥か彼方に見える雲海。
「雄大や・・・雄大やで・・・」
マドハンドはんも言うております。
せっかくなので写真撮ってもらった。イエイ。
手前のピークが三角点地点、奥が剣ヶ峰。
スマホ機種変したら360度パノラマ機能がついてたので撮影。
やったね!これからめんどくさい作業しなくて済むね!!
いつまでたっても帰りたくならないが、そういうわけにはいかぬ。
名残惜しいがそろそろ下山するとしよう。
あ、ちなみにこの写真に写ってるシルエットの人は剣ヶ峰にアタックしてみるそうです。
7:21下山開始。
さあ、下りると決めたら行動は迅速に。
兵は神速を尊ぶと言うしな!!兵じゃないけど!!
谷の方を覗いたら、どうやら元谷を遡っていくのであろう登山者を発見。
うわー、体力あるなー。あ、真ん中あたりの黒い点な。
日もずいぶんと高くなってきた。
気温もぐんぐん上昇中。
ボサッとして歩いてたらルート取り間違ったらしく、断崖絶壁の真横歩いてた。
こえーこえー!
バックカントリーボーダーやスキーヤーが思い思いのシュプールを描いた跡。
下山中にも数多くのBCスキーヤー達とすれ違った。
うっ羨ましい!!!
牧場。
ここは上から見てもすぐわかる。
木々は芽吹きの時を今か今かと待っておるようです。
五合目帰還。
山の神さんにご挨拶。
おおきに、あと少しだけたのんます。
ヤドリギ
大山では野生のネックウォーマーが咲くようです。
いやー、山って不思議な場所ですね!!
あっという間に一合目。
結局ここまでアイゼン履いたまま下りてきた。
下山は、前回の登山口に下りてきた。
ここからちょっとだけ歩く。
8:56下山完了である。
駐車場は満車、今から登り始める登山者もひっきりなしである。
そらそうだ、わしが早すぎやねん。
あまりにも早すぎて、温泉のオープン時間まで2時間もある。
時間を潰すために近所を散策したりしてブラブラしているとだな。
駐車場近くのモンベル大山店にいた若者たちが何やら言っておるので、何事かと思い山頂を見てみると・・・
剣ヶ峰に登山者が!!
おおおおおおお!!いいな!!いいな!!
どうやら数人のパーティーでアンザイレン(ザイルで体を結び合うこと)して登頂に成功したようです。
そんなこんなで2時間ほど時間を潰してやっとこさ風呂。
豪円湯院という温泉施設で汗を流す。600円。
こんな施設、三年前にはなかったよ!
風呂あがりに食堂で飯を食らう。
大山おこわ定食980円。
これがまた、おこわ好きのわしにはたまらんもんでござった(´∀`)
そしてデザートもいただいたりして。
なんか、キャンペーンで100円で食えた。ラッキー!
大阪市内から片道270kmの長距離をぶっぱなしてやって来た三年ぶりの大山。
今回も雄大な景色を愛でることができて大満足の山行でありました。
それにしても、今回も前回も、最高の天気で山頂から何も遮るものがない大絶景を見ることができるなんて、きっとわし大山の神様に愛されとるんやで!!へっへっへっ!!
帰り途中で立ち寄った大山まきばみるくの里から眺めた大山。
うーん、こちらから見るとさすがに伯耆富士と呼ばれるだけのことはあるのう。
立派じゃ。
おしまい。