こてつの知らない山スキーの世界・苦難編~和佐又山2014~2015厳冬期その1~ | こてログ。〜素晴らしき平凡なる日常〜

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2015年1月24日。
先日目論んだ通りに「登山靴&ファンスキー」で滑走することができるのかを検証するためにいくつかの候補の中から和佐又山をチョイスして向かうことにした。ここはキャンプ場に隣接して昔ながらのスキー場があり、条件次第ではキャンプ場まで車で行けるという。

とりあえずはR169を大台ケ原方面にひた走る。
和佐又山へは大台ケ原ドライブウェイを通りすぎてトンネルを超えたところをすぐ右折である。


R169からすぐ右折したところにあるトイレ。
色々と情報を仕入れたところによると、冬の和佐又山へ車で到達するのは4WD+スタッドレス(orチェーン)以外ではスタックしてしまうことが多く困難らしく、多くの登山者はこのトイレ近くに路駐をして歩いて登るか、もう少し登ったところにある駐車スペースに駐車してそこから歩いて登るかであるらしい。

わしも、とりあえず行けることろまで車で行ってみて様子を見て駐車スペースを探し、そこから歩くことにする。

・・・と思ってある程度警戒しながら登っていくのだが、思いの外スイスイ登って行ってしまうではないか。
うーん、この調子で行くと、ひょっとしたら和佐又山キャンプ場まで行けてしまうのではないか・・・。


と、思いながら進んでいたら、駐車地を少し越えたあたりでやってしまった。



スタックである。



ギアをローに入れてもタイヤが空転して全く前に進むことができない。
幸いかなりの斜度がある坂道なので、バックギアに入れてそのまま先ほど越えた駐車地に戻ることにしよう。




・・・。











「ボコ!」










(((゜д゜;)))




やってもうた・・・。



前輪が滑った拍子に、道路脇にあった雪玉にぶつけてしもうた・・・。


しかも、この雪玉完全に道路に凍りついてて、押しても動かへん・・・。
前輪はまたスタックして空転して前に進めへん・・・。



どうしよ(´;ω;`)


最初はタオルを前輪に挟み込んだりしてタイヤが空転しないように頑張ってみたけどどうにもならん。
どうしようもないので、ストックで雪玉を削って壊す作戦を開始するが、10分ほどやっても10分の1ほどしか削れんし、力も入らん。
最終的に、登山靴にアイゼン装着して、両足で蹴りまくって雪玉を破壊することにした。
持っててよかった、12本爪。




この右側の雪玉。
最初、この倍くらいの大きさがあった。

この後、アイゼン履いた足でタイヤの後ろの地面の雪も削って掻き出し、なんとか再びバックできるようになった。ここまで30分ほどかかった(´・ω・`)ショボーン


雪玉にぶつけた衝撃でバンパー割れてしもうた(´・ω・`)ショボーン。
完全にぶっ壊れるような割れ方でなかったのが不幸中の幸いであろうか。


先ほど通りすぎた駐車地に引き返し駐車。
気を取り直し、ここから和佐又山キャンプ場を目指す。


先ほどスタック脱出に使用したタオル。
道路の端っこでグッチャグチャになってたのを救出してきた。
考えたら、わしタオルこれしか持ってきてへん(´・ω・`)。

まあ、過ぎたことをいつまでも気にしててもしゃあないのでガツガツ行くで!!


けもの足。


それにしても先は長い。
でも、天気も景色も最高なのでそれほどしんどさは感じない。
晴れててよかった!


道路を見ればゴリッゴリのつるっつる。

こんなもん、スタッドレス履いててもワゴンRで登れる気せえへん。
これはさっき引き返しといて正解やで!!


などと思いながら歩いていたらついに和佐又山ヒュッテを発見。
ここかー、長かったような、そうでもないような。ここまで約40分。


左に見えるのがスキー場のゲレンデ。
リフトなんて洒落たもんはない。歩きだ!歩き!


駐車場は一日1000円。
協力して差し上げたいが、肝心の車は遥か下でございます。


有料登山者であるわしはここでも登山届を提出。
このくだり、そろそろ飽きたからやめよう。やめても登山届はちゃんと出すぜ!!


まあ、今日の目的は登山靴+ファンスキーの実験なんだけども、さすがにそれだけでは味気がないし、天気もいいのでせっかくなんだから山頂まで行くよ!


のっけから踏み抜き連発なので早々にワカン装着。


看板に従って進む。


第二駐車場って書いてた。


雪と影のコントラストが美しい。


自分以外にトレースはなし。足跡つけ放題。やっほう!


自然が織りなす模様もとても良い。


どうやら別ルートで先行者がいるようである。


大普賢岳にも行けるのね。
どうやら、先ほどの先行者はそちら方面に向かわれたようである。


和左又山頂方面はまたもやノートレース。


振り返れば雄大な大峰山系。
いつかは行きたい、冬の大峰。


前日までのトレースがうっすら残っているので、それとテープの目印を頼りに進む。


分岐発見。
どうやら、ヒュッテ方面からの別ルートのようである。帰りはそっちから下りよう。


で、うっすらとしたトレースを辿って行ったらそこそこの斜度でトラバースの連続。
ちょっと!!聞いてないよ!!
ワカンでは正直すげえ怖かったです。どこかでアイゼンに履き替えればよかった。


なんとか斜面を登り切ると、開けた箇所が見えてきた。
 

 

 


これは山頂ではないか!!!
というわけでヒュッテから50分ほどで山頂到達である。
いやー、紆余曲折でありました。


続きます。






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