もはや、手駒は揃ったと言ってもよかろう。
もちろん冬山登山の道具の話である。
冬靴・12本爪アイゼン・山用ダウン・冬パンツ・ウールのインナー・アルミわかん・山専ボトル・・・
しかもヒップソリまで揃えた。ここまで冬山登り始めてほぼ3年がかりである。
強いて言うならピッケルが欲しいところだが、まあこれは無くても何とかなるであろう。
うむ。問題ないはずである。
いざ、行こうではないか。
厳冬期伊吹山登山2015
の開幕である!!
いつものたかはし駐車場。
ちょっと早めに着いたので、中で休憩させてもらう。
休憩している間に、登山客が続々現れあっという間に満車。さすが人気駐車場。
ちょっとご主人と話をしたのだが、「今日はここから山頂が綺麗に見えるから期待できるんちがうか」とのこと。午前中の降水確率も10%しかないし、これはひょっとしたらひょっとするで!!!
6:33行動開始。
前を行くパーティーが何だかマシュマロマンに挑みに行くゴーストバスターズみたいでかっこいい。若者にはわからへんやろ!!
6:37三之宮神社。登山の安全と無事の下山を祈念する。
さあ、登るで!!長年の目標・冬伊吹に!!
の、前に優良登山者であるわしはここでも当然のごとく登山届を提出。
ついこないだ届け未提出の遭難者がニュースになったところやしな!!
さあ、登りますよ!!
暗いけど!!
水曜と土曜は要注意。
登り始めは雪は殆ど無いが
ちょっと進むとグッチャグチャの道になり
あっという間にキレイな景色が現れる。
霧氷じゃなくてただの積雪やねんけど、それでもキレイなもん。
7:06一合目。
振り返れば琵琶湖の景色が拝める。
ついでにここいらで早くもわかん装備。
だって、足埋まるし!!
朝日が空を彩って美しい。
いや~、期待しちゃうな!!天気!!
いつの間にか先頭を進むわし。
前日のトレースをたどりつつ進む。
ホントはスキーの先行者が一人いるんだけど、スキーのトレース踏んじゃいかんかなーと思って。
7:34二合目。
振り返れば琵琶湖の向こう側に雪化粧の比良山系。
あ、そういや丸1年以上行ってないや。今度行こ。
こっちは多分霊仙山。
これもなかなか立派な山容。行ってみたい。
三合目手前から山頂方面。
あ・・・れ・・・?
なんか傘かぶっとるんですけど!!
スキーの先行者発見。
やっぱりスキーは早えーよ。
元ゴンドラ乗り場方面には月・青空・白い雪の美しいコントラスト。
うーん、絵になる。
雪面に出来た風紋。
こういう自然の造形が楽しめるのも山の醍醐味。
8:19三合目。
トイレは閉鎖中。
電線にも積雪。
コントラストがええで!!
などと思っている間に、山頂方面はどんどんガスに覆われていく。
マジかよ!!おい!!
振り返ると後ろから続々と登山者が登ってくる。
霧氷がつき始める。
標高高いところは真っ白。
前のトレースたどって進んでたら、五合目売店が後ろに出てきた。
調べたら、どうも間違って付けられたトレースをたどってしまったようである。
あちゃー。
見上げれば、白。
もう、嫌な予感しかしない。ダメじゃん、天気。
でも、こっちの白はキレイ。
モノトーンもまあ、悪くはない。
ゴリゴリ育っております。
9:09六合目避難小屋。
ここで先行者2名に追いつく。(スキーの方以外にももう一人おられた。)
しばらくスキーでない方の先行者と話をするが、どうやら山頂方面の天気を見て撤退を決めたとのこと。
うーん、そりゃそうだな。
この天気を一人で進むのはちと勇気がいる。
熟慮の結果、わしはアイゼン&わかん装備で進めることろまで行ってみることとする。
スキーの先行者は先に行かれるようであるし、後ろからも続々と登山者は登ってくるからまあ大丈夫であろう。最悪、トレースをたどって引き返せばいい。
Σ(゚д゚;)って、早!!!
やっぱりスキーの浮力はわかんやアイゼンの比じゃないな・・・。
すげえ。
ここでもう一人の先行者は離脱。
お疲れ様でした。
振り返ってみたら、なんだか下の方も雲行きが怪しい。
不安は募るばかり。
続きます。
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