ハックマン石については以前にも書いたので、説明は省略。
http://ameblo.jp/sayanet/entry-10920982269.html
上記の記事のハックマン石は母岩に混ざっている鉱物が有色だったのですが、今回の標本は母岩も白っぽいので、ハックマン石の結晶部分がわかりやすく、観察も楽しいかと思います。
まずはハイランクな大きな標本。
結晶も大きく、たくさんついています。
左の丸いグレーの部分が一番大きな結晶です。
ブラックライト(長波)で優しいピンク色に蛍光します。
すべての面で結晶が確認できます。
母岩も部分的に青色に蛍光します。
ハックマン石は先日アップした直閃石の蛍光よりオレンジがかっています。
また、ハックマン石には面白い特徴があり、自然光や蛍光灯の光にあてるとその色が消えてしまいます。
本来はライラック色をしているのですが、一番上の写真ではグレーでした。
普通に保管していると、あんな色になってしまいます。
その後、蛍光写真を撮するために、ブラックライトをあてていたわけですが、
ブラックライトをあてると、なんと、ライラック色が戻ってきます。
これをテネブレッセンスといいます。
この標本はちょっと価格が高いので、小さな標本もご用意しました。
サイズはまあまあ同じなのですが、その中で2つのサイズにわけてみました。
最初は大き目のほう。
箱は4cm角です。
個別指定では左上から上の段がABC。下の段、左からDEFとなります。
A
B
C
D
E
F
次はやや小さ目。
左がG、右がH。
H