人生、やり直したいー澤登和夫4 | さわとんのブ〜ログ。今。

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5年半のうつ病、マンション最上階からの飛び降り、大腸全摘出、、、その後カウンセラーとして起業し、気づけば早10年。。「ありがトン(サンマーク出版)」、「人生をやめたいと思ったとき読む本(東洋経済新報社)」等の著者さわとん(澤登和夫)が、今、思うこと。今。

こんにちは

昨日の

離婚、そして休職—澤登和夫3

に引き続き、
今日も自分史を書きます。


何回か重い話が続きます。

自分と重なってしんどい人は
無理して読まないで下さいね。


「同じように悩んでいる人がいるんだなぁ」


そんな風に思ってくれたり、
何かヒントになれればと思っています。


初めから読んでみたい方は、

失敗したくない幼少時代-澤登和夫1

をどうぞ。






うつ病と診断されてから3年、
ついにぼくは、会社を長期休職することになりました。


3年前には、人生順風満帆だと思っていた自分が、
今、ひとりぼっちで会社も休んでいる。
自分がどうにも情けなくなり、その頃から、 「死にたい」ということが頭から離れなくなってきました。 それでも復職したい気持ちは強く、
何とか4ヶ月で復職しましたが、
その時の周囲の反応が、
さらに自分を孤立させました。



その時に私が与えられた仕事は、
以前の仕事量の10分の1以下でした。

上司としては私のためによかれと思って
仕事量を極端に減らしたのですが、
ぼくとしては


「自分に任せられる仕事は、ほとんどないんだ」


「自分なんかいてもしょうがないんだ」


と感じてしまいました。



みんなとご飯を食べに行っても、
以前と比べて同僚と目があわなかったり、
話しかけられる回数も少なくなりました。


みんな、うつの人にどう接していいのか
わからなかったのでしょうが、

とてつもない疎外感ともに、
会社での存在価値が限りなくゼロに
近いような気がしました。


体が鉛のように重く
布団から出ることができなくなり、

結局、復職からたった3週間で
再び会社を休むことになりました。
離婚と職場復帰に失敗したことで、
それまでの7年間の社会人としての自信も、
それまで生きてきた31年間の自信も
完全になくなりました。


そして希望も全く見えなくなってしまいました。


「復帰しても、またうまくいかないだろう」


「会社にいてもお荷物だな」



「かといって、今辞めてもこんな自分を
拾ってくれる会社なんて無い」


「人生、やりなおしたい」



布団の中で、11秒、
後悔とイライラ、そして絶望がおそってきました。


まるでボクシングのパンチを
ずっと浴びせられているような感覚でした。


取り除こうとすればするほど、
そのパンチはもっと強くなっていきました。


自分自身が嫌で嫌でしょうがなくって、
昔は笑顔を出せた自分自身とも比較してしまい、
過去の自分を妬んだりもしました。


「自分なんか、何をやってもうまくいかない」



「もう30歳も超えているし、やり直しもできない」



「性格もすべて変わりたい、けどできるわけない」



「もうどうやったって、人生いいことなんかない」



「だったら、むしろ、いないほうがいい」



次第に、人生をリセットしたいという気持ちが
強くなっていきました。

希望の光がまるでなくなり、
暗黒に包まれた日々が続きました。


睡眠薬が効いている2、3時間だけが
唯一ほっとできる時間で、
このまま一生寝ていたいとも思いました。





うつの症状でもありますが
どんどんマイナスマイナスに
考えてしまったんですね。


うつの時の典型的な2つの感情

「孤立感」と「無力感」

が極限まできていました。



マンションの最上階から。。。—澤登和夫5

に続きます