ピアノが突然消えたら、どんな気持ちになりますか?
こんばんは!!喜多方市塩川町で、ぴありな音楽教室を主宰しています、鈴木です。
1週間前の月曜日深夜に放送されていた、テレビ岩手制作
「ピアノで紡ぐ三陸の春~西村由紀江とともに~」
この番組を見た感想を、翌日、すぐにF・Bに書きました。
今日は、F・Bとは違った視点を交えて、書きます。
「3・11で、約500台のピアノが流された」と言われています。ピアニストの西村さんは、眠っているピアノを被災地に届ける活動「Smile Piano500」を現在も行っています。
番組は、その活動の様子や、ピアノを受け取った・譲った人達の思いも伝えていました。
・ピアノを流され、その後、結婚され、子供さんも生まれ、新居を建て、届けられたピアノを前に、顔を両手でおさえ、涙する女性。
・保育士を目指し、ピアノが届いた2週間後に、ピアノを流された子は、その後、ピアノが届けられ、夢の保育士の切符を掴み取りました。
・ピアノ教室を開いていた女性に届けられたピアノは、関東地域に住む、男の方から譲られたピアノで、そのピアノは、亡くなられた奥さんが、大切にしていたものでした。「受け取った側は、恐縮しているようですけど、ピアノに新しい家族が出来、感謝しているのはこちらの方」と泣いて答えていました。
もし、そこにあるのが当たり前のピアノが、突然、失われたらどんな気分ですか?
「もっと、弾いてあげれば良かった」
「もっと、聴いて(練習に付き合って)あげれば良かった」
って思う事はないですか?
習う側は「面倒くさい!!」
習わせる側も、子供さんを通し、思い通りにならない事もいっぱいあると思います。
そして、指導する側も、日々の指導に、常に、悩み・問題を抱え、凹む事もあると思います(あります)。
子供さんに、ピアノが届いたお母さんがインタビューの中で、
「ピアノの音色が、家の中から聴こえるって、幸せです」
って、答えていました。(ピアノが流される前は、当たり前に感じていたかも…)
この番組には(ピアノ)音楽の持つ力・意味の、大事な根っこの部分があったと思います。(適当な言葉が見当たらない)
ピアノを習う多くの人たちの中には
・上手くなりたい(させたい)
・難しい曲が弾けるようになりたい(させたい)
そんな思いの人もたくさんいるはず。(私もその一人)
でも、これらの感情の根っこの部分に、その大事な何かが、あるかないかで、喜び・幸せは変わってくるのだろう、と思います。
西村さんの曲を意識し、聴き始めた頃に出会った、西村さんのラジオ番組。
こちらの地域では、日曜日の朝に、放送されています。
番組では、そのラジオの録音風景も映し出されていました。
この番組、実は、すでに1年前に、岩手県内で放送されていたもの。
なぜ、福島では1年後なのだろう?
なぜ、深夜放送なのだろう?
習う側も、
習わせている側も、
指導する側も、
音楽の好きな人だったら
きっと、見たら、何かを感じたはず。
こんな良質な番組が、多くの人に見てもらえていないなんて、残念です。
年少・年中さんを対象にした、新しい教室のコースプレ・ピアノコース が出来ました。
ぴありな音楽教室では、体験レッスン
を行っています。
ぴありな音楽教室に興味のある方は、お問い合わせくださいね。
お目にかかる日を楽しみにしています。