◆私は、ちゃんと、耳を傾け、寄り添えていますか?
こんばんは!!喜多方市塩川町で、ぴありな音楽教室を主宰しています、鈴木です。
生徒さんの、出す音を聴いて・・・
生徒さんが、教室に入って来た瞬間・・・
「なんか、あったな(あるな)」
って、直感のようなものを感じる事、あると思います。
最近、教室でも、気がかりな生徒さんがいました。
あきらかに、ピアノを練習をしてきていなくて、単純に「おさぼり」って感じでもなく、レッスンに不満があるわけでもなく、もちろん、ピアノは好き。
だけど、弾いてこない。
でも今「ピアノを練習してきなさい!!」って、言ってはイケないような気がして、確信はないけど、もし、この言葉を発すれば、余計、状況を悪くするような気がしていました。
本人とお話して、今の状況を見守ることにしました。
ただ、今の状況は「お家の方には内緒にしてほしい」って言われたから、その意思を尊重しました。
少し、こんな状態が続いた後、内緒にしておくわけにはイケなくなってきて、レッスンが終わった後(次の時間は、空いていたので)ピアノに向かえなくなった、思い当たる節を聞いていきました。
1つ、思い当たる節が出たんだけど、なんか、これではない違う気がしました。(ウソを言っているとかではなく)
話の流れで、ふとしたことから、確信に近い「これかな?」が、わかりました(無意識に、ヤル気の起きない原因をすり替えてしまっていたようでした)。
大人の私から見たら、大した事はないのだけど、きっと、この生徒さんにとって、大きな事。
話を聞いて、私なりの考えを伝えてました。
「まずは、あなた自身が輝く事、それじゃ、宿題ね、明日、学校に行ったら、笑顔で、○○をする事」
その後、重石が取れたみたいに、別人のように、帰って行きました。
時計を見たら、30分もオーバー。
その間、車の中で、待っていたお母さん、待たせてしまって、ゴメンナサイ。
この夜、何があったのか、何を抱えていたのか、お母さんに、メールで伝えました。
次の週から、以前より、良い音を出して弾いています。
練習も、しっかり、やってきています。
レッスンノートの、お母さんからのメッセージは、お家でのガンバリが、書かれています。
そして、生徒さんが、私に、素敵な出来事、教えてくれました。
他の学校のお友達に「最近、明るくなったね」って、言われて嬉しかった事。
苦手意識のある同級生の、やさしい一面を見れて、嬉しかった事。
前の生徒さんと別人みたい。
今回のように、ピアノに対して、ヤル気が起きない時、全く別な事に、原因がある事、意外と多いです。
それは、ガソリン(心配事)を垂れ流ししながら、走行(ピアノ)しているようなもの、すぐ、エンストしちゃう。
こうして、ブログを書いている今も、気がかりな生徒さん、他にいます。
こんな時、いつも考える事。
「ピアノの先生という立場で、どこまで、携わってよいのだろう?」
という事。
私のように、個人の教室であれば、長い生徒さんだと、10年以上、一緒にいます。
幼児の頃から、中学・高校生。
それも、毎週、会うわけで・・・
ある意味、お盆・正月に会う、親戚以上ですよね。
だから、生徒さんの、色々な面を知っている。
ある日の夜、今回の出来事がきっかけで、自分に問いかけた事がありました。
「もし、あの時、私が、練習していない事だけに意識が向いていたら?」
「もし、あの時、私が、原因がすり替わっていた事、気付いていなかったら?」
今みたいに、あの笑顔が見れていたかな?って・・・
現在進行形の、気がかりな生徒さんもそう。
時に、同じピアノの先生から(面識はない)のご相談メールをいただいたり、私を、いちピアノの先生として(地域関係なく)ピアノを習わせている(習わせたいと思っている)お母さんからの、ご相談メール。
私は、こうしたご相談に対して、その都度、誠意を持って、お答えしてきたつもりだけど、
「私はちゃんと耳を傾けていましたか?」
「私は、ちゃんと寄り添えていましたか?」
今週はじめ、そんな事を考えていたら、ブログ書けなくなっちゃいました。(問いかけが、私には、重くって・・・自分の問いかけなんだけど)
そして、感謝にも気付く事が出来ました。。
生徒さんには「私に正直に、お話ししてくれて、ありがとう」
保護者の方には「私に相談してくれて、ありがとうございます」
反対に、私も、生徒さん・保護者の方々はじめ、みなさんに、ご相談させていただく事もあると思います。
その時は、よろしくお願いします。
年少・年中さんを対象にした、新しい教室のコースプレ・ピアノコース が出来ました。
ぴありな音楽教室では、現在、体験レッスン を行っています。
ぴありな音楽教室に興味のある方は、お問い合わせくださいね。
お目にかかる日を楽しみにしています。