多読書評ブロガーの石井です。
以前のエントリーで「勉強会の達人」
として紹介させて頂いていた美崎栄一郎さんの処女作です。
■「献ノート」
私の中では美崎さんは、ノートを取る人というよりは、ノートを「創る人」です。
著者に著書のカバーを表面に張りつけたノートをプレゼントするということをしています。著者からすると強烈なインパクトですよね。
先ほどのエントリーの築地朝食会も、「著者が廻る回転すし」という勉強会のコンセプトの作り方とか、一ひねりした企画・イベントを常に仕掛け続ける人です。
本書は、そういった企画を生み出す際のインプットの「工夫」や「考え方」が解説されいます。
200ページ予定だった原稿が、書き連ねるうちに256ページまで膨れ上がったと聞いたのですが、全体的な構成の話から、「献ノート」を始めとするちょっと一ひねりのある企画系の話から、勉強会関連のネタまで、様々詰まっています。
■普通と順序が逆?
出版前に増刷が決まり、処女作の近作の販売状態抜きにして、既にいくつかの他の出版プロジェクトも始まっている模様です。出版社の内部の会議にも全て出席していたとのこと。
「考具」の加藤さんや、会計士の山田真哉さん等のブレーンからの情報もありながら活動しているとのことですが、先日のエントリーでも書きましたが、「普通と順序が逆」というか、目標を持って逆算で色んな事を組み立てられている人です。
例えば、表紙すぐのカラーページのノートの一覧写真。相当苦労作だとのことですが、将来の戦略へ向けた意図を持って作られています。美崎さんを見ていると全ての行動に「意図」がきちんと計算されているのではないかと思うほどです。
■行動と仕掛けに注目
本そのものもためになりますが、私は美崎さんの「一連の行動と仕掛け」に注目してもらいたいです。とにかくリアルな部分で人のネットワークを構築したり、美崎ワールドへ「引き込む力」や、企画力がハンパないです。
なぜかミクシーに発売前の美崎さんの本の写真を個人イメージに登録している人がいっぱいいたり、多くのブログで紹介されていたり、すごいなと思いますが、同じようなことを実は去年から別のイベントで行っていたりもしています。
■9月11日の仕掛け「9.11は本屋でどうでしょう」イベント
本書発売日の今日は、以下のようなイベントが企画されています。
美崎さん以外に、も同じく新刊を発売されるウジトモコさん、川上徹也さんも一緒に、みんなでじゃんけんして負けた人は本を買わなくてはいけないというなんとも意味不明なことを、山手線全駅の最寄り書店で行うとのこと。
昨日に引き続き、本ブログでは当日告知ですが、ご興味がある人がいれば参加費は無料で飛び込みOKな感じです。
スタートは、秋葉原のヨドバシカメラ7階の有隣堂18時とのこと。
詳細はMixiへ
http://mixi.jp/view_event.pl?id=45654543&comment_count=71&comm_id=1724660
■アマゾンキャンペーンは9月11日~18日
アマゾンでなくても、書店でも他のオンライン書店の購入でもOKみたいです。
http://sinkan.jp/special/note/campaign.html
【参考エントリー】
・勉強会の達人:築地朝食会 美崎栄一郎さん
【本日の紹介書籍】
「結果を出す人」はノートに何を書いているのか 美崎栄一郎
【今日のイベントの共催 ウジトモコさんの新著】
少しお話したことがあるのですが、クライアントのあり方にまで
きちんと介入されるプロフェッショナルなお仕事をされています。
ブログリニューアルを行った講座の実況中継のような内容だとのこと。
ブロガーさん必見かもです。
【編集後記】
最近、夜更かしができなくて寝てしまいます。
年かなあと思いつつ居間で倒れて、朝さっくんに
「パパ、ヨーグルト!!」と起こされます。。。
【お知らせ】
■メルマガ始めました。近日創刊予定。
創刊号は、先日の多読セミナーでの5分間読書の
肝の部分をお伝えしようと思います。
■ツイッター始めました(ID:tadoku)
本ブログエントリーの元ネタになる読書メモをつぶやいています。
■9/24 「ストーリーブランディング研究会」with川上徹也さん
APPで新しい勉強会をスタートします。
http://app.vc/2009/09/post-17.html