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日曜日の「赤31」乗車編の続きです


管理人は、赤羽から京浜東北線で王子に移動し、16時25分に王子へ。しかし、駅前バスターミナルに出ると、王78は発車してしまいました。よって、次の便の16時50分発まで待たされることにorzorz


その間を利用して、王子駅前での「撮りバス」を敢行。

ここには都営バスの他、国際興業バスや東武バスも顔を出しますが、東武は朝方の「王30」で見るくらいになってしまい、あとは都営と国際興業です。

国際興業の上板橋行き「王54」。



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この路線もかつては都営バスとの共同運行便だった


この路線は、かつて都営バスとの共同運行便で、都営担当分は今はなき志村営業所が受け持っていましたが、現在は国際興業バスの単独運行となっています。


国際興業バスと都営バスのタンデム↓



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塗装で印象が変わりますね


最近はバス業界も車両製造メーカーの寡占化が進み、昔のような形態のバラエティーは乏しくなりつつありますが、それでも全く異なる外板塗色をまとうと、印象が全く違って見えます。


そしてどこでも見られるこのバス↓



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足立区役所行き


これらの写真を撮影していたところ、折良く北営業所の「V代」こと平成22年度の新車が!

北営業所の「V代」は三菱ふそうの車ですが、ワンステ車を母体としているためか、ややずんぐりしたように見えます。

以下に、正面公式側・正面の顔・側面の行き先表示・リアの表情を納めましたので、ノーキャプションで御覧下さい。



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いかがでしょうか。


このような写真を撮っている間に、16時50分の発車時刻が近づいてきたので、乗り場に急ぎます。

すると何と、V代が現れました! しかも、↑の北営業所の車両と同じ、三菱ふそうのノンステです! これには驚きました。

赤31のときとは異なり、既に10人以上の列ができていたのですが、それでも何とか管理人は運転席真後ろの席をゲット。通称「ヲタ席」を占めることはできませんでしたが、運転台越しに前面展望が楽しめるのですから、それはそれで良し。


発車すると、北本通りを北へ。そして神谷橋交差点から、左折して環七に入ります。



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この交差点を左折して環七へ


「王78」の独自区間は東十条四丁目までで、そこからは前に乗った「赤31」の行程を逆にたどるだけなので、写真撮影を取りやめて、じっくり「環七を行くバスの旅」を楽しむことにしました。

ちなみに、「赤31」が往路とすれば「王78」が復路ということになりますが、復路も目立った渋滞はなくすいすいと動き、ストレスは全くありませんでした。

なお、バス停が国際興業バス仕様から関東バス仕様に変わるのはどの辺りかと思ってみていたのですが、小茂根から関東バス仕様になっていました。小茂根といえば板橋区ですが、板橋区に関東バス仕様のバス停が存在するのが新鮮な驚きでした。


中央線のガードが見えてくると、「赤31」は右折して高円寺駅バスターミナルへ入りますが、こちらはそのまま環七を直進。同時に「王78」の単独区間となり、バス停も都営バス仕様のポールが1本だけになります。


そして青梅街道との交差点・高円寺陸橋で左折して青梅街道へ。この区間は新宿駅-新代田間の「宿91」との競合区間ですが、そのせいかどうか、バスの利用もかなりありました。このあたりは、真下を地下鉄丸の内線が通っているはずですが、それにもかかわらず旺盛なバスの需要は頼もしい限り。あるいは、新宿の吸引力がとんでもなく強い、だからバスと地下鉄が並存しうるということなのでしょうか。

中野坂上からは西武バス「宿20」との競合区間ともなりますが、こちらは本数が僅少のため西武バスとは遭遇せず。


そして王子駅発車の1時間後、新宿駅西口バスターミナルへ。「王78」の長い旅が終わりました。

そのときに撮影したのが冒頭の2枚目の写真ですが、到着後には公式側側面とリアを撮影しました。



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D-V341


お次はリアを↓


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リアからだとぱっと見ではそれまでの三菱車と変わらない


利用しての感想。

「赤31」とは異なり、新宿-王子相互間は高円寺陸橋まで迂回するような形で進むため、起点から終点まで乗り通す乗客は、恐らくバス愛好家くらいでしょう。利用が見込めるのは、王子側からだと高円寺駅入口くらいまででしょうし、逆に新宿からだと大和町(川越街道との交差点)くらいでしょうか。新宿側から見ると、どうしても高円寺経由が遠回りをしているように思えます。

また、この路線は一般路線としては長距離の部類に入ることから、定時性の確保がしにくかったようですが、それも最近は環七の状況改善により、難しくなくなっているようです。しかし運転本数は、25~30分に1本というのは、いくら長距離路線といえどもやや物足りない気がします。恐らく、「赤31」とは相互補完関係にあるので、それでいいや、と都営バス側では考えているのかもしれません。

ともあれ、もうちょっと本数があっても…と思った、「王78」の旅でした。