今年度(来年度に向けて)の就職活動記録 | 非常勤講師はつらいよ―私学非正規教員の本音と生活向上作戦

今年度(来年度に向けて)の就職活動記録

 今年度勤務校(前任校)の退職 が決まって暫くは動けずにいましたが、秋になり、少しずつ来年度に向けての就職活動を始めました。


一番最初は、まだ体が辛い中で8月末に受けた東京都私学適性試験 。この日は、交通が大幅に遅れてギリギリの入場、そして試験中も意識が朦朧としてしまったりしました。


夏の終わりに東京都私学適性 」(2010年8月31日)


ただ、↑の記事にも書いていますが、これまでの自身の経緯や仲間の状況等からも、教職を見切る気持ちでいたのが本音です。年齢的にももう後がなく(既に年齢制限を超えている求人は多いですが、何とかなりそうなギリギリの歳)、ここで他業種にて正社員になりたいとの気持ちで、最初は活動を行っていました。

9月も少し経つと、少し体の調子が落ち着いている時に、過去に登録している転職ナビ新聞の求人欄から探し、研究職や出版業(学習教材等を扱う会社中心)に興味を持ちました。


研究・技術職は、まず見付けた1社は、条件が良く年齢制限もなく気に入ったのですが、(ナビの募集ページの掲載終了期間はまだ先だったものの)応募締切が8月中だった・・・

もう1つ見付けた会社は、説明会を申し込んで行ってみましたが、かなりの怪しさを感じ、面接は受けませんでした。この辺りの話は、機会があればまた改めて書きます。


出版社の教材執筆・編集を希望したのは、これまで学校や予備校で教え、その際の教材研究等(授業プリントや講習用教材作成も含め)が活かせると思ったからです。1社は書類通過して(国語系出版社はダメでした)採用試験に行きましたが、会社訪問し「何か違う」と感じてしまったのです(これは、技術職の会社訪問でも同じでした)。限られた広さのオフィスで丸一日、机に向かって作業をしたり、、いつも決まった少人数の社員と打ち合わせなどは、自分には向かないだろうなと感じてしまったのです。そのような「迷い」が生じて受けてしまった試験の結果は、お察し下さい(苦笑)

もう1社エントリーをしていましたが、そのような事もあり、試験は辞退してしまいました。

やはり自分には、頭を使いながらも現場に出て直接、人(生徒など)と接する仕事の方が活き活きやれるのでは、と気付いたのです。


あとはこの時期、ある医療系予備校今年度サブで勤めた所 と類似)の正社員に応募したところ、書類通過→1次筆記試験(専門科目&適性検査)→2次模擬授業、と行い採用となりました。

応募前は、ある人から「質の良い塾」と聞いていましたし、ネットでざっと調べても「良いのかな」と思っていましたが、最終合格後に再び気になり、ネットでより深く検索したところ、かなり悪い噂ばかりが出てきてショックでした。。ショック!応募からここまで試験を受けるのは、(特に当時の体調では)かなり大変だったのに・・・

(その後、今年度勤務した医学系予備校にて、質問に来た生徒と雑談になった際に「あの塾かなりヤバいですよ」と言っていましたよ。こちらの予備校でも兼務されている先生がいらっしゃるそうで。)


暫く立ち直れない気持ちでしたが、そのような中、講師仲間が、都内の超難関男子校での専任教諭公募を教えて下さいました。応募書類には「研究業績」やら「論文・著作物」などの履歴を書く事が求められており、「絶対無理だ」と思いつつも諦めきれず応募したところ、何と、面接の案内のお電話を頂いた(つまり書類通過)のです!!

当日は喜び勇んで学校を訪れました。面接は1時間近く行われ、手ごたえは悪くなかったのですが、その後届いたのは、不採用通知と応募書類返却でした・・・汗


しかし、これに勢いづき、秋に募集が出ていた複数の学校の専任に応募しました。1校(知人が講師経験のある女子校。彼女は「あそこは絶対やめた方がいい」と)を除いてすべて書類通過し(年齢制限を超えていた所も)、採用試験を受けました。すべて最終合格には至りませんでしたが・・・

ただ、試験に行くたびに帰宅すると異様に疲れ、数日ほど動けない状態となってしまうため、「今の自分には正社員・専任は厳しいかな」と感じたのも事実です。

こうした経緯を経て、しかもそのうち専任の公募もなくなり、結局は再び、非常勤講師に応募する羽目になった感じです。自身の体調や今後への活動も考えると、週8~12時間がちょうど良いと感じるようになりました。


そして、かなりの学校へ、それぞれ応募書類を書いては採用試験(筆記・面接・模擬授業・模擬実験など、学校により様々)に奔走してはダメで・・・の繰り返し汗たくさんの履歴書を書くのは結構な時間を要し、通過しても(たとえ週6~8コマ位の非常勤でも)しっかりと、学校によっては何段階も試験を受けさせられる。毎年のようにこんな事を繰り返すのはしんどく、人生の無駄(継続勤務出来れば、自身の勉強・趣味・生活充実などに使えるだろうに)とさえ思えてきてしまいました。

そして、こんなに応募しても決まらないと、もう働く所は何処もないのではとさえ感じ、不安でたまらない日が続きました。


12月下旬、行きたい気持ちが大かった男子進学校の講師(1次書類&2次筆記に通過)の3次模擬授業&教科面接で失敗。この時期の連日の就活の中で、年内最後の試験という事もあり(その後は暫く募集が殆ど無く、その中で次の応募先の締め切りも1月中旬)こちらの発表で一段落という状況でしたので、ショックは大きく空虚な気分で、年末年始は再び体調も悪くなったりで、年明け何日経っても何も出来ず にいました。年賀状など、とても書ける状態ではなく て。

親や親戚も「年齢の若い人から採っていくんだから、貴女は仕事を選ばず事務でもレジのパートでもやるべき」などと言うから、益々。。

家では何も出来ないでいたし、先の見通しも立たず、もう、すっかり自信も失せ、何の役にも立たずに生きているのも辛くなってしまった程です。


でも、1月後半近くにようやく気を取り直し、再び応募書類を出し始めました。この時期の書類通過率は少々悪く、五分五分ぐらいだったでしょうか。

ここで次に進めた学校と採用内定した学校試験(模擬授業or面接)が5日連日続いた わけです(5日目のは、前日に決定したため辞退 しましたが)。ただ、これらの学校のうちどこかには引っかかるのではという予感がしたのも本音ではありました。


 以上、この仕事を始めた中では、最も長く大変な就活でしたが、最終的には理想以上の学校からお誘いを受けられ、大満足&感謝しています。ニコニコ

8月下旬に「『東京都私学適性検査』は受検する価値あるか? 」という記事を書きましたが、結論として、受験する価値あった、と答えたいと思います。体調悪い中でしたが、ホント受けて良かったです。


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