新型インフルエンザ、東京・神奈川にも・・・
遂にやって来てしまいました・・・
昨日のニュースで、まず「都内初の感染者は八王子市住在の女子高生」、そして夜遅くに「川崎市の10代女性からも見付かった」との報道が入りました。
この二人は同じ高校に通い、渡航先も一緒との事で、「八王子から川崎市内の高校に通っている」となると当然、私立だろうし、同市内で女子の通える私学(女子校or共学)となると・・・と思ったら、やはりあそこでした。
今夜は、都内で新たに36歳の女性などの感染も発表されました。
それにしても、このような深刻な時期に「よくもやってくれた、迷惑」というのが本音です。開催するニューヨークも、渡航を許可した学校も。前もっての予定・計画ゆえ変更等は難しいのでしょうが、健康・体調には代えられませんし、それ以上に、何より感染を広げる原因を作ってしまい、他の多くの人々をも巻き込む恐れがある。
山手学院の騒動 の時にも、県内で感染者が出た場合に近隣はじめ広範囲の地域が影響を受ける事を、身を持って感じたはずではないか?特に、高校生の感染が最多というのに。
関西圏のみでの発覚時でさえ、こちらの学校の多くも今年の海外研修の延期や中止を検討しているというのに、この学校の危機管理の薄さには正直、腹立たしくさえ思えます。こうした場への参加による「実績作り」ばかりが優先され、より大切なものが忘れられていたような気がしてなりません。
ちなみに、このような事を述べては批判を受けるかもしれませんが、この学園、かねてから講師や教員志望者の間ではブラック校として名高いです。それを知る前に一度、私も採用試験を受けた事があるのですが、その後の連絡はありませんでした・・・
過去の勤務先にて、前任校がここという同僚がいましたし、某教員採用情報掲示板でも書き込みを見た事がありますが、専任(常勤?)も3年任期だそうです。
現在も併設の音楽大学は結構有名で(平原綾香もこの大学出身なんですね)、以前は付属中高も含め「音楽系の学校」というイメージが強かったですが(あとは、小学部は有名私立小学校の中に挙がってきます)、近年はそれを払拭すべく、進学に力を入れている旨を宣伝しています。受験生&保護者向けにいくつかの首都圏私立中高一貫校を紹介したあらゆるパンフレットでは、必ず洗足は掲載されています。それらから受け取れる印象は、すごくビジネス的だなと。
確かに、偏差値や大学合格実績は上がりました。しかし、そうやって進学校化を図るために、先生方を使い捨てにしたり実績ばかりに囚われ過ぎたりして、無理をしてきたツケが、今回の結果ではと思えてしまいます。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/school/17750/1222935541/2-5
http://school.milkcafe.net/test/read.cgi/cyujyu/1216903333/
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/infection/1242896944/
東京、神奈川でも感染確認=同じ高校の女子生徒2人-新型インフル
東京都と川崎市は20日、川崎市の同じ高校に通う女子生徒2人が新型インフルエンザに感染したと発表した。19日にほかの同級生4人とともに米ニューヨークから帰国していた。都などは帰国後の接触者調査を進めている。
感染者の確認は首都圏では初めてで、成田空港の検疫を除き、大阪、兵庫、滋賀、東京、神奈川の5都府県に広がった。
都と川崎市は、学校や保育所の休校などは行わない方針。
都や市などによると、感染が確認されたのは八王子市と川崎市に住み、私立洗足学園高校(川崎市高津区)に通う2年生の女子生徒2人=いずれも(16)=。11日から18日まで、「模擬国連」に出席するため、ほかの同級生4人と同校の女性教員1人とともにニューヨークに滞在。2人は少なくとも1日、同室に宿泊した。
2人は19日午後2時ごろ、ほかの生徒らとともに、コンチネンタル航空09便で成田空港へ帰国。2人とも機内で発熱の症状を訴えたが、空港検疫での簡易検査ではA型陰性となったため、停留されなかった。
2人の家族の健康に異常はないという。教員は川崎市に在住、ほかの4人は東京都や同市以外に住んでおり、発熱などはなく自宅待機中。(2009/05/21-02:11)
「すべて学校の責任」=インフル感染で洗足学園校長-27日まで休校、抗議電話も
生徒2人の新型インフルエンザ感染が確認された川崎市の私立洗足学園高校は21日早朝、27日までの休校を決定。朝の全校集会で報告する予定だったが、生徒や保護者の不安感に配慮し、緊急連絡網で各家庭に連絡した。前田隆芳校長は記者会見し、生徒の「模擬国連」参加について、「行かせてあげたかった。学校行事ではなく個人参加の形式を取っているが、許可をしたのは学校なので、責任はすべて学校にある」と語った。
会見の冒頭、前田校長は「世間をお騒がせして大変申し訳ない」と頭を深く下げた。「他の生徒に感染する可能性は限りなくゼロに等しいが、生徒たちの恐怖感を完全にはぬぐいきれない」と休校の理由を説明した。
2人の生徒の症状については「体温は平熱に近く、食欲もある。回復に向かっている」とし、八王子の生徒からは「『迷惑を掛けて申し訳ない』とみんなに伝えてほしい」と連絡があったという。
また「現地では2人の体調には全く問題はなかった」と説明。ニューヨークでは自由の女神や「グラウンドゼロ」などを見学。模擬国連の開会式の後のダンスパーティーにも参加したという。日本から来た他校の生徒と接触があったかどうかは分からないとした。
校長は「他の市内観光はできるだけキャンセルしてホテルで待機させていた。マスク、消毒液もすべて準備し、対策は相当していた。事前に問い合わせをした国連からも、『(渡米を)キャンセルする理由はない』と連絡を受けていた」と強調した。
一方、同校には、「うちの子供が同じ電車を利用した可能性がある。感染したらどうするのか、社会的責任を考えろ」などと抗議する電話が数十件あったという。(2009/05/21-12:07)