今日からGW、そして新型インフルエンザ
もう5月ですねそして、今日から連休です。世の中では「ゴールデンウィークも後半」などと言っていますが、暦通りにいけば「これから」という感じです。
新年度が始まって以来、慌ただしく過ごしており疲れてしまって、今日は出かけるつもりが一日中寝てしまいました(^^;時間を有効に使わないと、あっという間に終わってしまいそうです。
中間試験も作り始めないといけません。
さて、最近は「豚インフルエンザ」こと「新型インフルエンザ」が世界中に脅威を与えています。昨日、横浜市内の男子高校生に、国内で初めて感染の疑いがかかりました。
勤務校でも急きょ全教員への通達があったり、授業では生徒達が、講師の私にまで(担任からの報告・指示はあったはずですが)この件で質問してきました。比較的身近での出来事に動揺が見られたのは否定出来ません。自分としては、その高校生の検査結果が出るまで冷静に待ち、いずれにせよ手洗いやうがいをきちんと行い、休日中の行動にも注意するよう言う事しか出来ませんでしたが。
夕方には「新型ではない」と分かり、一安心ではあったものの、その初の疑いが市内で起こった事は結構衝撃で、もし新型であったならばかなり深刻でした。その場合、学校は本日休校、連休中に開催予定の様々な運動部の大会が中止(延期)になるところでしたから・・・
一人の感染が、ここまで広範囲に多大な影響を与えるのだと実感しました。鳥インフルエンザなどの時は「自分の身近では問題ないだろう」と甘い気持ちだった事を、反省せねばなりません。今回は新型陰性だったとはいえ、まだ安心せずに、一人一人が日常の衛生を徹底し、必要以上の外出は避け、外出時の行動にも注意を払わねばなりませんね。
そして、体調に異変があった場合は、速やかに病院にて相談・診断を受ける。今回の厚労省や医療機関等の速やかな対応は評価したいと思う反面、高校生のプライバシー等を考えると気になる面もあり、難しいです。
ただ、あの市長(個人的には、以前から好きではない)が、夜中1時頃にも仕事をしていた舛添大臣を非難する様は、いただけません。
ところで、この男子生徒が在学する高校の名は、私が見た限りのテレビニュースや新聞記事では伏せられていましたが、ネット等で知られてしまっています。
私は近年になって時々耳にするようになりました。石川町が最寄駅で女子校が集まる「山手町」でもなく、根岸線にてその次の「山手」駅周辺でもないのに、なぜあの校名がついたのか不思議でした。
偏差値は、中学受験ではそれほどではないが高校では結構高く、公立トップ校の滑り止めになっているそうです。特に女子にとっては、女子校を中心に高校から募集する私学がほとんどないために、有り難い学校だとか。
ただ、複数の学校紹介が掲載されているパンフレット等を見ると、女子制服のスカートの短さに驚いたものです。。校風はかなり自由
らしい。
過去の勤務校にて先生方からも、部活の大会などで見聞きする当校の生徒達の雰囲気を伺った事がありますが・・・複数の学校関連掲示板にも書き込みが見られます。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/school/17750/1213678061/118-119
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/ojyuken/1229153234/
別の先生の話によると、前身は予備校で、創立当初は全寮制の男子校、評判はかなり良かったとの事です。
後で検索してみたところ、その予備校の名
、小さい頃に聞いた事あります。確かに名門英語塾でしたね!あの塾が母体でしたか!
今回の高校生は、学校行事であるカナダでの研修から帰国したばかりとの事。新型ではなかったものの、インフルエンザにはかかってしまった。北米研修はこの学校最大の売りのようですから、変える事は出来ないとはいえ、そのために体調を崩しては元も子もありません。
ここに限らず最近はほとんどの学校で「海外研修」が当たり前になりつつあります。そうしないと生徒も集まらないのでやむを得ないのかもしれませんが、そろそろ「何が何でも海外」という発想を考え直す時が来ているのではと感じます。これについては、またの機会に。
過去の関連エントリー:増える海外研修
国内初の新型インフルエンザ感染疑い例となった横浜市の高校2年の男子生徒(17)について、厚生労働省は1日の記者会見で、新型インフルエンザへの感染は否定されたと発表した。国立感染症研究所の詳しい検査で、男子生徒の症例は季節性の「Aソ連型」で、新型の「H1N1」とは別のタイプと分かった。男子生徒が通う高校の校長は涙を浮かべ安どの表情。横浜市役所には1日朝から市民の問い合わせが殺到していた。
厚労省が発表した「シロ判定」に、学校や病院関係者は一様に胸をなで下ろし、男子生徒が通う栄区の高校では教職員の間でバンザイが起こった。校長は「食べ物ものどを通らなかった。本当によかった」と涙をぬぐって喜び、入院している保土ケ谷区の市立市民病院でも「ほっとした」と安どが広がった。
簡易検査で「A型陽性」と結果の出た男子生徒について、横浜市は4月30日にウイルスの遺伝子を増幅して解析するPCR法で検査を行ったが、新型インフルエンザについての結果は「解析不能」。市側から提出を受けた検体や、新たに男子生徒ののどから採取した検体を国立感染症研究所が1日、再度遺伝子を増幅して詳しく調べたところ、Aソ連型と判明した。
同校では併設の中学校も合わせ6日までの休校を決め、中高の全生徒約1900人に自宅待機を求めており、校長は「生徒全員が新型インフルエンザに感染していないと最終確認されるまでは、完全に安心はできない」と表情を引き締めた。
同校は2年生の約550人が約2週間、カナダ3方面、米国3方面に分かれ、北米研修として現地をホームステイ形式で訪問。4月25、26日に全員帰国した。男子生徒が参加したカナダのブリティッシュコロンビア州に滞在するコースには、生徒115人、教員5人が参加した。
男子生徒は帰国後に発熱やせきなどの症状が出て、高い時で39度あった熱は1日朝の段階で37度台前半に、同日午後には36度台に下がり回復に向かっている。病院でも通常の食事を残さずに食べ、容体は順調に回復。厚労省は男子生徒と接触した人を対象に実施する予定だった疫学調査を見送る一方、「今回はシロだったが、いつウイルスが上陸してもおかしくない状態」と危機感を強めており、徹底した水際対策を継続する。
新型インフルエンザ感染の疑いの発表があった1日、横浜市役所には朝から問い合わせが殺到。「(検査の)最終結果はいつ出るのか」「感染したのはどこの区の人か」など、担当課には300件を超す問い合わせがあり、職員が応対に追われていた。
[ 2009年05月02日 ]