ごみ処理手数料の見直しについて 5 | 袖ケ浦市議会議員さそう猛の袖ケ浦刷新!

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ことだと信じて活動しています。

 

5月18日の全員協議会で説明があったゴミ袋値上げについて、4回にわたり資料の概要を掲載しました。

 

この説明を受けての感想と問題点を整理します。

  • 説明の視点は“市役所都合”
  • 財政的視点が欠落
  • ごみ排出量を減らしても大幅の値上げ

 

説明の視点は“市役所都合”

まず、全体を通して「市役所の都合」だけの説明であったと感じました。その説明の柱は「ごみを減らすため」という点です。しかしごみ減量の実態は「横ばい」なのです。そして「“横ばいの現状を突破する策”は十分に講じられてこなかった」のではないでしょうか。

大きなストーリーは「ごみを減らすためにごみ袋の値上げをせざるを得ないのです」というもです。

 

財政的視点が欠落

今回の説明、財政的視点が全く出てきませんでした。ワタシは手数料値上げの背景のすべては「財政問題」だと思っています。

財政問題は国、県、市町村、全てにおいて共通です。少子高齢化の進行で流れは加速していきます。この視点がなくて的確な説明にはなりません。

この「財政的視点が欠落」ということは担当も理解しています。ですが今回の説明には一切出てきませんでした。

 

ごみ排出量を減らしても大幅の値上げ

この度の値上げは「対応手段がない値上げ」なのです。

例えば、「ごみの排出量を減らせばどうにかなる」という程度ではなく、自分でごみを減らしても“焼け石に水”程度なのです。

この“対案のない選択肢”であれば、

市は「説明ではなく理解を求める姿勢を徹底すべき」ではないでしょうか。

 

(つづく)