かずさ4市議会議長会の議員研修 2 | 袖ケ浦市議会議員さそう猛の袖ケ浦刷新!

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ことだと信じて活動しています。

 

体系的に研修体制を構築できない議会

議員の資質向上は必須の課題です。

しかし、議員の資質向上は議員個人に委ねられているのです。

その証拠は、「体系的な議員の研修体制が整っていない」ということに現れています。

 

2011年、大学院試験のための研究計画書を作成していました。この研究計画書は大学院で“何を研究するか”というものを明らかにするものです。そしてその研究内容がふさわしいか、また希望する研究室や大学院で研究可能かを見るものです。

 

実はこの時の研究計画書に一部に「議員の資質向上」を入れました。大学院での研究が進むにつれて、資質向上と議会改革の繋がりに着目し、議会改革に軸足を置くようになったのです。

 

議員の資質向上の取り組みは、直接議案審議にリンクしないことも出てきます。このような時に説明が付くかどうかがポイントだと思います。

(過去には“議員の資質向上”ということからトンデモナイ視察などが行われた例もあったので・・・)

 

しかし、実際に研修計画を策定し体系的に研修を行っている議会もあるのです。

代表的な例は、北海道の芽室町議議会です、この取り組みは修士論文に引用させていただきました。このような事例もありますが、いずれにしても、必要でありながら明確な公的取り組みには至っていないのです。

 

時代の変化に即した議会・議員の成長が必要

今回のかずさ4市議会の研修に参加し、議会の“体系的な研修制度がない”実態を綴りました。この本質的問題点は「議会が過去からの流れだけで運営される」ことになりがちなのです。社会的背景や地方分権の進展により、議会を取り巻く状況は大きく変わっています。しかし、この大きな変化に伴う議会と議員の制度的・マインド的変革は遅れてきました。

遅れていることに気づいた議会は、議会基本条例を制定し議会改革を進めています。

 

議会基本条例が議会改革の本丸とは言いませんがん、要件整備からはじめることは議会としての成功体験につながる適切な方法だと思います。

 

(つづく)