Discostar★Love 4 #32S | 山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

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Discostar★Love 4
#32/Side-S




ホシくてたまらない───



そう、全身が雅紀を求める。



そしてそれは雅紀も同じで

雅紀の長い指が

誘うように俺の顎から喉へと伝い

その瞳(め)が視線を掬うように絡んできて、

 口の端をクイと上げた。




余裕ないくせに尚更に誘いを掛けてくる

生意気で可愛い俺のディスコスター様に




「こンの、」




嬉しくて擽ったい胸の内側を悟られないように




「くふふふっ!」




愛おしくて仕方のない無邪気で妖艶な俺の天使を追いかけた。




「んふふふ!」




優しい声で笑う雅紀を早くこの手で啼かせたい・・・



逸(はや)る気持ちを隠しもせずに




「くふふふふ、あは!」




まだなお無邪気に笑うその身ごと

ベッドに体重を預けた。




雅紀?

もう、お遊びはお終いだよ。




「くふふふっ、っあ、」




熱い視線で見てやれば

たちまち色を纏い艶が立つ・・・




この、ギャップ



たまんねェ・・・




視線を外さないまま

灯りを落として

雅紀の魅力が際立つ空間を演出する。



窓から薄く差し込む月の光が瞳(め)の潤いを魅せ

アンバーに落とした間接照明が素肌をより艶かしくさせる。




ピー、




小さく音を立てたリモコンを手を伸ばしてヘッドボードに置き

そのままその手で雅紀の頬に触れる。



見上げた瞳(め)が熱を帯びて

キスを期待した唇がピクリと動く。



ゆっくり、雅紀の気持ちを引き出すように

鼻先が触れるスレスレでまた速さを緩めて



十分に溜めてから

そっと触れた。