Discostar★Love 4 #31S | 山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

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Discostar★Love 4
#31/Side-S




雅紀の赤い唇が薄く開いて

熱い息が浅く漏れる。



・・・キスを、

誘う、唇・・・



まだ

付き合う前なんて

目を合わせるのも恥ずかしそうにしてたくせに




今、は。




視線を絡ませた余韻を残したまま

長い睫毛を伏せるようにして




その指で俺の唇を辿って、

誘、う。




いつの間に、



いや・・・




雅紀はディスコスター、だ。




もともと・・・素質があるんだ。




油断したら呑まれそうに妖艶で

自分の魅力を知ってる。




知って・・・魅せつけてくる。




上等じゃねェか・・・



闘志に似た情熱が胸に宿る。




もう一度合わせてきた

黒目がちな瞳に挑むように



熱量を上げた視線で迎え撃つ。




雅紀の指が触れている唇を少し開いて

熱い息を吐き出した。




雅紀は


自分の指ごと


俺の唇に自分の唇を重ねるようにして




・・・ちゅ、




と。




小さくリップ音を立てて

もう一度重ねてきた。




二度目の重なりは

顔を右に傾けてきたから

深さを増していて




柔らかな雅紀の舌が

俺の歯列を㮈沿(なぞ)った。




俺は

そのとろみのある肉の塊を

太くした自分のソレで


迎えて 


吸って 


甘噛みして 



もっとくれよ、って



もっと絡もうぜ、って



その後頭部に手を添えて




「ん、・・・ぁ、」




小さく可愛い声を洩らす雅紀が


愛おしくて


愛おしくて

愛おしくて。




抱き締めて、

キスをして、

この腕の中に閉じ込めて。




あぁダメだ・・・



足りねェ




全っ然、足りねェ。




馬鹿みたいに深いキスを繰り返して




「ね・・・、早く、」




雅紀の言葉に唇の端が上がる。




俺の勝ちだな、雅紀。



今夜の主導権も


握らせてもらうぜ。