【その4】念 系統別②(具・変・強)【念関連2】 | ばんぶーのブログ

【その4】念 系統別②(具・変・強)【念関連2】

↓新バージョン↓

■5:具現化系能力

■6:変化系能力
■7:強化系能力

↓この記事は旧バージョンです↓

ばんぶーのブログ

【その3】念 系統別①(操・放・特)【念関連2】 の続き。

 

<もくじ>

◆具現化系
┣手から離れた具現化物
┣遠隔操作(リモート)⇔自動操作型(オート)
┗無敵の具現化物・ポットクリン
◆変化系
┣オーラの形状変化について
┗オーラ以外の形状変化について
◆強化系

◆具現化系

ばんぶーのブログ

→オーラや肉体を元に物質化ができる系統

 

これまで物質化の元になる材料は「オーラ」だけかと思っていたのだが、
ばんぶーのブログ-31_177
ツボネの大和撫子七変化(ライダーズハイ)によって、オーラの他に「肉体」も材料にできることが示された。

 

「そんなこともできるのか、へぇ~」

なんて思ったものだが、思えばこれは最初の水見式の時点で示されていたのかもしれない。

ばんぶーのブログ-9_173

具現化系は水見式において「水に不純物が出現」する。

しかしながら、従来の「オーラを元に物質化をしている」という理解で順番に追うと、
ばんぶーのブログ

こうなるのだろう。

 

しかし、なんか違わないか、と。

"不純物が出現する"という言葉からも、

ばんぶーのブログ

元々想像していた順番自体、これなのだ。

そして、言われてみればこれは「オーラ」を元に「物質化」しているのではなく、「水」を元に「物質化」しているわけで、正直、ツボネの能力が解説された時の"(自分が)やっちゃった感"は凄まじかった。

 

さて、気を取り直して話を進める。

以上のことから具現化系能力とは「オーラ」や「肉体=物体=物質」を元に「思念を物質化できる」能力と言えよう。

一応それを踏まえた上で定義を訂正するならば

→オーラや物体を元に、思念を物質化できる系統
としておくのが無難だろうか。

 

そして「思念を物質化できる能力」とは言っても、人間の能力の限界を超えるような神懸ったもの―例えば何でも切れる刀など―は創れない

かと言って、多少良質の「実在するもの」を具現したところであまり意味もなければ、具現化物に用いられたオーラはAOPに含まれるため、具現化系は他系統に比べ戦いに関してバランスが悪いと言える。

 

しかしながら、「だから具現化系が弱い」という意味でもなく、具現化物に付加する特殊効果や制約と誓約により、操作系能力と同様に各々が「型にハマれば最強」になりうる。

 

◇手から離れた具現化物

Q:手から離れた具現化物は、離れた瞬間劣化するのか。

A:しない。

 

個人的な解釈では、AOPに内在されるオーラ外在するオーラで明確に分けた。そうしなければ、系統別のパワーバランスが滅茶苦茶になってしまうからである。

 

以前のバージョンではここで扱った箇所だが、【その2】AOP・EOP【念関連1】 を中心に【念関連1】にて扱ったため、そちらを参照。

 

◇具現化率

果たして100立方センチメートルの物質を具現化するには、100立方センチメートルのオーラが必要なのか。

 

わかりやすい例はコルトピだろうか。
ばんぶーのブログ-12_074

ダミーとして、

ばんぶーのブログ

相当数のビル(本人いわく50棟は余裕)を具現化していたが、

もし、このビル群の体積とコルトピのオーラ(AOP)の体積が等しいならば凄まじいことになる。

 

しかし、旅団内での腕相撲ランキングは、

ばんぶーのブログ

このようになるらしい。

 

腕相撲の強い・弱いの要素を分けるなら―

肉体の強さ(BP)オーラ量(AP=AOP)強化系の威力・精度(SP)

―の3点だろう。

 

すると、
ばんぶーのブログ

明らかになっているor想像される念系統と概ね一致し、コルトピのオーラ量が凄まじいことは読みとれない。

ただ、この「腕相撲」の件だけで考えてしまうと「コルトピがこうゆうことに興味がなかった」という逃げ道が残ってしまうのかな。

 

高校生の頃に少しかじったくらいの知識なので相当に怪しいように思われるが、印象は「E=mc^2」が近いのかも。

正確に採ると全然違うんだろうけど、その中の「質量とエネルギーの等価性」の印象流用するとそれっぽくなるのかな。

 

オーラとは即ち生命"エネルギー"なわけで、それを用いて思念を具現(エネルギーを変換?)してることを考えれば、高エネルギーは高質量を、低エネルギーは低質量を生成(具現)するように思われる。

 

それを頭の隅に置くと、『練』でオーラの質を高めていれば量が少なくとも大きな物は創り得る。

 

また具現系能力の『習得度』を考えれば、LV.1の能力とLV.10の能力で、1オーラあたりの具現化率が上昇してもおかしくはないかもしれない。

さらには、習得度と同程度で増減する『威力・精度』で見れば、具現化系能力者が100オーラで「100こっちん」作れるとすると、強化系能力者が「100こっちん」作るにはおよそ167オーラ必要になろう。

また、『制約と誓約』でリスクを背負ったり、利点を捨てたりすれば、その分効果は高まる。

 

よって、100立方センチメートルの物質を具現化するには、100立方センチメートルのオーラが必要になるとは限らず、具現化率は能力者や能力の性質によって大きく変化するものと採る。

 

◇遠隔操作型(リモート)⇔自動型(オート)

ばんぶーのブログ

レイザー戦にて示された具現化物の遠隔操作型(リモート)自動操作型(オート)の違い。
能力者が気絶すると消えてしまうのが遠隔操作型(リモート)で、能力者が気絶しても消えないのが自動操作型(オート)のようだ。

 

デスクトップPCとノートPCの違いを使って例えるなら、

電源(能力者)デスクトップPC(具現化物)

電源(能力者)ノートPC(具現化物)

 

デスクトップPCは、停電(=電源元異常)が起きれば一緒に落ちるが、

ノートPCは、停電(=電源元異常)が起きても内蔵の電池(充電)が残っている限り落ちない。

 

さらにこれを念に当てはめると、

遠隔操作型(リモート)AOP内在・分散型具現

自動型(オート)AOP外在型(EOP型)具現化→放出
ということだろう。

 

リモート型という言葉の通り、能力者の自由意思に基づいた指示が出せるため融通が利くが、

オート型は、内在されたプログラム(操作)によって動くため、融通が利かず、

 

リモート型はオーラの回収が可能だが、オート型はオーラの回収ができない(掛け捨て)といったところか。

ただ制約と誓約だったり応用により、「AOP内在型オート」だったり、「EOP型リモート」なんていう混合型もあろう。

 

◎無敵の具現物・ポットクリン

「無敵」のポットクリンは、神懸った具現物作れないのではないのか

→操作系能力「ルール2」に反しない範囲での「ルール1」の類推適用。
ばんぶーのブログ

『無害ゆえに無敵』

 

作中では非常に端的に説明されたが、操作系ルール2に反しない範囲でのルール1で説明できそうだ。


現実世界でもキャッシングにおいて、相手方に書面を交付しなければならない法律(貸金業法17条)が存在するが、ナックルは「相手に貸金(貸しオーラ)利息を通知する事」をルールに組み込んでいる。

 

「相手に通知する機能」は相手に害をもたらすものではなくそれどころか、自らの能力の内容と攻略の糸口を与える事になり、相手のメリットになりうる。

そして、相手へのメリットは能力者にとってのデメリットになり、制約と誓約として能力の底上げになりうる。


すなわち、制約と誓約による能力の底上げを目的としながら通知機能を果たすポットクリンが壊れてしまった場合制約と誓約になりえない=無敵の具現化物である事、それ自体が制約と誓約なのだろう

 

◇無敵の具現物ポットクリンについて・簡易まとめ

ルール2:絶対的ルールは創れない

に反しない範囲での、

ルール1:他人の創ったルールには干渉できない("除念"を除く)

であるから、無敵の具現化物・ポットクリンは成立する。

 

余談だが―

上記の理論で行けば、スポーツ等に用いる"道具"には無敵性を付与できよう。

 

サッカー、野球、テニス、バレーボール、ドッヂボール、なんでも構わないが、強化系能力者を代表として力の強い者が絡む度に道具が壊れてしまっては、そもそもスポーツ自体が成り立たない。

しかし、テニスならテニスで「ラケット」やら「ボール」やらを前提にしたルールがあるのだから、スポーツをやるにあたって大前提となる道具を具現化した場合には、無敵性を付与できよう。

 

しかしながら、スポーツ自体に―競技によってその確率は全く違うのだろうが―怪我のリスクや低確率での「死」が付きまとっているわけで、「無害」とは言えないのではなかろうか。

 

そこで、少し視点を変えて見る。

具現化物の「無敵性」と「無害性」は関係がないのではなかろうか。

ポットクリンの例では言えば、無害だから無敵なのではなく、壊れないこと(壊れないで相手に通知をし続けること)がルールだから成立したに過ぎない(操作系ルール2に反しない範囲でのルール1)。

 

むしろ、恐らく「有害」な「無敵の具現物」は可能なのではないだろうか。

ゲームでよくいる「無敵のモンスター」や「無敵の障害物」だ。

ただ、そいつを倒さないと絶対に先に進めないだとか、性質上その障害物を避けて通ること自体ができないならば、操作系ルール1に反して成立しえない、というだけの話である。

 

話は戻るが、例えば、

「マイクタイソン(全盛期)と1Rやるなら参加賞でも100万ドル、買ったら1000万ドルあげる」

と言われた場合、「怪我するかも」、「死ぬかも」なんてことは言われなくともわかるわけで、「怪我」や「死」は潜在的なルールとして内包されているとすることもできるのかもしれない。

 

まぁ、無敵の道具(死ぬかもしれない)も、操作系能力のルール2に反しないルール1で考えるのが楽かも。

 

◆変化系

ばんぶーのブログ

→オーラの形状・性質を変化させることができる系統

 

というが従来の定義。また水見式から考えてみる。

変化系の結果は「水の味が変わる」だ。

 

具現化系と同じように、「オーラ」だけにではなく「物質」にもその力が作用しているのがわかる。

さて、それでは「水の味」とはなんぞや。

天然ミネラル水ならば、鉱物分やら微生物が溶け込んでいるらしいので―東京の水道水もおいしく頂ける"幸せ者"な私にはわからないが―原理的にはそれの味なのだろう。

では、その「味が変わる」とは何ぞや。

鉱物分や微生物の成分を変えているのだろうか。まぁ、なくはないのかもしれない。

 

ここで少し"変化系"から頭を離してみるが、「水」を甘くする時どうするか。 まぁ、身近な「砂糖」とかを入れてみますわな。

 

そして、ひょっとすると変化系の本質はこの「性質の付加」なのではなかろうか。

例えば、ヒソカの「伸縮自在の愛(バンジーガム)で見ると―

「オーラの性質をゴムとガムに変えている」のではなく、「オーラにゴムの"伸びる"性質とガムの"粘着する"性質を加えている」

―ということで、オーラに性質を"加えている"だけだからオーラの元々の性質は残っていて非能力者には見えないことにもしっくり来る。

 

すると、もしかすると変化系能力者はONE PIECEの超人(パラミシア)系みたいなことができるのかもしれないね。

ヒソカ「ゴムガムのぉ~銃(ピストル)! どん!!!」

なんてやったら笑ってしまうけど。

 

戯言はさておき、もう1つ反省も込めて検討をしたい。オーラの「形状変化」だ。

本誌感想時と同じく、

ばんぶーのブログ

No.325にて披露されたレオリオの能力からみていきたい。

 

性格、ゴン・キルア・クラピカとのバランス、能力自体の様相からみるに、レオリオの主系統は「放出系」で問題ないだろう。

ワープ先もしくは標的指定から、操作系も入っているだろう。

問題はこれだ。

ばんぶーのブログ

オーラが拳の形をしているのだ。

ばんぶーのブログ

こうだったら「放・操」でよかったのかもしれないが、

オーラの形状変化が入っているので、「空間ロケットパンチ(仮)」は「放・変・操」の能力ということなのだろうか。

 

―みたいなことを本誌感想時にやり、あれこれ言っていたのだが、やはり「オーラの形状変化」は「変化系に属する能力」で良いと思われる。

本誌感想時に「放・変・操」だと好ましくないと思っていた理由は「威力・精度」が原因だった。

 

仮にレオリオが1000オーラを用いたとすると―

「1000オーラ×1.0(放出)×0.8(操作)×0.6(変化)=480」

―こんな計算式を浮かべていたのだ。

 

が、これがそもそもの間違いなのだろう。

今回の更新の「威力・精度」の箇所でも触れたが、その2つは同列で何に着目するかによってその言葉自体も変わりうる。

そして、そもそも「形状変化」はどんな下方修正が入り得るのか。
例えば、強化系能力者が1000オーラを刃状に「形状変化」するとそれだけで800オーラに減ってしまうようなことが起きるのか。どうも如何にも怪しい。

 

もちろん、それが「性質変化」ならばそうなりそうなのもわかる。

どんなに優れた「刃」像を思い浮かべても、その性質をオーラに「付加」する精度が最大で80%だから、斬れ味(威力)も80%=800オーラ分しか出ない、ということだろう。

 

そうすると形状変化は、単に「精度」なのではなかろうか。

ばんぶーのブログ-15_113

まず、「0~9」までの数字を5秒以内に作れるようになることが最終目標、というように下方修正が入る要素として「変形速度」が浮かぶのだが、これは念の基本要素である「オーラの動きのスムーズさ」とも思えるため除外。

 

それならば、一番単純に「造形精度」なのではなかろうか。

形状変化をするために、数字の形状(PCで言うところのフォント)を思い浮かべるのだろうがその思念を80%でしか再現できないからディティール(細部)が甘い、といった感じだろうか。

 

では、さいきほどの計算式は―

「1000オーラ×1.0(放出)×0.8(操作)×0.6(変化)=800」

―となるのかと言えば、恐らくこれも違う。

1000オーラの内、念弾(?)に何割、操作プログラムに何割と予め分けることもできてしまうかもしれないからだ。

 

そして今回、改めて形状変化を完全に変化系能力として、昔のバージョンに戻したのは―、
ばんぶーのブログ-15_113+135

ビスケが、系統別の修行の中で、ゴンの「形状変化」と「EOP化(?)」を見比べ、
ばんぶーのブログ-15_136

ゴンが"放出系よりの強化系能力者"と判断していることへの有効な反論が見いだせなかったためでした。

 

以上のことから、改めて定義を見直すと、

→オーラや物体を形状・性質変化(付加)できる系統

といった感じだろうか。

 

◆強化系

ばんぶーのブログ

→ものの持つ働きや、力を強くすることができる系統

 

攻め・守り・癒しを一番効率よく補強できるため、戦闘において最もバランスが良いとされる。

 

水見式において示された「水の量が変わる」という強化系オーラの性質から、「増える」という正強化の他に「減る」という負強化が想像できるが、作中では圧倒的に正強化の描写が圧倒的に多い(負強化は梟のファンファンクロスなど)

確かに強化系能力者の性格だとか、負強化(相手にもたらす場合は+操作系能力)のコスパを考えれば、自分を正強化してぶん殴った方がよいのと考えるのも当然かもしれない。

 

そして、ゴンの能力やビスケの能力から―、

幽遊白書の玄海師範が
ばんぶーのブログ

その力を最大限に使うとき、細胞が活性化し肉体がピーク時の年齢に戻したように

―細胞の±強化もできるようだ。

 

ただ、若返ったら必ず正強化というわけでもなく、能力の「意図」や「対象」によっては正強化は負強化になりえ、その逆も然りだ。

また、「出す」と「出さない」が同時にできるように、正強化負強化を共存させることで効果が向上させることもできるのかもしれない。


 

【念関連2】以上。

続いて今回を更新を用いて、明確な結論を出さずに終わった【念関連1】を補完する。

【その5】SOCその2【念関連1】 へ。