楽しい時間が過ごせるために、何をやっていますか? | ビジネスようちえんブログ

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ビジネスの基礎をたのしく学ぶ有料オンラインサロン【ビジネスようちえん】の園長 ■園児は主にひとりビジネスや個人店などスモールビジネスをされている方 ■著書【繁盛店なんか、誰でもつくれる】がAmazon11冠 ■本業は集客コンサルタント(今年で25年目)

こんにちは。


佐々木です。



私がクライアントさんに自店の特徴についてお聞きした時、以外とよく言われるのが
「たくさんおしゃべりをしながらゆっくり食事ができる店です」

「家族やカップルでもリラックスして食事を楽しめる店です」
「アットホームな雰囲気で、周りを気にせず会話ができる店です」

など、抽象的な表現が多いんですね。


これが、お客様の声やレビューなどでそういった声が多いというならともかく
苦戦している店の人間が言うのはおかしいんです。


そもそも
「アットホームな雰囲気で」とか「リラックスして」や
「たくさんおしゃべりをしながらゆっくり食事ができる店」

って、具体的にどんな店なの?


「周りを気にせず会話ができる」って、それって個室のお店なの?
個室もないのに、「周りを気にせず会話ができる」ってどういうこと?


。。。飲食店を利用して、
「あのお店、なかなか良かったよね」
「いいお店見つけたね」
「また行こうね」
と言われるお店というのは、


“あのお店に行ったら話が弾んで盛り上がった”
“時間を忘れるぐらい楽しい時が過ごせた”

――こういう場合です。


どんなにその店がオシャレだろうが、景色が良かろうが、
そこで話が弾まなかったり、時間を忘れて話し込むところまで行かなかったりなど、盛り上がりがイマイチだったら、お店を出た後、帰り道で
「なかなかいい店だったね」

「雰囲気良かったね」
とはならないんです。


どんなに料理が良かったとしても、
そこがイマイチだと、
「なんかイマイチだったね」

となってしまうんです。


良くて、
「味はまあまあ良かったんだけど、ただそれだけで、これといって残るモノはなかったね」

です。


。。。ということは、あなたのお店は、
「たくさんおしゃべりをしながらゆっくり食事ができる」ために、
具体的にどんな取り組みや工夫をしているのですか?


個室がないなら、パーテーションなどで仕切ったりなど、
何らかの工夫をしてはじめて「二人きりの空間」ができ、
だから「周りを気にせず会話ができる」んです、と言うならまだ納得できます。


また、
話が弾んで盛り上がるために、店の取り組みとしてどんな配慮をしているのか?


その回答を聞いた見込み客が
「あぁなるほど、だったら確かに話が弾んで盛り上がりそうですね」
「あぁそういったことをこのお店は
“たくさんおしゃべりをしながらゆっくり食事ができる店”だと言っているのね」
と納得してもらえるのか?


これが、「具体的に考える」ということなんです。
一度、自店のお客様が楽しく時間が過ごせるための、自店なりの具体的な工夫・取り組みを考えてみて下さい。


あくまでも“お客様目線で”ですよ。
自分目線の工夫や取り組みをしても、お客様に刺さらなければ意味がありませんからね。



それでは今回はここまで。



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