あるIFAから来たメールマガジン | Mr.Gの気まぐれ投資コラム

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50代グダグダちょい悪おやじMr.Gの趣味と海外投資に関するコラムです。
香港を拠点に活動する個人投資家であり、自称「投資戦略予報士」Mr.Gがお伝えする海外投資の生情報。
ねだるな勝ち取れ、さすれば与えられん!

最近、自分の利用しているIFAから以下のようなメールマガジンを受け取った。


1ドル=120円を超える円安になり、フレンズプロビデントやロイヤルロンドン(RL360°)などの積立プランの支払いを減額や停止しようとする心の弱いひとが多いのだろうということが推測される。


これから先、為替がどのように動いてどれくらい円安が進むのかはわからないが、1ドル=140円くらいまでは行ってもおかしくないとは個人的に思う。


もちろん、為替なので予期できない投機的な要因も含めて、あがったり下がったりしながら、落ち着くところに落ち着いていくのだろう。


過去3年くらいの間にこのような海外の積立を日本のクレジットカード払いでやっていたひとは、今は為替で20%以上得をしていることになる。


もしこの先、さらに円安になるのであれば、そのまま継続していた方が得になるわけだが、多くのひとはおそらく目の前にあるカードの請求書を見て今までは10万円しか落ちていなかったものが今では12万円以上も落ち始めていることの経済的プレッシャーと、ドル建てで見るとたいして運用では増えていなかったりする現実を言い訳に、「これは止めた方がいいかも?」と自分に都合のよい判断を下そうとしているに違いない。


私自身、個人的には他人がどうなろうと知ったことではないが、多くのIFAにとっても、顧客が積立を止めてしまうが、減額しようが、解約しようが、初期ユニットさえ過ぎていれば手数料の戻入はないのでどうでもよいことだ。


もちろんポートフォリオ管理手数料など継続に関わるフィーが取れなくなるのは健全ではないが、その世話のめんどくささと比較すると僅かなものなので、彼らの習慣は常に古い客を切り捨てて新しい客を取り込もうとすることに金と手間をかけようとする。


そのなかで、継続を真摯に訴えかけるこのIFAの姿勢は良心的だといわざるを得ない。


一括の投資ではよくある話しだが、過去に紹介したある案件が破綻したり、運用がよくなかった場合、損失補てんのために別の商品に買い換えさせて新たに手数料を稼ぐというのも金融業界では常套手段であり、積立であっても、それを解約や停止させて、別の商品を新たに契約させるということは普通にある。


日本の生命保険でも同じように、知らない間に商品の切り替えと謳って、買い換えをさせられていたりする。


証券会社が提供するラップ口座でも、frequent tradingといって頻繁に株の売り買いをすることで手数料を稼ごうとするのも一般的だ。


そう考えると、このIFAのメルマガは親切すぎる。


親切すぎて心配になるくらいだ。


以下、そのIFAのメルマガから原文を抜粋しておきたいと思う。


【積立】最近の円安による影響について

ここ一か月ほどで円ドルの為替は大きく円安に動きました。
積立をクレジットカードで行われている投資家の皆様におかれましては、円ベースでの支払金額が大きくなって負担に感じている方もいらっしゃるかと思います。

その結果、サポートセンターにおきましても積立金額の減額、停止に関するお問い合わせを多く受けております。

ここで一度円安そしてそれに伴う減額、停止の是非について言及しておきたいと思います。

確かに投資家の円ベースでの負担は大きくなっております。
目先の支出のみを考えた場合、円安のせいで日々の積立が大変になっていると考える方が大半だと思いますが、よく思い返してみてください。
円安によりこれまでに支払った積立分は大きな利益をもたらされているはずです。
それこそ1ドル80円の時に積み立てたものは為替だけで35%超の含み益をもたらしています。

今後、さらに円安が進めばその含み益はさらに増加していくことになります。

これをしっかりと念頭において今のタイミングで減額、休止をするのがどのような結果をもたらすかを考えてみてください。

仮に来年1ドル130円まで円安が進むと仮定した場合、今減額、休止をした方と根気よく積立を続けた方では得られる為替益が大きく違ってくることに気づくでしょう。

もちろん円安と予想した場合の話ですが、現状から推測した場合、来年が円高、円安どちらに動くか、その可能性を比較した場合円高と予想する方は少ないのではないでしょうか?

利益を上げる絶好の機会が目の前に転がっているのにみすみすそれを見逃すなんてことをやる必要性はないですよね。

もちろん日々の生活のバランスシートとも相談していただく必要はありますが、可能な限り利益を得る機会を活用していただくために極力、積立金額の変更をしないよう強くおすすめいたします。

またすでに円高の時期に海外口座にて外貨を備蓄されていた方は、積立金額を減額するくらいであれば外貨口座からの支払いへ変更することもお考えいただいてもいいかもしれません。

ご相談等ございましたらご遠慮なく東京、大阪のサポートセンターまたはsupport_jpn@grandtag.com までご連絡ください。