Mr.Gの気まぐれ投資コラム

50代グダグダちょい悪おやじMr.Gの趣味と海外投資に関するコラムです。
香港を拠点に活動する個人投資家であり、自称「投資戦略予報士」Mr.Gがお伝えする海外投資の生情報。
ねだるな勝ち取れ、さすれば与えられん!


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目指せ!2018年グッドスタートブロガー

 

さてさて、年が明けてあっという間に10日が過ぎ、月末までみっちり予定が入ってしまいバタバタしているが、今年の目標とやらをまとめておこう思う。

 

Mr.Gにとって今年最大の目標は、「人生の整理」という厄介な課題だ。

 

観念的な表現をすれば、自分の人生にとって「幸せとは何か?」について落ち着いて論理的に考え直す時期が来たと感じている。

 

橘玲さんが、『幸福の資本論』で書いている「金融資産」、「人的資本」、「社会資本」という幸せを構成するポートフォリオを見直すという事になるだろう。

 

過去10年を振り返ってみると、とにかく物事の整理がつかないまま闇雲に走り続けてきたように思う。

 

やるべき事はほぼ無限にあるかのように思え、それをこなさなければならないという義務感もあり、少ないながらも関わってくれた仲間達を守りたかったし、新しいことにチャレンジし続けて攻めの姿勢を失いたくないというプレッシャーもあった。

 

しかし、残念ながら自分はすでに夢を語る年齢では無くなってしまった。

 

サラリーマンを捨てた時点で、自分の人生は一般的な肩書きや名声とはそもそも縁のない人生に足を踏み入れていた事は明白だし、それを今更求めるつもりもない。

 

もし、タイムスリップして過去に戻れたとしても、もはや大企業の重役といった島耕作的世界に魅力を感じることはないし、誰もが認める肩書きや名声を手にしたところでそれによって自分は満たされないということもわかっている。

 

この世は人間が想像できないほど既にボーダレス化やグローバル化が進んでおり、個人の価値観や嗜好性は分類できないほどに多様化しているのが現実だ。

 

つまり20年前に得られた幸福は、今はもう同じ形では存在しない。

 

20年後の世界で、人々が感じる幸福も今では想像もつかないものになるだろう。

 

今年は、「金融資産」というものに関しては、仮想通貨の台頭によって、国家が価値を担保してきた一般の円やドルといった通貨の価値そのものが根本的に変わっていく年になるかもしれない。

 

ひとの幸せがお金で計れないように、もともとは紙切れに過ぎない通貨の価値も通貨では計れないものになっていくのかもしれない。

 

そうなると、今まで通貨で計れた現物の価値も流動的にならざるを得ないので、金や不動産のようなものを所有していてもそれが安心だとは限らなくなる。

 

通貨というものの価値が不透明な時代になるとすれば、そもそも何でもかんでも特定の通貨で価値を計るという習慣そのものから解脱しなければならない。

 

仮想通貨的な考え方をすれば、仮に幸福の度合いに連動するパピネスコインなどというものがあって、自分にとって1ハピネスが一般通貨ではいくらなのかはそもそも計れないが、幸福度=ハピネスコインというような仕組みがあれば、他人の幸福を増幅させる行為がマイニングになり、その報酬としてハピネスコインが支払われってのはどうだろうか?

 

2000年公開の映画『ペイフォワード 可能の王国』というのを思い出す。

この映画は、善意というものをネットワークビジネス的に繋いでいくアイデアを少年が進めていくなかで世界を変えていくという感動的な映画だったと思うが、善意も同様にお金では計れない心の中で評価されるものであるところから、ハピネスコインのことを考えていてふと思いだした。

機会があればもう一度みてみたいと思う。

 

人生の棚卸しという観点では、この存在しないハピネスコインをいったいどれくらい貯めることができたのか?ということを考えないわけにはいかない。

 

特に、「社会資本」=「人的な繋がり」は老後における重要なファクターだと感じるが、それこそがハピネスコインのようなものでしか価値が計れないものかもしれない。

 

今年の目標である「人生の整理」においては、特にこの人的な繋がりにフォーカスしなければならない。

 

今後の人生に於いて如何に自分が幸せだと感じられるか?は、自分が一緒にいて幸せだと感じるひととの繋がりと深い関係があることは否めない。

 

これが本来持ちうるべき社会資本であり、金銭や打算で繋がっている人間関係の社会資本の価値はハピネスコイン的には価値が低いと考えなければならない。

 

具体的には、自分の今までの人生経験によって手に入れた「人的資本」とそれによって構築された「金融資産」をハピネスコインに変換して、本物の「社会資本」を再構築するという作業が必要になるのだろう。

 

人生における価値観の再構築、一緒にいるべき仲間を精査し、その関係をより深めることによってこれからの自分や仲間の幸せを目指す新たなスタートポイント作りが今年2018年の課題だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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既に発行済みのMaster Cardもユーロ圏以外の方は明日から使用できなくなるようです。

新規も発行されず、発行済みのカードも使用できなくなると、残高の引き出しはできなくなりますが、送金などの手段で返金を検討しているようです。

誠に残念なお知らせです。

 

Dear Business Partner,

We, WaveCrest, are the issuer of the  Mastercard Prepaid card’s, for which you have enrolled your cardholders. Mastercard have today informed us that despite our best efforts, all cards issued outside of the SEPA region (https://mychoicecorporate.com/sepa/) must be closed at 23.59 GMT tomorrow.

How will this affect you?

Your Cardholders WaveCrest-issued Mastercard Prepaid Cards will no longer function.  However, all funds stored on the card continue to be 100% safe as WaveCrest safeguards 100% of its cardholders funds.

How can your cardholders access their funds?

Whilst your cardholders cannot spend or withdraw their funds from the card, WaveCrest can and will return them to the Cardholder’s bank account.  We will be in touch over the coming days to advise you as to how we will process this payment.

We thank you for your cooperation.

 

Yours sincerely,

WaveCrest

 


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昨日成人式を迎えられた新成人の皆さん、おめでとうございます!

 

年末年始にボーっとする時間があり、今までの自分の人生を振り返りつつ、この先の自分の将来(老後)のことに色々と思いを巡らしていたのだが、その中でわかった事について、参考になるかどうかわからないが20代30代の方々にお伝えしたいと思う。

 

私は今でもそれほどの成功者ではないが、40歳で脱サラをして、50歳にしてようやく経済的な自由を手に入れるに至った。

 

40歳での脱サラは、一般的には自殺に等しいハイリスクで成功率の低い行為だったと思うが、それは結果から言えば自分にとってはちょうど良いタイミングだったかもしれない。

 

人生においては、最悪のカードと思える出来事が、後になって最強の幸運なカードになることがあると知っておいて欲しい。

 

若いときに手にする幸運は、往々にして将来自分の足を引っ張ることになる。

 

なので、同世代のひとで何かで大成功を収めている人たちを羨ましく思うことはない。

 

その時に、自分が与えられた状況で、自分のベストを尽くす以外のことを無理に求める必要は無い。

 

ひとの人生は、記憶の集積であり、幸せで楽しかった事や、情熱を傾けて仲間と本気で切磋琢磨しあったアツイ思い出など、時には辛く悲しいことがあっても、自分が生きた証として心の中にしっかり残る暖かい記憶の断片を、どれだけ沢山詰め込めるかで人生の密度はずいぶん変わって来る。

 

はっきりとしていることは、私であれ、あなたであれ、誰もが明日の自分の身に何が起こるかを予測はできないということだ。

 

成功というものは、結果に過ぎず、成功や名誉や地位というものが最終的に与えられても、それが幸せとは限らないのが人生の皮肉なところだ。

 

1998年に公開された「大いなる遺産(Great Expectation)」という映画を是非観てみて欲しい。

原作はイギリスの文豪ディケンズの1860年という昔に発表された小説だが、今やアイアンマンの秘書役で有名なグウィネス・パルトローの当時の美しさを知るだけでも価値のある作品だ。

 

今からちょうど20年前に公開された映画だが、当時33歳の私はこの映画に深い感銘を受けたものの、その意味するところは十分に理解できなかった。

 

ただ、この映画には人生というものの不条理さが、見事なまでに集約されており、特に若い人に知っておいて欲しい作品だ。

 

若いときというのは往々にしてどん欲だ。

 

欲望を実現するには膨大なエネルギーが必要だし、若いときにはそのエネルギーが満ちあふれているので、往々にして欲望に振り回されてその貴重なエネルギーを無駄使いして疲れてしまう。

 

結局、この世の物事は、「求めなければ与えられない」という性質と「強く求めるほどそれから遠ざかる」という矛盾した性質で成り立っている。

 

若い人たちが、早々に成功を手にして欲望を満たしてしまうことは、神の視点からすればものすごく面白くない勿体ないことなのかもしれない。

 

ひとによって成功の基準は当然異なり、何を持って栄光を手に入れたと自分が満足するのかも人それぞれだろう。

 

仮に、「ビジネスで成功して巨額の富を手にする」ということをひとつの成功事例とするなら、それを20代や30代で実現してしまっては、残りの人生があまりにも退屈でつまらないものになってしまうのではないだろうか?

 

成功はそれがどんなものであれ、それを手にするまでの過程がもっとも人生の中でエキサイティングなドラマであり、何が自分を成功に導いてくれるのか?そもそも何が自分にとって成功なのか?全くわからないのが人生のゲームの面白さであり、最後まで誰が勝者なのかわからない。

 

成功欲求のない人に成功はきっと無いだろうが、それが自分がその時に求めるような形で上手く実現しないことにいらだつ必要はない。

 

成功のカードは、与えられるものであり、無理に掴みに行くとババを引くことになる。

 

重要なのは、そのいつ回ってくるかわからない成功のカードが自分の前に来るまでの間、それが10年先だろうが30年先だろうが、今あなた方が持っているアツイ情熱や感性をそのときまで持ち続けることだ。

 

これは、ことのほか難しい。

 

殆どの人は、何十年もそのカードが回ってこなければ、燃え尽きてしまうだろう。

 

燃え尽きない強い心を若いうちに作るためには、心を砕かれる必要がある。

 

いろんな意味で、求めるものが手に入らないジレンマは、若い人の心を何度も砕く。

 

求める力が強いほど、満たされないほど、砕かれるだろう。

 

それに耐えて何度も砕かれて再生された心は強い。

 

そしてあなたが生きている間、いつ手にするかわからない栄光を待ち続けることだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

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昨年末にきた残念なお知らせがある。

 

ITA(インベスターズトラスト)の商品に投資をしているひとが、別途申請すると発行されるはずであったジブラルタルの金融決済会社「Waive Crest社」の「MyChoice Master Debit Card」が、2017年12月22日以降、欧州圏居住者以外には発行されなくなった・・・ということだ。

つまり日本居住者には、My Choice Professional Debit Cardは発行されないという事のようだ。

 

私はもともとも、ITAのFlex Planと連動した「My Choice VISA Debit Card」を保有していたのだが、それも自動的に切りかわると聞いていたもののまだ受領していない。

 

昨年の12月22日付けなので、まだ日本人は殆ど新規の申請もできていないし、My Chice Visa Debitからの切り替えも100%完了していないはずだ。

 

以前のMy Chice VisaからMy Choice Masterへの切り替えケースについては、どうなるかまだはっきりしない。

 

少なくとも、My Choice Professonalのアカウントは作成され、そこに資金は移動されるが、新しくMy Choice Masterデビットカードが発行されるかどうかはわからない。

 

困ったことだ・・・。

 

今はやりの仮想通貨取引を、海外の仮想通貨取引所で行い、儲かった資金をこのMy Choice Professionalアカウントで受け取り、My Choice Master Debitカードで引き出しをするというようなアイデアで日本での総合課税を回避しようと企んでいた頭の良いひとも居たようだが、残念ながら夢と消えた。

 

 

 

 

 

 


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2017年も残すところあと1日となったが、今年最後の記事で、私が23歳でこのホンダのプレリュード1800XXに乗ってから30年間、今までの人生で乗り継いできて、子供の頃から憧れだった空冷ポルシェオーナーになるまで世話になった過去のクルマ遍歴を紹介したいと思う。

皆さん良いお年を〜!
 
※過去の写真がないため、掲載の過去の愛車写真は所有していた現物のものではない。
 
ちなみに、現在に至るまで私は新車というものを購入したことはない。
たぶん今後もディーラーで新車を買う経験はせずに旧車命で一生を終えるだろう。
 
1)1987~1990年 ホンダプレリュード1800XX(1986)
赤 5MT ガラスサンルーフ
 
大学を卒業して就職し、最初に購入したのがこの伝説的なホンダの名車プレリュードだ。
2年落ちのクルマで9000kmしか走っていないものを親から金を借りて180万円くらいで買った。
 
それまではカワサキZ400GPというバイクと共にバンカラな大学時代を過ごしてきたが、このスタイリッシュで当時の時流に乗ったホンダらしい作りのクルマのお陰で、バブル期真っ盛りの1980年代後半に20代前半だった私は4輪の快適さとすばらしさを十分味わせてもらうことができた。
 
当時はどこへ行くにも、何をするにも、クルマ、クルマで、クルマがなければ女の子からも相手にされない時代だったが、このホンダ・プレリュード1800XXのお陰で、バイクの不便さから解放され、クルマという乗り物の便利さと快適さというものを堪能した。
 
ちなみに今から34年前の1983年から1990年にかけて青春を共に謳歌した空冷のカワサキZ400GPという無骨なマシンは、今も夢に出てくるほど忘れることのできない最高のパートナーだった。
FXと同様、所有中に3回も盗まれるほどヤンキーに人気の車種だったが、根性で全て見つけ出した。
 
プレリュードというクルマは、当時ソアラ、カリーナEDと並んで流行だった「スペシャリティー・カー」の部類に属し、デートに最適な数々のエロいスペックゆえ、デートカーとも呼ばれた。
スタイリッシュなカッコと内装だけで、性能は125馬力と大したことないが、フロントにダブルウィッシュボーンサス搭載で速度反応型パワーステアリングのハンドリングはなかなか軽快だったが、フロントヘビーな重心バランスの関係かアンダーが出やすかったように思う。
 
2)1990~1991年 MAZDA 323 ブルー AT
 
 
カリフォルニア赴任直後に取り敢えず足が必要とのことで前任者から譲り受けたクルマ。
My first car in California・・・
特筆すべき思い出も印象もないが、日常の足として不自由はなかった。
カリフォルニアのドライバーズライセンスを取得したときの記念すべきクルマでもある。
ただ、アメリカのフリーウェイを走るクルマとしてはパワーも足回りも頼りない感じは否めない。
これを譲ってくれた前任者SMD氏がbumblebee(バンブルビー)というあだ名だったため、現地人からバンブルビーカーと呼ばれていた。
まさか、あれから20年以上の年月を経て、映画「トランスフォーマー」でロボットに変形するバンブルビーが出現するとは夢にも思わなかった。
色もこの写真と同じようなブルーで、歴代の愛車の中では「最も走らないクルマ」だった。
 
日本ではファミリアで親しまれたクルマだが、英語的にファミリアはクルマのネーミングとして相応しくなかったためか、米国ではMAZDA323と呼ばれた。
 
 
3)1991~1993年 フォルクスワーゲンカブリオレ(1990) 赤/白幌白内装オートマ
 
 
これもカリフォルニア赴任時代に先輩からUS1万ドルほどで譲り受けたもの。
まさしくこの写真と同じ、赤と白幌、白内装の素敵なクルマだった。
正直馬力は100hpもなく物足りなかったが、カルマンのボディーは剛性も高く、足回りもしっかりいていてフリーウェイでの高速走行は安定していた。
カリフォルニア赴任時代には、LAからサンフランシスコ、ヨセミテ、ベガスなど色々なところを共に旅した信頼性の高いクルマだった。
特に大きな故障もなく、帰任時にもすぐに買い主が見つかった。
程度の良いものがあれば今でも手に入れて側に置いておきたいと思えるラブリーなクルマだ。
 
 
3)1991~1993 ポルシェ928(1979) 黒メタリック/茶内装 5MT
 
 
上記のVWカブリオレと並行してカリフォルニア赴任中に保有した思い出深いクルマ。
マイ・ファースト・ポルシェだったが、自分の中では空冷の911だけがポルシェだったので、カウントされていない。
レーシングパターンの5MTであったところがなかなか渋く、この時点で人生の中で初めての、最も排気量が大きく馬力のあるスポーツカーだった。
色々なトラブルに見舞われたが、中でもロスからサンフランシスコへの旅行中にギルロイというニンニクの産地で有名な場所で前輪のハブベアリングが焼き付いてバラバラになったため走行不能になったり、ヘッドライトのリトラクタブルジョイントが外れてラジエーターにガシガシ当たってラジエータに穴が空いたりとか、トラブルネタの宝庫だったが、真っ直ぐなアメリカのフリーウェイをつっばしるには最適な最高のV8らしいふけ上がり感とトルクを持つクルマだった。
今思い返せば、このクルマとの出会いが、その後のポルシェライフを決定づけたと言っても良いかも知れない。
色々と問題の多いクルマだったが、今まで乗っていたクルマとは一線を画するフィーリングが、もうポルシェにしか乗りたくないと思わせるのに十分な一体感とドライビングの快感を与えてくれた。
いつかは絶対に911に乗ると私が心に誓ったのは、このポルシェとしては当時戦略の失敗とされ、不人気だった928との出会いによるとすれば皮肉なものだ。
 
 
4)1993~1995年 BMW 525i (1991)E34 ダイヤモンドブラック 5MT
 
ドイツのデュッセルドルフに赴任し、BMWディーラーで当時30,000マルク(180万円程度)で購入した中古の91年式525i。
5シリーズなのにマニュアルミッション、このグレードなのに何故かエアコンの装備なし、パワーウインドウなしという驚きのスペック。
ドイツでエアコンが必要なほど暑いのは1ヵ月くらいなので実際にはエアコンは要らなかったが…。
この高速クルーザーは、頻繁にドイツとオランダを往復しなければならなかった当時、アウトバーンで大活躍してくれたが、時々ふらふらと追い越し車線に出てくる黄色いオランダナンバーのクルマ(さまよえるオランダ人)に何度か殺されかけた。
ドイツとオランダも頻繁に往復したが、スイスやベルリン、チェコのプラハにもこのクルマで旅をした。
BMWというメーカーの車作りのすばらしさを思い知らせてくれる、モーターのように回る素晴らしいエンジンと、高速での安定性、ステアリング性能、ブレーキ、どれをとっても不満の無いクルマであった。
自分の中でアウトバーンで出した最高速記録は、このクルマによるもので、おそらく260キロくらいだったと思うが、それは未だに越えられていない。
 
4)1994~1995年 BMW 323i E30 (1984) メタリックグリーン 5MT
この写真の色よりもグリーンがかったメタリックのボディで、駐在していた会社の先輩から譲り受けたものだったが、私が3代目の駐在オーナーで、その時点で20万キロ近く走っていたと思う。オイルがピストンの隙間から漏れて燃えていたのか、100KM走るごとにオイルを足していた。4代目のオーナーが30万キロ近くまで走ってエンジンをブローさせ廃車となったと聞いている。
4代目のオーナーに譲り渡すときに、私が残していったエンジンフードのショックがへたっていたため使っていた木のつっかえ棒と車内清掃用に放置していた履き古したパンツがその後同僚との笑いのネタになった。
ちょうど22年前、上の娘が当時の家内のおなかの中にいたときオランダからパリまで旅行中に、バッテリーが上がり、妊娠していることを知らない彼女ととともに立体駐車場内で押しがけをして動かしたというエピソードがある。流産していてもおかしくなかったのに無事に生まれてくれてのは幸運の一言に尽きる。
オランダのアムステルフェーンからナンスピートという北部の片田舎まで毎日片道100キロの通勤を支えてくれた思い出深いクルマであり、その区間のドアツードアの40分という記録はおそらく誰も破っていないだろう思われる。この記録を破るためには、高速道路上をほぼ平均200キロで走らなければならない。
2.3リッターのM20エンジンは140HPで最高速は200Km/hチョイだったと思う。
ちなみにドイツのアウトバーとは異なり、オランダの高速道路は速度制限(確か120Km/h)がある。
人生の中で一定期間の走行マイルが最も多かったクルマだ。
 
5)1995~現在 ポルシェ930(1986)
 
 
1995年、ついに念願の930を入手する。
オランダの北の果ての個人ポルシェコレクターから1995年に33,000ギルダー(およそ200万円)で購入。
その年に日本に持ち帰り、現在にいたる。
オランダから大阪への輸入には、船代、業者手数料、税金、車検改造費など、もろもろの合計で100万くらいかかったように思う。
購入当時の走行は8万キロ程度だったと思うが、エンジン、ミッション、クラッチなど全般的に程度のよいものでその後現在に至るまで大きなトラブルには見舞われていないが、ヨーロッパ車にありがちな錆に関しては近年になってボディーのレストアを余儀なくされたが、まだあと30年くらいは乗れそう。
殆どオリジナルの状態で維持しているが、最近ヘッドライトをイエローのベロフHID化した。
来年に向けて、ガス漏れの治らないエアコンの根本的な改善を目論んでいる。
現在走行距離は12万KM。
 
6)1995~2010 トヨタ5代目カムリSV40 1800 (1994) シルバー AT
BMW 525iと323iの2台と引き替えに、入れ替わりで赴任してきた同期から譲り受けたのがこのカムリSV40であり、マイファーストトヨタでたぶんラストトヨタだ。
トヨタのクルマというものがどれほど経済的・実用的にしっかり作られているかを知るには十分なクルマだった。
オランダから持ち帰った空冷のポルシェ930がセカンドカーの位置づけで、カムリがメインだったため結構世話になった。
父親が脳梗塞で倒れたおそらく1996年頃に、深夜病院まで駆けつけるのに阪和道で200キロ近くまで出した記憶がある。もちろんリミッターが効いた。
子供たちが小さいときに子乗せ椅子を装着して移動手段としても活躍し、上の子はクルマに乗っているときはあまり泣かなかった。
思い出の多いカムリだったが、残念ながら2010年に交差点で一方通行を逆走してきたトラックに左前方をぶつけられそのまま廃車に…。
むりやりシャコタンにしていたため、乗り心地は最悪だったが、なかなか思い出深いクルマだ。
 
7)2010~2015年 アウディー80 B4 2.0 (1994) レッド 4AT
 
 
バブル期の90年代には、女子大生のカローラと呼ばれたとか呼ばれないとか。
この時代のクワトロはなかなか魅力だが、これは普通のFFであまり走るクルマではなかった。
カムリが廃車になったとき、ポルシェ屋のオヤジがちょうど下取りしたものがあり10万円程度で譲り受けたものだが、その後5年間は日常の足として大活躍してくれた。
パワステの液漏れ、エアコン効かなくなると同時にパワーウインドウ動かなくなるという理不尽なことがあったが、よく走ってくれた。
プレリュードXX、VWカブリオレに次いで3台目の赤いクルマ。
 
8)2015~2015 ポルシェ ボクスター986S 3.2 (2002) シルバー 6速MT
このサイズと重量で3.2リッターの水冷エンジンを積むこのボクスターSは、初めて乗った水冷のポルシェだが、その速さには正直驚いた。
6MTだったこともあり、しばらく楽しませてもらったが、そのそも上中氏によるボディーのフルカーボン化の材料として170万ほどで仕入れたものなので、今は上中氏の工房でまだ加工中である。
一体いつ完成するのやら。
そのままの状態で持っていてもよかったかも?と思わせるほどエンジンはあたりの良いものだった。
※現在の姿(まだ完成にはほど遠い)
 
 
9)2015~現在 ポルシェ993(1994) レッド ティプトロ
 
 
ここに来てまた赤いクルマ。これが4台目。
結局のところ、なぜか赤いクルマに縁があるようだ。
赤のアウディー80に乗って5年経ち色々トラブルに見舞われ始めた頃、偶然出くわした出物。
内装が特注のブルーレザーというが珍しい。
MTではなくティプトロであるところが残念だが、さすがに最後の空冷だけあって、その完成度はすばらいい。
大きな外品のウイングが付いていたが、ダックテールに交換。
足回り、吸気、特注マフラー、ロム交換、ヘッドライトHDI化など色々いじって楽しんでいる。
 
10)2016~現在 アルファロメオ159 2.2 (2006) レッド 6MT
 
993を手に入れてから1年後、また赤いクルマに出会うことになる。これが5台目の赤。
設計事務所を経営していた知り合いが中古で手に入れて大切にしていたものだが、就職することになり、その会社で社用車が支給されるようになったため引き取り手を探していた。
ポルシェ乗りとしては、馬や牛でないにしてもまさかイタ車に乗ることになろうとは夢にも思っていなかったが、乗ってみるとなかなか悪くない。
この159というモデルは、GMとの共同開発によるGM/フィアットプラットフォームであるためか、実は不人気車種のようで、市場での中古車価格は100万円台前半でまあまあ程度の良いものが手に入る。
4ドアのセダンは日本で社用車として一台必要だったのでまぁちょうど良かった。
実はこの159に出会う前に、ポルシェラインで生産された92年式メルセデスベンツ500Eの話があったのだが、ブローカーにクルマを持ち逃げされ一度も乗ることもなく幻の500Eとなってしまいった。
もし、手に入っていたらそれが人生最初で最後のメルセデスになる予定だったが、おそらくもうベンツに乗ることはなさそうだ。
直4の2.2L 6MT FF、185hpと、あまり速いクルマではないが、MTなのでなかなか楽しい。
友人が2代目のオーナーでわたしが3代目だが、初代のオーナーが-いい感じにボディーをカスタマイズしている。
足回りに関しては、アイバッハのローダウンサスと純正のショックが組み合わされていたので、KONIのショックに交換して挙動はずいぶんよくなった。
自分の中ではさすがジウジアーロと言わしめる「最も美しいセダン」。
ベージュレザーの内装も高級感があり、美しい曲線で構成されたボディーは何とも言えずイタリアンだ。
 
【おまけ】
カワサキ ニンジャ GPz900R
1)カスタム1100改 2014年~現在
 
2)オリジナルGPz900R 2015年~現在
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パラダイスペーパー(Paradise Paper)でよく知られるようになったタックスヘイブンのマン島(IOM)はオフショア籍のファンドラップ型セービングプラン(積み立て型年金プラン)の歴史的メッカであり、フレンズプロビデントやハンサード、RL360などマン島で登記されている生命保険会社とそれらの会社が世界中に提供している投資商品の信頼性が極めて高いということはまぎれもない事実であるにも関わらず、その事についてはあまり知られてはいない。

 

残念ながら、マン島籍の商品で、現在日本居住者が購入可能な商品はRL360(ロイヤルロンドン)が提供するものだけになってしまった。

 

FPIL(フレンズプロビデントインターナショナル)が日本居住者の受け入れを停止してから今年で5年が経過した。

FPIL(フレンズプロビデント)の商品を日本居住者が購入できなくなって1年後には、ハンサードの商品も買えなくなり、数年前にジェネラリが買えなくなった後は、マン島籍のものではかつてはロイヤルロンドンと呼ばれたRL360のみとなった。

 

その貴重なRL360(ロイヤルロンドン)ですら、日本ではほぼ無名であり、しかもそれを紹介する方々の紹介の仕方や人格的な問題から、巷では時に詐欺商品呼ばわりされる有様であり、このまま商品の特性を良く理解せずに買わされてしまう顧客の不満やクレームが目に余るようになると、RL360もいずれはフレンズプロビデントのように日本居住者の受け入れをストップしてしまうかもしれない。

 

オフショア・セービングプランの提供会社としては、歴史は浅いが斬新で先進的なオンラインのプラットフォームを提供しているケイマン島籍のITA(インベスターズトラスト)や、101商品が香港国内の手数料前払い規制で全滅した後に105商品を提供している香港SUNLIFE(サンライフ)やFTLife(旧ageas)という選択肢もあるものの、かつてはマン島籍のものだけでもフレンズプロビデントを筆頭に、ハンサード、ジェネラリ、RL360などいくつかの選択肢があったものが今やRL360のみという寂しい状況である。

 

そんな中、まだはっきりした話しではないものの、アスコットライフ(ASCOT LIFE)という聞きなれぬマン島籍の新しいプロバイダーが日本居住者を受け入れるかもしれないという噂を聞いた。

 

アスコットライフは、今のところまだマン島において投資商品を提供する生命保険会社として認可の途上にあるようで、早ければ今年中にはマン島籍のプロバイダーとして積立及び一括の投資商品を上市するかもしれないと聞いていたが、この話はどうやら来年2018年以降に持ち越しのようだ。

 

マン島において生命保険会社として登記される条件は厳しいようで、アスコットライフがそれをクリアーできるかどうかは今のところわかっていない。

 

今年、7月19日には、RL360グループがFPIL(フレンズプロビデント)を買収するという話しが報道されたが、そのことによってRL360グループの世界に於けるオフショア・セービングプランのマーケティングを有利に後押しすることになるであろうと予想される。

 

この買収に関しても、マン島で正式に認可された後にRL360グループ下での新しい体制が始まることになるので、今のところは名前の変更があるかないか?オペレーションに変更があるのか?などどのような変更があるかはわからない。

 

個人的には、フレンズプロビデントというブランドがもう一度日本居住者を受け入れてくれることを望んでいるが、おそらく買収後もそのようなポジティブな変化は期待できない。

 

しかしながら、RL360ブランドに関してはCR(Capital Redemption)しか買えなくなったものの、このブランド多様化戦略の中で、引き続き日本居住者を受け入れ続けてくれる可能性は少なくとも高まったのではないかと希望的に推測している。

 

2019年からは、RL360が「コミッション開示」を行うことを公示しているようで、そのことによりIFAのRL360離れが起こることが予想される。

 

コミッション開示(Commission Disclosure)とは、一般的にその国の業法要求によってプロバイダーやIFAが仲介における手数料の内容を投資家に開示することを言い、その内容が公開されることを仲介業者は特に好まない。

 

コミッション開示の方向が、マン島の規制によるものなのか、RL360の自主規制なのかもわかっていない。

 

日本においては、オフショア積立プラン(Savings Plan)そのものの需要が下火の状況で、仮にアスコットライフが晴れてマン島での認可を受け、日本居住者を受け入れるとしても、親近参入の壁は厚いように思われる。

 

メティスグローバルやコーンヒルと同様に、売り手であるIFAやその紹介者のスタンス次第であるとも言えよう。

 

いずれにしても、日本居住者にとっては選択肢が増えるということは悪い知らせではない。

捨てる神あれば拾う神ありと言ったところか。


この業界ではありがちな変遷だが、そういう事に我々投資家サイドがあまり振り回されるべきではないとは思う。



 

 

 

 

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今密かにサンライフなど香港の生命保険会社が有効化を目論んでいる「ポリシートラスト」という必殺技がある。


 


Policy Trust(ポリシートラスト)とは、トラスト名義で保険に加入する仕組みのことで、通常はトラスト設立の費用や維持費が毎年かかるため、米国のユニバーサルライフ保険などで保障額が億円単位以上、保険料の支払い総額も数千万円以上の生命保険契約でしか出てくることがなかった。


 


ところが今回、香港の生命保険会社がトラスト(信託)名義で買えるようにしようと目論んでいるのは、月にUS500ドルの積立投資や、年間US4,000ドルx10年程度のホールライフ生命保険や、養老年金という、一般に人たちが買える商品に関してである。


 


年間1,000件以上の契約を前提に、一件あたりのトラスト設立コストをUS200ドル=2万円程度に圧縮し、香港に渡航せずに香港籍の保険商品を購入させようというものだ。


 


香港渡航には、2泊3日で安くても6万円、普通でも10万円くらいはかかると考えられるので、それが2万円のトラスト(信託)設定費用だけで済むのであれば、渡航の手間もかからないし、費用も安く付くということで、もっと加入者が増えるのではないか?というのが保険プロバイダーやIFAの皮算用である。


 


具体的に、このポリシートラストが適用可能な香港の保険プロバイダーは、以下の3社だと聞いた。


 


1)サンライフ香港(Sun Life Hong Kong)


2)FTLife (旧アジアス)


3)メットライフ(※日本居住者の受け入れに関してまだ未確定)


 


確かに、積立商品においても、海外渡航の必要が無いRL360やITAなどの商品のほうが敷居が低く、過去においてもそれが根本的な原因ではないとは思うが、マン島籍のフレンズプロビデントと香港籍のスタンダードライフの選択において香港渡航の必要が無いフレンズプロビデントが圧倒的に売れていたという事実はある。


 


今回、この「信託を名義人とする」手の込んだポリシートラストという手法によって、IFAが売り込みを目論んでいるのは、4%程度の確定利回りが見込める生命保険や確定配当付き養老年金で、現地での健康診断が要求されないレベルの小ぶりな契約である。


 


この背景には、フレンズプロビデントやRL360、スタンダードライフやアジアス、ITAなどが提供するファンドラップ形式のオフショア積立プラン(セービングプラン)を現在やっている投資家が、ここ数年に渡り、ファンドの価格低調な故パーフォーマンスが伸びていないことから破綻していくケースが目立ってきたことがあるようだ。


 


IFAは、積立破綻により離脱する顧客の資金がそのまま流出するのを防ぐため、元本を割ることもなく、比較的に安全に4%程度の利回りが見込める保険商品への乗り換えを勧めようという腹なのだ。


 


そういった渡航せずに積立商品を購入していた顧客に、商品の乗り換えを勧めるに当たって、もし香港への渡航が絶対に必要だとすると、乗り換えはスムーズにいかずに解約になってしまうかもしれない。


 


そこで、ポリシートラストが安価に可能であれば、香港に渡航せずに積立ファンドラップ口座から運用型保険商品への乗り換えを勧めやすくなるだろう・・・というような思惑だ。


 


ファンドの運用がマイナスになることを許容できない、心の弱い投資家を食い物にするには、いくら解約ペナルティーで損が出ようとも、すぐさま解約させて、なけなしのカネを短期で何倍もの収益が期待できる超ハイリスク投資か詐欺に突っ込ませるのがいちばんだ。


 


それと比べれば、4%程度の安全な利回りが期待できるサンライフのホールライフ型生命保険「ライフブリリアンス」や、確定配当がある養老年金プラン「サンダイヤモンド」、もしくはITAのS&P500インデックスなどに乗り換えを促すというのは、比較的良心的ではある。


 


しかし、そもそも論として、IFAが積立の契約を当初仲介するにあたって、そのような商品の理解に乏しい投資家に長期契約をさせているという契約責任を誤魔化して水に流そうとしているところに問題が感じられる。


 


はっきり申し上げておくが、25年契約の積立をするのであれば、25年は絶対にやった方がいい。


というか、やらなければならない。


それを、5年やそこらで、ましてや2年の初期ユニット期間が終わってすぐなどに解約をしようとするというのは、どのような理由があれ、私には理解できない。


 


世の中には、15年で140%の保証が付いたITA(インベスターズトラスト)のS&P500インデックス積立を、15年は絶対に継続する前提で、最も金額の小さい月額200ドルの支払いで契約している人たちが、確率的にはその10倍の月々2,000ドルの積立を保証のないRL360のクアンタムに投資しているひとよりも遥かに破綻率が高いという現実がある。


 


月々200ドルすら払えないようなひとが、そもそもどんな投資であれ、投資などするべきではない。


 


どんな商品に投資をするにしても、長期積立の商品を崩して乗り換えるというのは絶対に得策ではない。


 


そのためにこの「ポリシートラスト」という必殺技を量産して使うという発想は、理解はできても違和感を感じずにはおれない。


 


とくに、保険商品など、商品の理解がより重要な、しかも香港現地での契約によって契約者の権利が香港の業法によって保護されるべきものを契約するのであれば、実際に香港に渡航することやその費用は決して無駄ではない。


ただでさえ不安な海外の金融商品を契約をしたいという決心がついているのであれば、現地でプロバイダーやIFAを訪問し、自分の目と耳で最終確認をしてから契約するべきだろう。


 


トラストを証券オーナーにして渡航せずに保険に加入する「ポリシートラスト」は確かに必殺技だが、その使い方は、トラストの実際の費用に見合うだけの内容であるべきだと私は考える。


 


例えば、サンライフのホールライフ型生命保険で、健康診断の不要な最大額の保障の保険に、どうしても渡航せずに加入する必要がある場合、検討の余地はあるかもしれない。


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 

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今年も残すところあと10日となりました。

 

いろんな事がありましたが、取り敢えず北朝鮮での有事が年内には勃発ぜず、無事にこの一年が終わることを願っています。

 

生まれてこの方50年あまりの人生の中で、今年ほど身近で起こるかもしれない戦争の危機を感じた年はありません。

 

目前に危機があり、それを感じているのであれば、その危機が本当に起こるかどうか?という議論をするのは時間の無駄です。

 

危機を感じていて、生き残りたいのであれば、安全なところになるべく早く逃げた方が良いでしょう。

 

「逃げ足の速いものだけが生き残れる」というのは、この世の生物学的な摂理であり、歴史がそれを物語っています。

 

しかし、残念なことに多くの人は、逃げることができません。

 

いろんな捨てられないものが、日本にあるからです。

 

仕事や、家や、家族や、友人や、恋人や、金融資産や、無形の思い出や、日本を愛する気持ちなど、そんなに簡単に捨てられないものばかりです。

 

だから、どんなに危機が高まっても誰も逃げません。

 

今年は、戦争の危機という生命に関わる深刻な話が最も大きなトピックだった反面、生命には関わりの無い投資の世界では、「仮想通貨ブーム」に踊らされた1年だったとも言えます。

 

仮想通貨といっても、ビットコイン、イーサリアム、リップルなどというメジャーな仮想通貨以外の仮想通貨詐欺的な話も多く、ある種の混乱の中で多くの人が仮想通貨というものを意識し、学ばざるを得ない状況になった気がします。

 

その中でも、ビットコイン(Bitcoin)というものがもっともメジャーな基軸仮想通貨として注目に値するものですが、ちょうど1年前に10万円で買えたものが、現在200万円近くまで上がってきているわけですから、1年で20倍のキチガイじみたバブルです。

「ああ~買っておけば良かった(>_<)~」と買っていなかった誰もが心の中では思っているはずです。

 

もし、1年前にあなたが100万円をぶち込んでいれば、今は2,000万円ですから、何の仕事もせずに1,900万円儲かっていたかもしれません。

 

しかしながら、今2,000万円になったときに売却をして、利益確定しなければ儲かったことにはなりません。

 

これは、とても大切なことです。

 

儲かった=利益の確定ですので、保有しているだけでは儲かってはいません。

 

しかし、ここで利益確定をしてしまうと「課税」の問題が発生します。

 

国税庁HP(タックスアンサー)
https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1524.htm
No.1524 ビットコインを使用することにより利益が生じた場合の課税関係

ビットコインは、物品の購入等に使用できるものですが、このビットコインを使用することで生じた利益は、所得税の課税対象となります。

このビットコインを使用することにより生じる損益(邦貨又は外貨との相対的な関係により認識される損益)は、事業所得等の各種所得の基因となる行為に付随して生じる場合を除き、原則として、雑所得に区分されます。

 

一般の投資商品と異なり、源泉分離課税ではなく、雑所得として総合課税の対象となる為、もし合算所得が4,000万円以上になると、45%が課税されることになります。

 

また、利益は課税対象ですが、損は損金勘定にはなりません。

今年大勝ちして、来年大損しても来年の損は損金勘定できません。

 

謎の日本人「中本哲史(ナカモトサトシ)」が2008年に発表した論文を元に開発されたとされるブロックチェーンのしくみは、画期的だが、その取引は詳細にわたって電子的に記録されているということを忘れてはなりません。

 

このブロックチェーンによって信用管理される、電子通貨たる仮想通貨の優れたところは、その「取引全てがガラス張りである」というところにあり、そのことは国が徴税を行う上では非常に効率的だと言えます。

 

もし、世界中の金融取引がすべて仮想通貨で行われるようになれば、CRSのようなものが無くとも全ての取引はガラス張りとなり、だれも脱税はできなくなるにちがいない。

 

ちなみにブロックチェーンの開発者とされるナカモト氏は、全体の2100万ビットコインのうち、およそ5%にあたる100万ビットコインを保有しているとされており、その時価総額は1兆円を越えてます。

もし、ナカモト氏がこれを全て売却した場合には、ビットコインは大暴落するだろうと言われています。

 

課税の問題はともかく、1年で20倍になったビットコインが、この先もまだ値上がるのか、もしくはどこかで暴落するのか?は誰にもわからないし、その議論は無益でしょう。

 

私自身は、過去を振り返ってビットコインを買わなかった事を後悔はしていないし、これからもたぶん投資としては買わないと思います。

 

なぜなら、ビットコインも通貨に過ぎないからで、「通貨には投資をしない」という自分の方針に反するからです。

 

AEExやICGL株のようなリスク案件に乗りながら言うのも何ですが、このような保守的な性格ゆえ、残念ながら今年は「ビットコイン成金」になり損ねました。

 

通貨取引のチキンレースには勝者は居ません。

 

もし、ビットコインの世界で勝者となり得る人が居るとすれば、100万ビットコインを保有する開発者のナカモト・サトシ氏が売り逃げるときなのかもしれません。

 

あるいは、バブル利益から徴税を目論む政府かもしれませんし、噂によりとハッキングによりビットコインをくすねているとされる北朝鮮なのかもしれません。

 

日本人が開発したビットコインで、日本人が盛り上がって脳天気に利殖を目論んで投資しているビットコインがハッキングで北朝鮮にくすねられ、その金で北朝鮮がミサイルを開発して日本に撃ってくるなんて、まさに今年最大の笑えない冗談です。

 

 

 

 

 

 

 

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