ブラジルでのマーラー4番withOSPA① | 小林沙羅オフィシャルブログ「小林沙羅のきまぐれ日記」Powered by Ameba

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ソプラノ歌手、小林沙羅のブログです。
出演する演奏会についての日記を中心に、忘れてしまいたくない大切な日々を綴っていきたいと思います。

先日、名古屋での公演を終えた後、

東京で一つクローズドのコンサートを終え、

次の日にはウィーンに飛び、

次の日にパリへ、そこからリオデジャネイロに飛んで、

そこから最終目的地、ポルト・アレグレまで飛びました。


飛行機に乗っている時間だけで、なんと28時間。

間の乗り換えも含めると、実にまる2日間の旅でした。

日本の裏側で南半球なので季節は冬。

でも意外と暖かかったです。


長時間のフライトで腰が痛くなりましたが、

でも本当に行ってよかったです!


ポルト・アレグレはブラジルの南の街、西欧からの移民の多い街で、

様々な人種の人がいて、みんな心がオープンで親切で優しい。

それが何と言っても嬉しかったです。


着いた日は空港から練習場へ直行!

すぐにオケ合わせがありましたが、以外に元気で楽しく歌えて、

オケの皆さんともいいコミュニケーションがとれました。


今回のオーケストラ・シンフォニー・ポルト・アレグレ(OSPA)は、

歴史のあるオケで、三大テノールともそれぞれ共演したし、

カヴァリエも歌いに来たし、いい歌手がたくさん来てるんだよ~

と、オケの方が教えて下さいました。

今建設中の専用ホールが2~3年後にはできあがるらしく、

練習場にはその素敵な模型が飾ってありました。


今の練習場は5つの大きな川が合流して海のようになっている場所の

そのほとりの倉庫でした。こんな感じの倉庫の中の一つ。



小林沙羅のきまぐれ日記-in Brazil


練習の休憩時間の写真ですが、のんびりした雰囲気ですね~


中はこんな感じのしっかりした練習場になっていました。


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次の写真も休憩時間に団員さん達と撮った写真です。



小林沙羅のきまぐれ日記-in Brazil

着いた日、私はロストバッゲージでスーツケースが無くて困っていたのですが、

団員さん達が何人もそれぞれに、私の服を貸してあげるよ、

足りない者があったらホテルに持ってってあげるよ、

と言って下さり、本当に親切でありがたかったです。


ポルト・アレグレという街は、バーベキューが有名な所です。

とにかく肉をたくさん食べます。

練習後に、コンサートマスターさんが家に呼んで下さり、

ご家族や親せきと一緒にバーベキューをご馳走になりました!


彼はウルグアイ出身という事で、ウルグアイ風の焼き方です。

かまどで炭火をおこして、その熱で肉を焼くスタイル。


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お肉美味しかったー!!


ここで、ピーニャという、初めてみる食べ物を頂きました。

味は栗みたいなおイモみたいな、不思議な味でした。

巨大な松の実みたいな感じのものらしいです。

これ。

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木の特殊な道具を使って中身をニョーンと出して食べます。


ブラジルで有名なお酒と言えば、カイピリーニャ。

カシャッサというお酒をライム、お砂糖、氷と混ぜて飲みます。

割と強いお酒なのですが、この日は薄~く作ってもらいました。

おいしかったです。

これ。


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このご飯の後、コンマスさんと弟さんがタイコを持ってきて、

タイコの演奏になりました。

やはり体の中にリズムが染みついているのですね!

難しい軽快なリズム、私も教えてもらって叩いてみましたが、

なかなか難しくてついていけませんでした。


ここで頂いたのはウルグアイ風のバーベキューでしたが、

数日後にはブラジルのバーベキュー屋さんにも行って来ました。

串に刺して焼いた肉を串ごとどんどん持ってきてくれて、

欲しいお肉があったらそこからお皿に切ってもらうのです。


小林沙羅のきまぐれ日記-in Brazil


すごい迫力でしょ?

ここでいっぱいお肉を食べたおかげで、本番はエネルギー満タンで歌えました!


あら、なんだか食べ物のお話ばっかりになってしまいました。

第二段は演奏会の模様をお届けします。


☆②につづく☆