その1 では、「オトリ広告」の概要を書きました。
では、実際に「オトリ広告」に問い合わせした時の業者の対応と判別方法の一例をご紹介します。



「オトリ広告」かどうか、判別する方法

まず、「オトリ広告」に問い合わせの電話などした場合の業者(営業)の対応についてですが、これは色々なパターンがあります。

1、電話があった時点で「その物件は決まってしまった」と言い、違う物件の提案をする。
>>この方法だと、来店率はかなり低いのであまりこの方法をとる営業はいません。

2、電話があった時点では「まだ空いてますよ~」と言い、実際に来店した時に「もう決まってしまった」と言って違う物件を提案する。

>>この方法は①より来店率があがりますが、その後の成約率が低くなります。

3、電話があった時点では「空いてますよ~」と言い、来店してからも「決まってしまいました」とも言いません。
「この物件には○○の欠陥があって、とても入居できる状態ではないんです」などと言って、他の物件を勧める。
>>この方法は来店率も高く、その後の成約率も高いため、多く使われているようです。


そこで・・・オトリ広告の「判別方法」をご紹介します。

手順1・・・「○○(雑誌名など)で見た、△△という物件はまだ空いてますか??」と問い合わせる。
手順2・・・空いていたら、「入居はすぐできますか?」と聞く。(ここで内装が必要とか言われたら怪しい)
手順3・・・できると言ったら、「(嘘でも)今、この物件の近くにいるんですけど、今すぐ中を見たいのですが」と言う。

判定・・・・ここで、なにやら理由をつけて中を見せられないような事を言ってきたら、高確率で「オトリ広告」です。そのような悪質広告を掲載するような業者で部屋探しをするのは、やめた方が良いです。
自分で判別できない場合は、信頼のできる不動産業者に確認してもらいましょう。