不動産の契約には「仲介手数料」というのが発生することは、多くの方がご存知だと思います。また、賃貸借契約では敷金や礼金なんかも物件によっては必要です。
過去記事「広告料」 にも記載しているように、「仲介手数料」や「礼金」なんかは交渉しだいで支払免除となるケースがあります。うちの会社のように初めから「仲介手数料0円」をキャッチフレーズにしている業者もたくさんありますが・・・。
逆に、業者側からすると「仲介手数料」や「礼金」は少しでも多く受領したいものです。
「仲介手数料」は、ケースによって払わなくても契約できるという事は知っている方も多いですが、「礼金」についても同様にも支払わなくても良いケースが存在します。
「礼金」をオーナーが受領するのではなく、業者が預かった「礼金」をそのまま「広告料」としてバックする場合です。
上記の場合、契約時に借主が支払った諸費用の行き先は以下のようになります。
1、敷金→オーナーへ
2、礼金→仲介業者へ(契約書上はオーナーへ)
3、前家賃→オーナーへ
4、仲介手数料→仲介業者へ
しかし、この内訳はもちろん一般のお客様にはわかりません。
ただ言える事は、いま札幌の賃貸物件市場で「礼金」が必要な物件はかなり少ないということ。
「礼金」の支払を要求された時には、以下のいずれかを試してみましょう。
1、「礼金」無しにならないか交渉してみる。
無理なら↓
2、「仲介手数料」無しか、半額にならないか交渉してみる。
無理なら↓
3、他の業者にその物件は本当に「礼金」が必要な物件かどうか問い合わせてみる。
ただ、3についてはその後が問題です。
礼金不要だと言われた後どうするか?です。
私の中では一度紹介された物件を違う業者で契約するのはアンフェアです。(オススメはしません)
しかし、実際には不必要な「礼金」を業者が要求するのもアンフェアです。
・・・・・・・一番穏便なのは、「違う業者が礼金無しで募集していたのをネット広告で見たのですが・・・」
と交渉してみましょう。
上記の方法よりも、多くの利益を求めない(不必要な費用を請求しない)信頼できる業者さんでの不動産選びをお勧めします。
業者としては、一つの契約で少しでも利益を増やしたい。
借主としては、同じ契約をするなら少しでも安く契約したい。
そんな狭間で、葛藤を抱きつつ営業しております。
もっと、透明にならないかな~