昨日の記事 で取り上げた「広告料」が無くなったら(完全廃止になったら)、どうなるか想像してみました。



1、仲介業者の売り上げ単価は、1/2~1/3に落ち込むでしょう。


2、「仲介手数料無料」の物件は減り、貸主(あるいは貸主代理)との直接契約以外、借りる方は「仲介手数料」を原則支払うことになるでしょう。


3、「1」の要因により、廃業する業者が出るでしょう。又は、規模縮小をする業者が出るでしょう。


4、「2」の要因により、契約時費用が高くなり、気軽に引っ越す人が少なくなるでしょう。


5、仲介業者の利益が減る分、オーナーの収益は増えるでしょう。


6、「4」の要因により、オーナーの収益は増えるでしょう。


7、物件によっての売り上げ単価が変らなくなりますから(家賃が違えばその分差が出ますが)、借りる方は「本

当に良質な物件」を紹介してもらえるでしょう。


8、「7」の要因により、より的確な賃料設定が必要になるでしょう。


9、「8」の要因により、全体的に札幌市内の家賃相場は下がるでしょう。


10、「2」の要因により、契約時費用を少しでも減らしたい人は、仲介業者に依頼せず自ら探せる範囲で探すでしょう。(貸主との直接契約が増える)


11、「10」の要因により、既存の不動産サイト(インターネット広告)の情報量、あるいは情報の信頼性が高いサイトが求められるでしょう。


12、「10」・「11」の要因により仲介業者が出す広告は減り、貸主自らが出す広告が増えるので、「オトリ広告」は減るでしょう。(※「オトリ広告」については後日記事にします。)




今までは、「広告料」の存在ってお互い(オーナーと仲介業者と)の間で、利害が一致しているのだから別に悪いものじゃないと思ってましたが、広告料がなくなったらそれが不動産のマーケットがクリーンになる要素になる気がしてきました。