今日の夕方、散歩をしておりましたら、僕の大好きな鳥、
ジョウビタキ
の姿が見えました。
ロマンスグレーのオールバックの髪型に、紋付の羽織に似たあの羽。
そして、「ヒッツ、ヒッツ、ヒッツ」という、あの独特の鳴き声を聴きますと、
「嗚呼、また秋が来たんじゃのう・・・。」
と、このように思う、不肖山笑であります。
そして・・・、
「ぽぉーっ!!」
遠くから、吹き始めたばかりの北風に乗って、SLの汽笛が聞こえてきます。
いよいよ本格的な秋であります。
さて、僕は先日、山口市の大内地区の郷土史誌であります、
「大内村誌」という本を読んでいました。
そして、その本の中に、岡守節(おかもりさだ)という人物が出ておりました。
岡守節は、能書家として有名であります。
桑山招魂場碑や、
大内義興墳墓碑。
山田顕義撰文の、河上弥市碑は、
彼の書によるものであります。
僕は、長州三筆であります、
野村素介、杉孫七郎(青汁オヤジ)
長三州。
このお三方の、ワープロのような美しい字も好きですが
岡氏の字も大好きです。
彼の字は、三氏の字より味があるのであります!
三氏の字は、ちょっと整い過ぎているのかなあ・・・。
守節は、萩の松下村塾で学んだ後は、
周防国吉敷郡御堀村(現在の山口県山口市大内御堀)の問田という所で、
萩藩重臣、益田氏が作った学校、学習斎の教師をしていました。
そして、維新後は上京し、宮内省に勤務しました。
後には、内閣書記官となりまして、位は従六位に叙せられました。
「岡さん、さすがじゃのう。すごいのう・・・。」
そして、そんな事を思いながら、
大内村誌を読み進めておりましたところ、
ちょっと気になる事が書いてあったのであります!
「ん?こりゃあどうかいのう・・・。」