三条実美卿と松下村塾門下生 岡守節  | 萩往還を歩く

萩往還を歩く

幕末維新の志士たちが駆け抜けた歴史の道「萩往還」は城下町萩と瀬戸内の港三田尻とを結ぶ街道であります。さあ、今から、萩往還とその周辺を歩いてみましょう。きっと新たな発見があるはずですよ。

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さてさて、本日は、昨日のお話の続きであります。



僕が先日、「大内村誌」を読み進めておりましたところ、

何と、何と!こんな事が書いてありました。


以下、本文より一部を引用させていただきま~す!


「三橋(守節の号)は、三条実美にも知遇を得た・・・。」


まあ、ここまでは良いのですが・・・、ここからが重要なのであります!


三条実美の書は悉く三橋(守節)の代筆であるなどいわれた。

勿論これは甚だしき誤解であるが、この逸話は三条公の知遇を

物語るものである・・・。」


ええ~っ!何じゃと~!!

僕はちょっと気になったのであります!


「こりゃあちょっとあやしいのう・・・。」


萩往還を歩く

そして早速、三条公の書を探してみました。



そして、岡氏の書と比べてみました。


萩往還を歩く


すると・・・。


萩往還を歩く

「ああーっ!こりゃあ、どうかいのう!!」


萩往還を歩く

字が似ています!


萩往還を歩く


義と義を見比べてください。

似ていませんか?


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他にもありましたよ。


萩往還を歩く

節と節、特徴ある書き方がそっくりであります。


萩往還を歩く


それからこちらは、


萩往還を歩く


等しいという字でしょうか、

書き方が似ています。


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岡氏の字は、拓本のものでありますから、

本物より、少し字が太くなっていると

思われます。


でもよく見ると、すごく似ています。

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「う~む。こりゃあ、えらいよう似ちょるのう・・・。

やっぱり三条公は、岡さんに代筆してもらいよったんかのう・・・。」


「岡、一筆、たのむわぁ・・・。」

とか言って・・・。




とても、とても気になる、不肖山笑でありました。





こりゃあ、三条さん。

岡さんが代筆しちゃったんじゃあないですか?