嗚呼 秋の東行庵 ~東行先生と侠平兄貴~ | 萩往還を歩く

萩往還を歩く

幕末維新の志士たちが駆け抜けた歴史の道「萩往還」は城下町萩と瀬戸内の港三田尻とを結ぶ街道であります。さあ、今から、萩往還とその周辺を歩いてみましょう。きっと新たな発見があるはずですよ。

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今日は仕事で下関に行きました。

その帰り道、僕は東行庵で休憩をしました。


お店のおばさん、いや、おねえさん、(いや、それはちょっと褒め過ぎか!)

おかあさん、そうですな。おかあさんにたずねました。


「今日は平日なのに、いつもより おいー(多い)ね。」


「そうじゃろ?龍馬いね・・・。龍馬伝で高杉さんが亡くなっちゃったじゃろ?

あれから おいー(多い)んよ。」


「ほ~、それかね。それでかね。」


どうやら龍馬伝、伊勢谷効果のようであります。


そして僕は、お店でアイスクリームを食べた後、

東行先生のお墓にお参りしました。

すると・・・、


萩往還を歩く

おっと~!いつもより多くのお酒が~!(ワインまである~!!)


「高杉先生、東行先生!」


「お~、お前かぁ、よう来る若い衆じゃったのう。何かあ。」


「いや~、今日は酒がえっと(沢山)あってええですねえ。」


「おお、これかあ・・・。最近、酒を持って来る人が、急に増えてのう、

わしもやれいーや。のう、侠さん。」


萩往還を歩く

「それですいの。わしゃあ、高杉さんがうらやましいですいの。

じゃが まあ、わしも、高杉さんのおこぼれを頂戴できるけえ、

有難いんじゃがのう(笑)」


「ははは・・・、まあ、わしも酒は好きじゃが、侠さん程じゃあないけえのう(笑)

侠さんは、いつが素面かわからんけえのう(笑)」


「はっ、はっ、はっ・・・。高杉さん、そりゃああんまりですいの(笑)

ところで、若い衆、お前も一杯やれいや。」


「有難うあります。それですが先輩。僕は車ですけえ、お気持ちだけ頂戴します。

どうも有難うあります!(山笑、深々と礼)」←台本ですかっ!


「車?お前 さみしい事を言うのう・・・。まあ 最近は仕方がないいのう・・・。

酒を飲んだらムリじゃいのう・・・。そういやあ高杉さん。昔、長州にも、

酒を飲んじゃあ トラブルばっかり起こすオッサンがおりましたいのう(笑)」


「そういやあおったいのう(笑)まあ、誰たあ言わんが Sさいーのう(Sさんよのう)(笑)」


「それそれ、Sさん(笑) あれにゃあ、やれだったですいのう(笑)」


「それいの(笑) 飲んじゃあ、馬に乗って来よったいのう。」


「それも はあ、べろんべろんじゃけえねえ(笑)」


「それいの(笑)」


「あーっ はっ はっ はっ・・・。(二人、大笑い)」





とても楽しそうな、東行先生と侠平兄貴のお二人でした。

僕は、もうちょとゆっくりしたかったのですが、

仕事中ですので、そろそろ失礼する事にしました。





「それでは ぼちぼち ご無礼します。」


「おう、若い衆。お前、はあ帰るかあ。まあ、また来いよ・・・。」


「はあ、有難うあります・・・。」



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もみじが色づき始めた東行庵を、


僕は後にしました。