こちらは、山口市春日町にございます、
「山口県立山口博物館旧維新記念室」であります。
この煉瓦造の建物は、大正6年に建設されました。
そして当時は、維新記念資料227点が陳列されたようです。
しかし、現在は中は非公開であります。
入口には、一輪車や、竹箒、ちりとり、鍬などが、
そして、窓の近くには、化成肥料が!
現在でも、この中には、貴重な維新記念資料があるとの事ですが、
果たして本当なのでしょうか。
もしあったとしても、この様子じゃあ、たぶんボロボロでしょうなあ・・・。
あんまり気になったので、
窓の外から、建物の中を覗き込んでみましたが、
かなり雑然としています。
何だかまるで、学校の体育館の倉庫のようです。
運動会の時に使う道具が入っていそうな雰囲気です。
綱引きの綱や、玉入れの紅白の玉も入ってそうです。
「こりゃあ、もし貴重な資料があったとしても、
ねずみや虫にやられて、ボロボロかもしれんのう・・・。
あ~あ、そうじゃとしたら、こりゃあ残念な事じゃのう・・・。
じゃが、ホントにこの中に、そういった貴重な資料があるんかのう。
もしあるんなら、ぜひ見てみたいのう・・・。」
そんなことを考えながら、
僕はしばらくじっと建物を眺めていました。
夕日が煉瓦の壁を照らしています。
「は~、この中に、資料があるんかのう・・・。」
とても気になる、不肖山笑でありました。