奇兵隊士と萩藩士の感状 | 萩往還を歩く

萩往還を歩く

幕末維新の志士たちが駆け抜けた歴史の道「萩往還」は城下町萩と瀬戸内の港三田尻とを結ぶ街道であります。さあ、今から、萩往還とその周辺を歩いてみましょう。きっと新たな発見があるはずですよ。

にほんブログ村 歴史ブログ 幕末・明治維新へ

にほんブログ村


本日は大変に、驚いたことがございました。


先日、岩国市在住の郷土史研究家、N先生より、

奇兵隊士、本郷志摩之助の感状(コピーしたもの)

を見せていただきました。


そして、そのことをブログに書きましたところ、
僕が尊敬する歴史研究家、あざささん(ブログ名 arcobaleno )より、

このようなコメントをいただいたのであります。


「(感状の)大きさとか紙の種類が気になりますッ!」


そうなのです。

僕は、N先生から、肝心な事を聞いてなかったのであります。


「あ~あ、こりゃあしもうたのう・・・。

これじゃけえのう・・・、やれんのう・・・。

よし、早速 先生に聞いてみよう!」


そして僕は早速、N先生に電話をして聞いてみました。

そうしたところ、どうやら先生も、コピーしたものをいただいたようで、

原本は見てはいないとの事でした。


よって、大きさや紙の種類もわかりません・・・。


「あ~あ、こりゃあ残念じゃのう・・・しょぼん 

一体、大きさ、紙の種類とかはどうなんかのう・・・。

ん・・・・、ちょっと待てよ・・・、あっ!そうじゃあ!

あの人に聞いてみよう!あの人なら知っちょるかもしれん!」


そうです。僕はある人のことを思い出したのであります。

それは僕とN先生の共通の知人で、

山口市在住の、「頭脳明晰A氏」であります。

A氏は家系図についてのスペシャリストであります。

今まで2500以上の家系図を見てきたそうです。


「う~む。A氏なら知っちょるかもしれんのう。」


そして、A氏に電話をかけて聞いたところ、

何とA氏は、以前家系図を見せてもらった家で、

越後の国で討死にしたという、

萩藩士の感状を見た事があるというのであります。

そして何と!その時の写真もあるという事でした!


「お~!こりゃあすごいのう!」


そして僕はA氏の所に行きました。

そしてその写真を見てびっくり!


何と!筆跡が同じなのであります。

(向って左側の写真が、萩藩士の感状の写真のコピーであります。)


萩往還を歩く

「あっ!Aさん!これと筆跡が同じじゃあ!」


僕は興奮しました。


「あっ!印鑑も、同じじゃあ!」


萩往還を歩く

この印鑑は、「敬親」とよむのでしょうか。


萩往還を歩く

A氏によりますと、この感状は、

A3サイズより少し大きく、紙も上質なものだったそうです。


よって、先日見せていただいた、

奇兵隊士、本郷志摩之助の感状のコピーは、

実物大のものなのでありましょう。


「あれはたぶん、本物じゃあ。」


しかしこの度は、みなさんのお陰で、

新たな出会いがありました。


この出会いに、ただただ、感謝、感謝の、

不肖山笑でありました。


萩往還を歩く

どうもみなさま、ありがとうございました!