萩往還 佐々並から萩へ その拾弐 ~釿切の石畳と五文蔵の石畳~ | 萩往還を歩く

萩往還を歩く

幕末維新の志士たちが駆け抜けた歴史の道「萩往還」は城下町萩と瀬戸内の港三田尻とを結ぶ街道であります。さあ、今から、萩往還とその周辺を歩いてみましょう。きっと新たな発見があるはずですよ。

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僕と好青年E氏が、萩往還を佐々並から萩まで歩いたのは、

まだ蝉が鳴きます、暑い暑い夏の事でありました。


しかし今はもう、コオロギが静かに鳴いています。

ああ、秋でありますなあ・・・。


さあ、それではまいりましょう。


さてさて萩往還。これより、明木市の入口までの約3kmは、

土と石畳の道が続きます。


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こちらは釿切の石畳であります。

僕が大好きな風景のひとつなのです。

実に良い雰囲気であります。


若き日の伊藤俊輔も、この道を歩いたのでしょうなあ・・・。

高杉さんの荷物をたくさん持って・・・。


でも彼は、足腰が丈夫だったでしょうねえ。

それから足の裏も皮がすごく厚くて、カチカチだったでしょうねえ・・・。


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さて、しばらく行きますと、一升谷の最高地点で、

五文蔵峠の十合目に到着であります。

ここからはずっと下り坂になります。


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この辺りは、木陰になっていて大変涼しく

快適です。まさに天然のクーラーであります。


「あ~、涼しいのう。」

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またしばらく歩きますと、今度は、五文蔵の石畳がございます。

ここもまた、石畳が美しく見事であります。

この石畳。まさに先人達の苦労の結晶であります。

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そして僕と好青年E氏は、ひたすら道を下ります。

そしてその先には、石橋が見えます。


根の迫橋であります。

この橋を渡ると今度は少し道が広くなっています。


「これからしばらくは林道っぽい道が続くよ。」


次の目的地であります、明木市までは、まだまだです。



                           その拾参へつづく