北朝鮮の本当のはなし より
朝鮮半島で戦争は起こるのか? 米国北朝鮮を攻撃するのか?
http://sankei.dreamlog.jp/archives/70106912.html
読者のみなさまからメッセージをいただいておりますが、すべてにお答えすることはできません。
わからない、得意でないことは、たとえ調べたとしてもやはり素人なので、掲載しません。
北朝鮮の視点で物事を語る、北朝鮮で確認した事実に基づいて真実を追求する。
この点でしか語る自信がないので、もちろんブログの内容は偏りますが、日本のマスコミ報道の偏りと比べて記事を読んでいただけたら、重要な判断材料になるかと思います。
さて、米軍は海軍「打撃群」を朝鮮半島へと派遣した。
原子力空母カール・ビンソンを中心とするこの「打撃群」には、空母や駆逐艦などが含まれる。
これだけをもってしても、地域において、人類に対して脅威が誰なのかはっきりわかるのだが、人は偏見なしに客観的に物事を観れないただの動物。
北朝鮮の核、ミサイルはけしからんとなる。
この作り上げられた緊張状態で、多くの方が懸念されている問題は、、、
「朝鮮半島で戦争が勃発するか」
「米国は北朝鮮を攻撃するか」
「北朝鮮は暴発するか」
こういった点が圧倒的に多いようです。9割がた。。。
当ブログの見解から言うと、「戦闘は起きたとしても、戦争は起きない」です。
根拠はこれまで再三記事を書いてきました。
一言で言えば、北朝鮮がアメリカ本土を核攻撃できるから米国は戦争を起こせないし、攻撃もできないということです。
日本の報道か解説か、こんな記事がありました。
日本が、韓国側が態度を何一つ変えていないのに駐韓大使を帰任させたのは、米国よる北朝鮮攻撃が迫っており、有事の際に韓国にいる日本人を保護する必要があるからだ。。。
まったく、平和ボケもいいとこ。
朝鮮半島有事はそのまま、瞬間的に日本にも飛び火します。
なぜなら、北朝鮮は米軍のアジア太平洋における拠点の在日米軍基地などを攻撃するからです。
米国はソウルを見捨てたとか、そんなのんきな話ではありません。
山に隠れている北朝鮮のミサイルを瞬時に破壊、無力化することはできません。
それはつまり、北朝鮮のミサイルが韓国、日本に飛来する、そしてそれを完全に防ぐ武力は備わっていないということです。
さらに、北朝鮮の核ミサイルはICBM、SLBM、核リュックなどのあらゆる手段で米本土に到達することが確実です。
米国が北朝鮮を攻撃するということは、韓国を見捨てて戦争を起こすなどというレベルの問題ではなく、本土が攻撃され、国民が犠牲になっても戦うということなのです。
こんなことが起こりうるでしょうか?
こんな破滅的な判断を米国はするでしょうか?
北朝鮮はそれでもいいと言っています。
いざ戦争になれば米国の攻撃で北朝鮮は壊滅すると信じている人たちは、こんな話をばかばかしく聞いているかもしれませんが、北朝鮮のミサイル技術は、すでに1998年に日本を飛び越えたことで、その実力は証明済みです。
こういう深刻な状況で、外野ができることと言えば、互いをテーブルにつかせることです。
交渉につく条件として、
北朝鮮は米韓合同軍事演習の中止、もしくは縮小を求めています。
米国は条件として核開発の放棄、もしくは中断を求めています。
その大前提である、金正恩政権の保証という点は米国、中国が容認することでほぼ一致しました。
韓国でも、それを容認する大統領が当選すると見られてます。
それならなぜ、緊張状態が激化するのか?
それは北朝鮮の目論見を世界が見誤っているからです。
北朝鮮は核ミサイルを放棄することは120%ありません。
経済援助や平和条約締結と引き換えにする気などさらさらありません。
それなのに武力で脅したり経済制裁を強めたりすれば、白旗を振るか、体制が崩壊するだろうと考えています。
しかし、建国から約70年、米国の核の脅威に晒され、あらゆる制裁を加えられながらも、核ミサイルを開発し、最近は経済も発展させてきました。
金王朝は3年ももたないとか言っていた多くの評論家が、今もテレビや新聞などで妄想偏見コメントを語っております。
北朝鮮はチュチェ思想(主体思想)の国。
その真髄は、すべての物事は自分で判断するというもの。つまり、自主、自立、自衛の独立万歳。
人に指図されるのが一番嫌なのです。
だから朝鮮半島の統一も、米国ぬきで北と南だけでやろうと主張している。
これは何も北朝鮮色に統一しようというものではありません。
自主的な平和統一は、金日成と朴正煕の合意事項でももあります。
統一は、外部勢力に依存したり干渉を受けることなく、自主的に解決すべきである。 (1972年7月4日、南北共同声明)
さて、米韓合同軍事演習が終わり、北朝鮮の4.15、4.25の国家イベントが終われば、時期がくると思われます。
それまでは互いに緊張を高め合う。核ミサイル実験もありうるし、米軍の挑発もありうる。
一つの言動に一喜一憂することなく、対局的に情勢を見ていきましょう。