大学の文系入試に理数科目導入 61%が「賛成」
自民党が大学入試制度に関して矢継ぎ早に改革案を提示している。大学の入学試験を受ける基準として、英語..........≪続きを読む≫
大学入試の在り方についての改革案ですが、私は賛成ですね。文系入試に理数科目を入れることはもちろんですが、理系入試に文系科目を入れることも併せて大賛成です。
日本の大学生のあるいは大学卒業生の質の低下を防ぐためにも、是非ともしっかりと改革して欲しいところですね。
特に医学部や法学部などに進む場合には、特定の資格を得たあとは、将来にわたって幅広い分野の人達と関わり、そのために幅広い知識や常識を必要とされるため必須と感じます。まあ、理学部や文学部に進む場合にも必須かといわれると疑問は残りますが・・・。
ところで、私立大学の入試においては文系入試では数学や理科の試験が課されることはかなり少なく、国語・英語・社会が中心です。一方で、理系入試では英語・数学・理科が中心であり、国語が課されることはかなり少なく、社会にいたってはほとんど課されることはありません。
文系にしろ理系にしろ、高等教育を終えた学生が大学に入学するにあたって、最低限の国語・数学・理科・英語・社会の知識を持ていることは、大学の質を保つためにも必須でしょう。もちろん理系なら理系科目、文系なら文系科目に秀でていることは大切ですから、点数配分などは考慮される必要はあるのでしょうが・・・。
これに対して国公立大学の入試では一次試験というかセンター試験というか、前半戦の試験で国語・数学・理科・英語・社会の5科目の知識が試されています。この程度の5科目全体にわたる知識を評価する試験は大学入試全体で必要かと感じます。個人的には文系も理系も理科2科目・社会2科目を必須にしてもよいとまで思っています。その上で、理系なら理系科目、文系なら文系科目を二次試験で重点的に評価すれはいいわけです。
私立大学もセンター試験を必須化するとか、独自に5教科の試験を行うなどの対策は必要なのではないでしょうか。特に医学部と法学部です。
大学生は当然のことながら、高校レベルの知識を持っていることを前提とすべきですので、国語・数学・理科・英語・社会の5科目の最低限の知識すら持たない大学生あるいは評価しない入試という現状には大きな不安を感じます。
これに対して、TOFELの必須化については、私は必要ないと思います。理系か文系かを問わずほとんどの大学入試で英語は必須となっていることでしょう。もちろん英語力の評価の方法として現行の大学入試の在り方がよいとは言い切れないのでしょうが、かといってTOFELが大学での学業に必要な英語力を評価するのに、よりすぐれているとは言い切れないと思います。社会で役立つ英語力を評価したいなら別でしょうが・・・。TOFELの必須化うんぬんよりも高校までの英語教育の在り方および大学入試ので英語の試験の在り方を再検討していくべきではないでしょうか。
むろん、大学入試で英語を試験に課さないということはありえないことでしょうから、大学入試において英語を必須化することは望ましいと考えます。
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