皐月に入って十八日の木曜、幡ヶ谷――
久ぶりに足を踏み入れる『未開之地』――
ここ幡ヶ谷は、新宿の西方にある街である――
生憎この日は"涙"雨で自転車が使えず…
しかしこの日の前日に会場の場所は下見で把握してあるので、高速高架下にあるこの商店会入口から奥へ進む
商店会を歩いて奥の方にある食事処が今回之舞台――
会場名【;h(セミコロンはたがや)】――
二階に音楽空間が広がる、斬新なライブバーである
受付を済ませて上に上がろうとした時に、丁度二階から友里恵さんが降りてきた――
こういうはちあわせもまた、音楽祭ならではの『あるある』思案――
二階は若干狭さも感じるが座れるところも机もあり、ゆったりできる空間であった
さて友里恵さんたちと撮影可能の確認は取れたので、後方で陣を配置しつつ友里恵さんの登場を待つことにするか――
曲次第
【二〇時〇六分開幕;ヴァイオリン:西浦詩織さん】
tie
familier
こびん
Time
いい天気のぅ天気
one day
【以上 全六曲,二〇時四〇分終幕】
友里恵さんたちも拙者も、この会場は初めての場所――
友里恵さんは、この日の前日にも東新宿での音楽祭があったばかり――
その時拙者は南阿佐ヶ谷で別件があり行かれなかったが、冒頭でも謂ったとおりその帰りにこの会場の位置を下見で把握することができた
しかし、流石に雨の当日というのは精神的にキツい…
音楽祭事中の合間に、このような『プリントクッキー』なるものも披露――
御覧の通り、友里恵さん十八番のわんこイラストが印刷された、愛らしいクッキーで御座る
なかなかの美味で御座った
今回はChorus担当が不在のため若干聴き劣りはあったかもであるが、その度に拙者の脳裏にはあの『Time』のChorusの歌声が響いている――
『Time』は、元々友里恵さんが一つ前の某女性デュオユニットでの活動当時に自ら作った曲であり、その時は乗りに乗った"オケ"で披露していたという記憶(キヲク)がある
今やピアノでの活動になりながらも、あの時の面影は少しも色褪せることはない
最近は彼女の地元静岡での活動もありなかなか御多忙なる身であるが、今の拙者の仕事予定とのソリも良好のようであるから、逢えるときに逢える――そう予感している
――えっだってほら、友里恵さんは拙者が初めて音楽催事で御逢いした『伝説之五名』の内の一人であるから――
…さて――それはさておきとして、最後に去り際『渾身之壱枚』――
詩織さんは諸事情につき途中で御退店された故、友里恵さんのみで――
【福田友里恵さんの電子日記『Wan♪noAshiOto』】
友里恵さん、詩織さん、初の会場での音楽祭おつかれさまんさである
これから暑くなるので、体調管理を怠らぬよう――