元少年A

「少年A」とは、未成年犯罪者の名前を言えない場合に使う記号のような
ものだったのに、いつのまにやら酒鬼薔薇聖斗(さかきばらせいと)の
代名詞のような使い方になっている。


さらに、現在33歳なので「元少年A」という過去にさかのぼった変な使い
方になっている。もっとも「青年A」という使い方だと、彼の犯した犯罪
の内容を思えば、すがすがしい感じになってアンマッチかもしれないが。


「元少年A」酒鬼薔薇聖斗の犯罪とは・・・・・
1997年、当時14歳の少年が小学生5人を襲い、3人が負傷し、2人が

死亡した。中でも土師淳(はせじゅん)くん(享年11)の殺害は、被害者の

首を切断し自らの中学校の正門前に晒した犯罪史に残る事件だった。
「さあ ゲームの始まりです」 被害者は口に、赤字で書き始められた
挑発的な犯行声明をくわえさせられ ていた。


ところで、酒鬼薔薇聖斗は<元少年Aです。>で始まる2万字にも及ぶ

手紙を、週刊文春や週刊新潮、そして女性セブンなどに送りつけたようだ。
有名週刊誌に送りつけて、それを記事にしてもらうという、自分自身の
実に効果的なコマーシャルを企画し、成功させているのだから、困った
ものだ。自己顕示欲の塊と言えるだろう。


週刊文春は一挙掲載12ページとの事。こんなにページを割いてもらえる

芸能人も事件も今のところは存在しないだろう。

送りつけた手紙の内容は、彼の著作「絶歌」の出版に一枚、噛んだ幻冬舎

の見城徹社長対する、猛烈な批判。週刊文春でのインタビュー記事に対し
「醜い嘘を塗り重ねていました」と、糾弾する。


しかし、その酒鬼薔薇聖斗の無駄にしつこく長い恨み節より、見城氏の知人
が語るこの言葉の方にほとんどの方が共感するのではないか。


「見城氏は『Aの手紙は本物に違いないが、あまりに思い込みが激しすぎ
て相手にするに値しない。僕は何ひとつ自分に恥ずかしいことはない』と
漏らしています。


見城氏にしてみれば、四百万円以上の生活費を貸して執筆活動をサポート
し、編集チームを作って、膨大なやり取りを経た上で、出版社も紹介した。
やり取の中で見城氏は、『生きたいと思う二人の人生を奪ったことをもっと
真剣に考えなきゃダメだ。贖罪の意識がない』などとAに忠告していたが、
そうしたことは一切書かれていない。あまりに一方的なAの攻撃に、恐怖
さえ感じているようです」


いつもまにやら出版界は、お笑いタレントの又吉直樹の「火花」の200万
部突破の出版に、わいている。元少年Aとしては、その又吉の熱狂的な売れ
方と比較して、25万部売れ印税が推定3千万入っても大いに不満なのだろ
う。そしてホームページと恨み節の手紙の週刊誌効果を狙って、もっと本を
購入してもらい稼ごうという算段だろうが、彼の本に興味を抱く人は概ね、
購入済みなのではないか。


元少年Aが、自分の話題が消えてきたと感じたときに、自己顕示欲の証明

として奇抜でグロテスクな犯罪に、再度、眼を向け実行する事にならなけれ

ばいいのだが。


参照:「元少年A」からの手紙、「文春」「新潮」が公開 内面に迫る資料とい

    うが不快になる

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