天津市の大爆発

12日の深夜に起きた中国天津市の爆発では、少なくとも114人が死亡し、
57人が行方不明となっている。今回の事故による様々な保険の補償規模
が最大100億元(約1940億円)に達すると予想した。

爆発事故の拡大は、倉庫に保管されている化学物質の消化に、放水した
ことによって起きたと言われている。放水による化学反応を避けるため、
化学物質はそれぞれ使用できる消火剤が決まっているが、現場から救助
された消防隊員は「化学物質があるとは知らなかった」と答えている。

消化活動が逆の結果を招いたという、皮肉な結果になった。
爆発は規模が大きく、現地住民はその衝撃をこう語っている。「最初は
何が起こったのか訳が分からず日本が攻めてきたのではないかとも思っ
た」そんな感想はほんの一部の人と、信じたいが、日本を『侵略武装国家』

としてイメージする人が中国では多いのか?

また、その爆発のすごさは、規制の30倍もの危険物質を保管していた
為だとも指摘されている。爆発した倉庫に猛毒のシアン化ナトリウム
700トンが保管されていた。この物質の倉庫への保管許可量は24トンの
みだった。そもそも倉庫の利用目的とは、いったい何なのか?

爆発の原因について、国営の新華社通信は「現場の状況は複雑で、
依然調査中だ」と前置きしたうえで、現場となった倉庫の関係者の話
として、まず火災が起きて、その後、爆薬の原料にもなる硝酸アンモ
ニウムに引火し、爆発した可能性があると伝えた。出火場所の近く
にあった硝酸アンモニウムの量は、コンテナ十数個分、合わせて200
トン以上だったという。

中国には、同じような危険物を抱え込んでいる倉庫が、他にもまだある

のではないか?事故発生から一週間目を迎えたが、事故をめぐる各種

疑惑はまだ解消されていない。


参照:ホテル代もらえば他の賠償なくなる」と受け取り拒む住民

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