【面倒くさいアスペッ子息子との付き合い方】 | わたしよ、わたし サマンサ!

わたしよ、わたし サマンサ!

笑いながら生きよう!

職業は「古屋サマンサ」
肩書き「古屋サマンサ」
横浜市在住 心理カウンセラー&心理学講師
「どーせ無理女」をなくすべく
全国で個人セッションや
講座を開催!


日曜日の今朝


まだ夢うつつなわたしの
耳に入ってきたのは
昨日9歳になったばかりの
息子がすすり泣く声

 

目を開けると
真っ赤な目をして
それはそれは悲しそうに
泣いている


「Uくん、どうしたの?
怖い夢でも見たの?」

 

わたしがそう聞いても
息子は答えない

 

ただただ泣きじゃくるだけ

 

現在、9歳のアスペッ子息子と

同居中

 

古屋サマンサです

 

 

普段そんなことがないだけに
心配になって

 

「どうしたの?」
背中をさすりながら
聞いたら

ようやく息子がこう言ったの

 

 

「声がガラガラに
なっちゃったー(涙)


暖かくして寝たのに
どうしてこんなふうに
なっちゃうんだ!!(涙)


どうしようー
もうおしまいだー(涙)」

 

この世の終わりのように

嘆く息子

 

 

なんだよ、そんなことか、、、
とわたしは思う

 

寝起きで頭がぼーっと
しているわたしは
息子がそれで何故
そんなに泣くのか
全く意味がわからない


しばらく考えて

 

あっ、今日は、

おじさんと遊ぶ日か・・・

と思い出す

 

「おじさん」はわたしの兄

 

息子は「おじさん」と遊ぶのを
それはそれは楽しみにしている


でも、息子が
「声がガラガラ」という声も
わたしからしてみると
いつもと変わらない


熱が出てるわけでもないのに
「声がガラガラ」だと

どうして問題なのか?

 


息子に聞いてみると


「せっかくおじさんと
遊ぶのにこんな状態じゃ
遊べない〜
よりによって、なんで
今日なんだぁーーーーー」

 

「熱もないし喉くらい
ちょっとガラガラしたって
遊べるよ」


なんていうわたしの声は
息子には全く届かない

 

「オレはこんな状態じゃ
嫌なんだ!
すぐに治る薬、買ってきて」

 

 

この言葉を聞いた途端
怒りが湧くわたし

 

息子が小さいころ怪我すると

他のママのように
「痛いの痛いの飛んでけー」って
言ったら

 

「ぜんぜん、治らない!!
なんで痛いの飛んでかないの!!
ママの嘘つき!
今すぐ、治る薬買ってきて!」

 

とよく癇癪起こされて責められた

そんな嫌な思い出があるからね(苦笑)

 

 

「そんなすぐに治る

薬がないことは
もう大きくなったんだから
わかるでしょ?


もうやめてよ、
保育園児みたいなこというの!」

 

と、わたしもつい苛立った声を
あげてしまう

 

その声に反応して
また息子がぐずぐずと
この世の終わりのように
泣き出す

 


「ねえねえ、

落ち着いてよく考えてよ

 

あなたの一番の目的は
おじさんと楽しく遊ぶ事でしょ?

 

そのためにはどうすればいいかを
考えるのが大事で
なんでこんな風に

なっちゃったんだって
嘆いてても何も変わらないでしょ?」

 

 

と話しても、ただただ
しゃくり上げて


「いやだ、いやだ」と繰り返す

 

 

「その喉でおじさんと

遊んだとして
いつもと比べてどれくらい

楽しめないの?」


「60バーセントくらいしか

楽しめない」

 

わたしからすれば60パーセンも
楽しめるなら十分じゃないかと
思ってしまう

 

朝からこんなに大げさに
嘆くことか??とイラっとくる

 

 

「じゃあさ、今日は

60パーセントでも
あともう一日別の日に

遊んでもらえば
100パーセント以上になるから
そうすればいいんじゃないの?」


「嫌だ、今日が
100パーセントじゃないと
いやダーーー
なんでママはオレの気持を
わかってくれないんだよー」

 

 

そんなの

わかるわけがない!

 

 

もう、こうなると

わたしの怒りも
どかーんとくる

 

9歳にもなって理不尽な事を
言われるのにものすごく腹がたつ


「なんでこの世には

病気があるんだ」とか
そんな事言われても知らないわよ


「あなたが、お風呂から上がって
びしょびしょのままフラフラ
してたからでしょ?


家に帰って、ちゃんと手洗い
うがいをしないからでしょ?

 

全て自分がしたことの
結果なんだから
諦めなさいよ!!

 

世の中には治らない病気で
ずーっと入院してる子だっているの
喉がガラガラするくらいで
ギャーギャー騒ぐんじゃない!」

 


こんなこと言っても
逆効果とわかっていても
腹が立ってついつい
言ってしまう

 

 

「いい?  喉がガラガラするのを
完璧に治すことはできないけど
それを和らげる方法はママが
調べてあげる。


でも、それをしたのに
なんで治らないんだ?とか
ママを責めるんだったら
調べないけどどうする?」

 

「わかったから、調べて〜」

 

というので
蜂蜜大根を調べて作る

 

息子はその間布団で安静


蜂蜜大根を作りながら
わたしはブロック解除しながら
「悲しい」気持ちを
めいいっぱい感じる


そう、息子がこんな状態になると
なぜかわたしは「悲しくなる」


「なんでわたしはこんな
悲しいんだ?」なんて
理由探しは無意味で
「ああ、悲しいなー」って
ひたすら悲しみを感じてあげるのよ

 

そうしたら、しばらくして
息子が

 

「ママ、話したいことが
あるからちょっときてー」

 

と言う

 

息子のそばに行くと

息子が布団の中に
わたしを入れてくれて

 

 

「あのね、もう随分

落ち着いてきたよ
さっき、オレが泣いたわけを

説明するね

 

ママは、すごく楽しみに

してることってある?

 

例えばこの間の
クルージングパーティーとか

楽しみにしてた?

 

オレはおじさんと遊ぶ事をすごく
楽しみにしてたんだよ
だからそれが100パーセント
楽しんでできなくなるって思って
すごく悲しくなったんだよ」

 

 

「そうなんだ、、、

Uくん、教えてくれてありがとう

 

ママはね、100パーセントを
最初から期待してないから
それほど悲しくならないの

 

今までママはずっと
100バーセントを目指して来て
それが叶わなくて、

生きているのが苦しくなったから

 

ママは100パーセントを

目指さなくなったの」

 

 

「そうなんだ。オレは今まで
100パーセントのことばかりしか
経験してないから悲しいんだね」

 


「うん、そうだよ
大人になると
100パーセント自分の
思う通りにならないことが

増えてくるの」


「なんで?」

 

「さあ、なんでだろうね」

 


そんな会話を息子としながら
こんな風に自分の気持ちを

説明できる息子って

すごいなーって思ったわ

 

うん、話してもらっても

彼の気持ちは

理解できないけどね(笑)

 

わたしにとっては、
大したことないことでも
息子にとっては
「人生の一大事」と

いうことだけはわかる

 

うん、面倒臭い奴だと

思うけどね(笑)

 


彼の気持ちを彼と同じように
感じるなんて所詮無理


なぜなら、わたしと息子は
別の人間で別の人格だから…

 

だから、わたしは息子に聞く

 

 

「今回みたいなことがあったら

ママはどうしたらいいのかな?」

 

「朝起きた時にみたいに

オレのこと慰めて欲しい

それからどうやったら

少しでも治るか調べて欲しい」

 

「わかったわ」

 

 

わたしは相手がどうして欲しいか

たとえ相手が息子でも

わからないから

聞くことにしている

 

「自分が嬉しいと思うことを

相手にもしてあげなさい」

なんてよく言われるけど

 

「自分が嬉しい」と思うことと

「相手が嬉しい」と思うことは

決して同じじゃないもの

 

あと相手の気持ちを

「察する」なんてことも

わたしには到底できない

 

だからこそ、相手が

どう思っているのか

どうして欲しいのか

聞いて対応する

 

ただそれだけ

 

 

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我が子でさえも

わからなくて当たり前

 

 

うん、とっても面倒くさいけど

別の人格の人と暮らすって

 

「自分と相手は違う」

 

ということと

 

「相手のことはどうやっても

理解できないということを

まずは知る」

 

ことから始まると思う

 

 

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http://ameblo.jp/samantha-kyoko/entry-12206814720.html

 

 

 

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