こんにちは!
渡邉です。
先日、友達の結婚式に行ってきました♪
その祝辞で読まれた詩があるのですが、
この詩が私も大好きで、以前もblogで紹介したことがあったのですが、何年も前なので改めて紹介したいと思います。
【祝婚歌】 吉野弘
二人が睦まじくいるためには愚かでいるほうがいい
立派すぎないほうがいい
立派すぎることは長持ちしないことだと気づいているほうがいい
完璧を目指さないほうがいい
完璧なんて不自然なことだ
うそぶいているほうがいい
二人のどちらかがふざけているほうがいい
ずっこけているほうがいい
互いに非難することがあっても
非難できる資格が自分にあったかどうか
あとで疑わしくなるほうがいい
正しいことを言うときは少し控えめにするほうがいい
正しいことを言うときは相手を傷つけやすいものだと気づいているほうがいい
立派でありたいとか
正しくありたいとかいう無理な緊張には色目を使わず
ゆったり豊かに光を浴びているほうがいい
健康で風に吹かれながら生きていることの懐かしさに
ふと胸が熱くなる
そんな日があってもいい
そして
なぜ胸が熱くなるのか
黙っていても
二人にはわかるものであってほしい