AC勉強会「アフター」その壱 | 大田区鵜の木さろん楓★料理家 印南真帆のブログ「食べることは生きること」

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さろん楓ふなだまほです。

いつもありがとうございます。



引き続き、AC勉強会について、です。

ある32歳女性の「アフター」をお送りします。



⇒ 「ビフォア」は こちら



AC勉強会をスタートして3ヶ月超、
第4回目が終わった昨年の12月末にいただいたメールです。



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私は長年、愚痴や不満を言う人のことを
非常に苦手に感じていましたが、
苦手だと思いながらも
それを聞くことで自分の価値を感じていたのではないか
つまり、ある種の共依存をしていて、
それを認識できたから、

共依存の関係を無意識に解消できたからじゃないか
と思ったのですが、そういうことなんでしょうか。


それが真実だったからといって、
直接、他の全てが解決するわけではないですし
まほさんに「そうそう。そうなのよー!」と
言われたいだけなのかもしれませんが。


ただ、ACの要因を認識しただけで現実が変わると聞くと
他のカウンセリング同様に
どことない胡散臭さを感じていましたが
それも真実の一つだとすれば、
ACの解決というか、原因をきちんと認識することって、
辛いけど、分かりやすくて面白いし、
オーバーな言い方になるかもしれませんが
自分のACと向き合うことの希望になりそうだと思いました。



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ここに気付ける知性。
すごいと思いました。



そうなんです。
なぜ私たちが
嫌だ嫌だと言いながら
面倒な関係を続けてしまったり
不健全な環境に身を置き続けてしまうか。



その中で享受している「甘美な何か」があるからです。
不利益の中の代償とでもいいましょうか。



そこにあなたが価値を感じているから
そうそう容易には手放さないわけです。



その甘美な感覚、体験と
真に別れを告げようとするとき
なんとも言えない寂しさが訪れます。



それは、変わることの怖さでもあります。
今までの自分に別れを告げて
大海原へ漕ぎ出す不安でもある。



かつての慣れ親しんだ自分とさよならする
喪失感でもある。



たとえ、嬉しい変化でも、
喪失感ってあるんですよね。



し・か・し、
ここで、誘惑がやってきやすい。
足を引っ張る人が現れるんですね。


それは、家族だったり、友達だったり。
共に不健全なあり方をしてきた
あなたに変わって欲しくない人たちです。



このように、癒しの道には
ここかしこにスリップしやすいところが
あるわけです。



人間、そんなに強くない。



人は、自分が受けたストレスを
必ずや自分より弱き者へと矛先を向けていくように

それほど強い存在ではない。



たった一人でこの癒しの道を歩き続けていくことは
なかなかにハードです。



だから、こういうときこそ、仲間の存在が
大きな意味を持ってくる。



また、私は、半歩先に行った人間として
見守ることができます。



そこを越えられると
癒しってぐんっと加速するんです。



これが勉強会で同じ仲間と共に
半年間学び合い、響き合っていく意義です。



そして、もうひとつお伝えしたいことは

彼女の言うとおり「原因のないつらさ、苦しさはない」です。



だからと言って、原因探しばかりしても

ラクにはなっていきませんので

ここも注意が必要なところだと思っています。




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彼女の場合、自分が悩んでいるということを
しっかりと認識されてのスタートだったこと、
若くしてACである自分を認識せざるを得ない条件だったことから

このような小さくない気づきを得られました。



ただ、すべての方がこうした経験をされるわけではない。


そのあたりは、より効果的に半年間を過ごされる秘訣も合わせて
説明会のときにお話したいと思います。



次回は、
「子育てのために、ぶっちゃけ最終回だけ聞けたらいいんだけどー」
と参加された48歳主婦の方のケースをご紹介します。



さろん楓ふなだまほ の 21世紀のやまとなでしこ プロジェクト