はじめ塾のこと | 大田区鵜の木さろん楓★料理家 印南真帆のブログ「食べることは生きること」

大田区鵜の木さろん楓★料理家 印南真帆のブログ「食べることは生きること」

「食べて元気に、食べて体調がよくなるごはん」を作っています。
銀河弁当・ケータリング・料理教室・食生活相談。

神奈川県小田原市を拠点に寄宿生活塾を展開する団体があります。
それがはじめ塾

自然の中での共同生活を通して、生活力、「観」を育てるという共同体です。

今日は、その小学生低学年の部のハイキングの日ということで
お弁当を持って家族3人で行って来ました。

品川から東海道線で国府津まで、御殿場線に乗り換えて山北へ。

新緑がなんとも美しい。
この時期、今から2週間後ぐらいが、
山々の木々の色数が最も多い時期なんだそうです。
紅葉の時期よりも、はるかにさまざまな色彩が見られるのだそうです。


*   *   *


寄宿している中学生たちは、なんとも逞しく、優しい。
わが息子に関しても、今後、本人が望めば、
こういう生活もいいかもしれないと思ったりします。

息子は、さっそく子どもたちだけで作ったツリーハウスに夢中。
自由時間、両親が近場の川べりへ遠足に行こうとしてもなんのその。
一人残って、同年代の仲間たちとツリーハウスをさらに大きくするんだと
ぴょんぴょん跳ね回っていました。

ここにやってくる親たちも、
それぞれの地域、コミュニティで
子どもをとりまく現代の流れに抗おうと
孤独な闘いを続けている方たちばかりで、
非常に共感するところが大きかったです。
うん、嬉しい出会いがたくさんありましたね~。

さて、このはじめ塾にはいろいろな活動がありますが、
小学校低学年を対象としているのが、なかよし合宿。
月1回、1泊2日の合宿です。こちらは親同伴が基本。

小学校高学年対象が、ジュニア合宿。
同じく、月1回、1泊2日の合宿がありますが、
子どもだけの参加も可能になります。

4年生ぐらいになっていきなり自然の中に放り込んでも
なかなか遊び方がわからなかったりする。
さらに、1人で知らない友達の中に入っていくことも
躊躇するようになる。

そんなわけで、抵抗の少ない低学年のうちに慣れておいて
「観」を育てていこうね、というのがなかよし合宿です。

わが息子、さっそく気に入ったようで、
6月はピアノの発表会だから来られないというと
ピアノはいいから、こっちに来たいとブーイングでした。

何をしてもいいよという自由で明るい雰囲気があります。
そして、年上の子どもたちが、自然と年下の子達の面倒を看る。

5月の合宿は、5/22(土)~23(日)
11時に御殿場線の山北駅に集合。
山で遊んで、ホウバ寿司を作って食べようという企画です。

小学校1年~3年生の親子で、ご興味ある方、
よかったらご一緒しませんか?
子どもがイキイキしますよ。

費用は年会費5万円。
年に6-7回の合宿やイベントに参加するという形です。

塾長さんが面白いことを言われていました。
受験生は夏休みや冬休みに、ここでとことん勉強をする。
駅からの山道をしっかり歩いた子で
第一志望の受からなかった子はこれまで1人もいない。
むしろ、バイクを使ったような子は落ちている。
身体を鍛えれば、自然と頭も鍛えられるんですよ、と。

共同生活では、勉強以外に、
生活面でやらなければいけないことが多かったりする。
だから、子どもには「勉強ばかりしてるな。
それよりも生活のための仕事をしっかりしろ」と言う。
子どもというものは、禁止されるとやってみたくなるもので
そう言われた子は、むしろ自分で時間を作って
しっかり勉強するようになる、と。

…そうかもしれません。

ただ、はじめ塾が目指しているのは、学力の向上ではない。
働くことのできる人たち
生産活動に従事する人間を育てようというのが狙いです。

このコンセプトに共感できる方、一緒に丹沢の山で遊びませんか~