今回の旅は、最近日本に就航したというエミレーツ航空を使い
ドバイ経由でアテネ入りしました。
それが安かったからなのですが、
ドバイのトランジット時間がかなりすごい。
行きは・・・
成田 21:40 / ドバイ04:35
ドバイ 10:05 / アテネ 14:00
帰りは・・・
アテネ 16:40 / ドバイ 22:05
ドバイ 03:15 / 成田 18:00
ドバイでの早朝と深夜をどうやって過ごすんだろう???
と思っていましたが、いやはやドバイの空港はすごいところでした。
24時間、キラキラ眠らない街。
DUTYFREEや飲食店は24時間ギラギラにオープンしている。
お買い物も、食事も、お茶もいつでもな~んでもOK。
真夜中1時でも、朝方の4時でも、
人々が化粧品やアクセサリーを物色し、食べ、飲んでいる…。
でも、その一方で、PCや携帯の充電コーナーあり、
prayerルームあり、シャワーあり、
リラックスしてフライトを待てるような足を伸ばせるデッキチェアあり・・・。
そういえば、スチュワーデスの友人がよくドバイに行っていたけど
こういうことだったんだね。
あちらに着いて知ったことなのですが、
本当に24時間ずっと飛行機が発着しているのですね。
それも驚くほどの本数が。
そして、あー、これが「ハブ空港」ということなんだと初めて知りました。
関空や名古屋をハブ空港化するなどというフレーズは
何度も耳にしたことがありますが、
内実こういうことなんだというのがやっと自分の中でつながったのでした。
24時間飛行機が離発着する。
これは、周囲の住民にとっては、大問題です。
しかし、24時間稼動する街が誕生する。
DutyFreeや飲食店が誘致されるわけで経済活動は活発化する。
雇用も生まれる。
(いいor悪いではなくて、
それをするかしないかの決断の問題ですね)
本当に何も知らないで生きているんだなぁと実感しました。
何時であろうと、煌々と輝く蛍光灯に晒されている人たちを見ていると
うわ~、この人たち、すご~、と思ってしまうけれど、
私は今そこにいる人たちのことを何も知らない。
しょっちゅうこの空港でこうして過ごしているのかもしれないし、
一生に一度、清水の舞台から飛び降りるつもりの
(それじゃぁ、外国人に通じないってば)
覚悟での旅行なのかもしれない。
トイレに行ったら、アラブ系と思しき初老の女性が
洗面所にえいっと片足を上げ、
丹念に足を洗っていましたよ。
そして、手を拭くための備え付けのペーパーで
きれいにふき取っていた。
(確か、どこかのお国では足を汚してはいけないと
いうような慣習があったように思いましたが・・・ちょっとまだ不明。
どなたかご存知ですか?)
当然かもしれないけれど、
世界の街で起きていること、
そこに暮らしている人のことを
自分は何ひとつ知らないんだということを痛烈に感じました。
そして、そんな当たり前のことに気づけて
自分は自分でいいと思えたし、
すごく気持ちがいいと感じました。
だからこそ、生きるのが面白いんだし、
だからこそ、人とコミュニケーションするんだって。