オオニシ恭子先生のヨーロッパ薬膳料理教室 | 大田区鵜の木さろん楓★料理家 印南真帆のブログ「食べることは生きること」

大田区鵜の木さろん楓★料理家 印南真帆のブログ「食べることは生きること」

「食べて元気に、食べて体調がよくなるごはん」を作っています。
銀河弁当・ケータリング・料理教室・食生活相談。

europeyakuzen


昨日は、ベルギー在住のオオニシ恭子先生による
ヨーロッパ薬膳・穀菜食料理教室に参加してきました。


テーマは「海の野菜をいただく」。
海藻を使ったマクロビオティック料理です。


メニューは、
○小松菜の薬膳スープ
○玄米寿司
○豆腐蒸し
○蕪のりんご煮
○レモン寒天

私たち、穀物菜食者は本当によく海藻類を頂きますが、
こんぶ、ひじき、わかめ、のりなどの定番の海藻だけでなく、
普段私がなかなか使いこなせていないあらめ、あおさなども含まれていました。

オオニシ先生は、ベルギーだけでなく、オランダ、フランス、ドイツなど
ヨーロッパ全土で食養料理・穀菜食料理、
そして無双原理を永年指導普及されています。
しかし、それは必ずしも順風満帆な道のりではなかったといいます。

なぜ、ヨーロッパで「マクロビオティックは危険だ」と言われるか?
なぜ、ヴェジタリアンが貧血に悩み、
菜食の子どもたちの発育不全が指摘されるか?

オオニシ先生は気づきました。
それは、海藻を食べているか否かによるのだと。

母なる海の生命をからだの中に宿すわたしたちにとって
海藻は本当に必須なものなのですね。

のり10gで、100gの肉に含まれるのと同量のたんぱく質を摂れるのです。
魚によってでしか摂取できないといわれるEPA(エイコサペンタエン酸)。
これは海藻から摂れるのです。


さて、当のお料理ですが、お料理として目にも鮮やか。
さすが元インテリアデザイナーだったオオニシ先生。
美しかったです。

ただね、味はヨーロッパの人々に合う味だったのかもしれません。
やはり、料理って風土やそこに生きる人々の体質にあったものになる。
私は、醤油をしっかりつけておいしかったから。


さて、海藻料理といえば、カノウユミコさんが料理本を出されていますよね。
ずっと買おうかどうしようか迷っていたのですが、やっぱり買っちゃおう。

アマゾンで「海藻」でサーチしても
ヒットするのは海藻図鑑やフリーズドライの海藻そのものなどで
料理本はわずか1-2冊。

そういえば、先日、海辺を電車で走りながら、
海藻料理のお店やりたいな~なんて
アイデアが浮かんでいたことを思い出しました。


そうそう。
オオニシ恭子先生もレシピ本を発売されています。
先生のヨーロッパでの足取り30年の記録である『ヨーロッパ薬膳』も素敵な本です。

小松菜のスープ。
にんにくをさっと炒めてから、
ざく切りした小松菜をさっと炒め、だしを注ぐ。
沸騰したらハンドミキサーでガー。(しすぎないのがオススメ)
塩こしょうで調味し、食べる直前に温めてごま油を一滴。
もやしを入れて「できあがり♪」です。

ただ、私はじっくり玉ねぎを炒めたいなぁ。
小松菜もじっくり炒めたほうがしっくりくるのではないかな~。