こちらの記事からの続きです。
colaboの「夜の街歩きスタディーツアー」&報告会①
colaboの「夜の街歩きスタディーツアー」&報告会


5月末のcolaboの報告会では、女の子たちが書いた文章もいくつか紹介されていました。児童相談所や施設の職員は仕事としての範囲内で関わっていると感じてそれに傷ついてきたことなども言われていました。

性産業ではスカウトの人やお店の店長が女の子たちに節目節目の良いタイミングで声かけをし、その子の性格に合ったお店に配置し、相談に乗り、励まし、役割を作るといったことをしているそうです。それに比べると福祉の専門職は女の子のいるところに出向いて声をかけていくことも少ないし、SNSなどで若い子たちが「つらい」と発信してもその声をキャッチできているわけでないし、スカウトの人たちに全然追いつけていない現状があるのだと、仁藤さんがおっしゃっていました。

スカウトの人に対抗して、若い子たちに友人として声を掛け合える関係を広げていかないと、居場所がないと感じる子たちはどんどん搾取されていく方向、つらい状況へと向かっていってしまう、と。


こうしたお話を聞き、スタディツアーにも参加して、私はそれからずっと、「私には何ができるのか」と考え込んでいます。

仁藤さんや稲葉さんは「まずは現状を知り、知ったことを周りに伝え、そして若い子たちを取り巻く現状をもっと多くの人に広めてほしい」とおっしゃっていたので、その点でまず私ができることとして、カンパをするとか、こうしてブログに書くとか、それはひとまずやったわけですが。

でもそれだけではない、何かをしたいと思います。これは、私のこれから4年間の目標の一つでもあります。

講演を聞いて「知ったつもり」になったり、仁藤さんや稲葉さんのように実際に今活躍している人と知り合いになることで「自分も活動したつもり」になったりはしたくないと、常々思っているのです。何か具体的に行動しなければ。

ただ、スカウトの人に対抗できるような活動をしていくためには、私だけではなく、あと何人か、colaboのような活動をバックアップしたり広げたりするために具体的に何か行動したいと思う人と知り合えたら一緒に知恵を出し合ってもっとなにかできるのではないかという気がします。

今までの経験上、こうして思いを発信すると案外すぐに仲間が見つかったりするので、まずは書いてみました。
そしてまずは私ひとりからでも何ができるか、引き続き試行錯誤、考えていきたいと思います。