累計400万部の英語本著者が伝授 | 最適性理論(音のストリーム)で英語を覚える

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『聞くだけでネイティブに伝わるビジネス英語を身につけるCDブック』(デイビッド・セイン著、アスコム)の著者の名前を見て、ピンとくる方も多いのではないでしょうか。
なぜなら日本で30年近く英語を教えてきた実績を持ち、累計400万部の著作を送り出してきた人物だから。


ところでいまの時代は、仕事をするうえで仕事を話すことが必須だといっても過言ではありません。

とはいえ仕事をしていると、英語を勉強はなかなかとれないもの。

そこで著者は本書において、「1日2、3分CDを聞くだけでOK」な英語学習法を提唱しているのです。
英語は、耳から覚えると効率がいいとよく言われています。


それで、付属のCDに全29トラックが収録されており、1トラックあたり4~5ページ分のフレーズが入っているので、それを聴いていれば無理なく記憶できるというわけ。

ただし、基本的に音声を聞くだけでいいとはいえ、英語をさらに深く理解したいなら、テキストを活用することは避けて通れません。テキストあってこそのCDだということです。


また、ネイティブに伝わるのは、必ずしも学校の授業で習ったフレーズではありません。
そこできょうはテキストのなかから、仕事でよく使う「朝、そして帰るときの各4フレーズ」をご紹介したいと思います。


■朝のあいさつなら、この4フレーズ

(1)おはようございます、ブラウンさん。
「Good morning, Brown-san」

朝のあいさつの定番だとはいうものの、日本語の「おはよう」とはやや温度差があるのだそうです。上司や顧客にはGood morningというべきですが、同僚にいうとあらたまって聞こえてしまうということ。同僚に対してはMorning、もしくはHi!がもっともよく使われる朝のあいさつなのだとか。


(2)きょうは絶好調みたいですね。
「You look ready-to-go today.」

Ready to goだと「(どこかへ)行く準備ができている」ですが、ready-to-goのイディオムで形容詞的な使い方になるのだといいます。

後ろにtodayがついて、「きょうを迎える準備ができている」「元気で意気込みがある」「バリバリ仕事をしそうだ」というニュアンスが伝わるため、朝の声がけにはぴったりだというわけ。


(3)今朝は早いね。
「You’re early today.」

早めに出社したのに、同僚や部下がすでに来ていた。そんなときには、このような表現で朝のあいさつをするのも自然。遅刻の常習犯にいうと皮肉に聞こえますが、そうでなければ「きょうもがんばろう」という気持ちが伝わるといいます。


(4)週末休めた。
「How was your weekend?」

直訳は「週末はどうだった?」になりますが、職場でこう聞くと「週末楽しいことがあった?」「週末はゆっくりできた?」というニュアンスに。


■帰るときのあいさつなら、この4フレーズ


(1)失礼します。
「I’m going now.」

職場でこういうと「これから帰ります」、つまり「失礼します」という言い回しになり、特に失礼なことにはならないそうです。I’m going now.でも大丈夫。


(2)お先に失礼。
「Take it easy.」

「お疲れさま」と同様に、「お先に」も普通の別れの言葉で大丈夫。このような短いあいさつは厳密な英訳でなくてもよいので、気にせず使うべきだといいます。


(3)じゃあね!
「Bye now!」

これはくだけたいいかたで、「じゃあね!」「さよなら!」といったニュアンスになるのだとか。Bye-byeでは少し幼い印象になるので、ネイティブはnowをつけてBye now!ということが多いのだそうです。


(4)お先です!
「I’m out of here.」


そしてこれも、かなりくだけたいいかた。I’m out of here.の直訳は「ここから出るよ」ですが、「やっと解放される」という含みもあるため、同僚に対してはよく使う表現なのだといいます。また、ほぼスラングながら、Out ofを縮めたouttaを使って、I’m outa here!ということも。


このように、テキストだけでもかなり実用的な内容。ぱらぱらとめくって好きなところを拾い読みするだけでも、相応の効果が期待できそうです。

そして、そこにCD音声が加われば、さらに効果が高まるということ。
スマホに音声を入れておき、通勤途中に聞きながらページをめくるのもいいかもしれません。