モノづくりで有名な三条市。その歴史は古く約4万年前から、この部落(地元ではこういう

表現をするようです)では、鋭利な石を使った刃物づくりから続いています。武将の刀を

作っていた技術はその後農業などに転用されてきましたが、今でもその鋳造技術は

受け継がれ、三条市の産業を支え、全国にその名をとどろかせています。そんな三条市は

自然にも恵まれ、稲作や果物などの農業も盛んにおこなわれています。そんな食材に

恵まれた新潟県三条市に、Restaurant UOZENはありました。

 

 

 

Restaurant UOZENは、かつて地域の人々にも親しまれていた割烹。

「あれ?和食のお店?」と一瞬勘違いしてしまいそうな、佇まいを残しています。

 

 

 

店内に入ると、横文字の看板を発見。

靴を脱いで、割烹料理屋さんに入る雰囲気ですが、

お店に入るとどんどん洋風・・・な雰囲気になってきます。

 

 

 

障子などが昔の面影を残していますが、モダンな内装に姿を変えていました。

 

 

 

窓からは一面に広がる田んぼ。

ちょうど収穫の季節ということもあり、トラクターで稲刈りをしていました。

なんかのほほーんとしていますね。

 

 

 

それにしてもスゴイワインセラー。

ソムリエである奥様がえりすぐりのワインを収集しています。

 

 

 

マダムが全然整理できてなくて・・・と言われる中、撮影しちゃったのですが

本当にワインがぎっしり。ワイン好きな方だったら絶対に楽しいですよね。

 

 

お料理はシェフのおまかせコースのみ。

ランチは、2800円、4700円。

ディナーは、5500円、7500円、10000円です。

ディナーはチャージが300円/人かつきます。

ランチでもディナーメニューをやってくださるとのことで、それもいいと思っています。

今回は、旅館宿泊ということもあり、夜しっかりした夕ご飯があったので

2800円のランチをいただきました。

 

 

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パプリカのムースと人参のスープ

まずはパプリカのムースと人参のスープから。

生ハムのぎゅっとした味わいに、カイエンペッパー、

ジュニパーベリーなどが加わってさらに広がりのある味わいに。

 

 

 

鮎のショーフロア

茄子が食べられないとお伝えしておいたところ、友人はトップのお魚料理を。

カマスの茄子包ロールみたいな感じでした。

私には鮎を使ったこちらも美しいお料理を作ってくださいました。

 

 

鮎がこんな風に姿を変えて、美しいお料理に。

鮎のムースと鮎をシート状にした皮で包んでいます。

胡瓜との黄金の組合せですが、そのきゅうりも美しく。

ソースはゴーヤやビネガーを使い爽やかに。

まだ夏も名残の熱い季節でしたので、程よい酸のソースが心地よかったです。

 

 

 

自家製パンにはオリーブで。

 

 

 

カトラリーは、ラッキーウッドや藤次郎など燕のを使っていました。

新潟の財産ともいえる金属の加工技術。

素材も新潟のものを使ってらっしゃいましたが、

カトラリーも地元のものを使えるのは燕・三条ならでは。

 

 

 

越後もち豚のロースト
豚肉と玉ねぎのコンビネーションがなんとも言えない一皿でした。

 

 

肉質も柔らかく、癖のないお肉ですが、しっかり豚の味が広がります。
玉ねぎのムースが敷かれ、上には玉ねぎのグリル、

そして玉ねぎのクランブルがちりばめられています。

赤ワインのソースはぐっと味を奥深く引き締めてくれてバランス良く食べやすいお料理でした。

 

 

焼かれた玉ねぎには、バルサミコ酢とオリーブオイル。

玉ねぎの中にはニラの花が。可憐でかわいい。

つる紫も添えられ、自然を感じます。

この地でいただくのにぴったりのお料理。

 

 

黒いちじくのクラフティ

佐渡産の黒イチジク「オギビオレ」を使っています。

んーーん。新潟に来た感じ満載ですね。

アツアツのクラフティにはミルクのアイスを。

熱々と冷え冷えの最高の組合せ。

 

 

 

最後はフレッシュハーブティーをいただきました。

 

 

中には、たっぷりのハーブが入っていました。

凄いいい香りでした~。

 

 

小菓子も。

 

 

 

2016年秋に伺ったので申なのか・・・。

それともシェフが申年なのか・・・。

次回はこれが鳥に変わっているか、申のままか。

東京から伺うのはちょっと大変ですがディナーで確認しに行きたいと思います。

 

 

 

それにしても田んぼの真ん中でこんな素晴らしいお料理に出会えるとは!!

どのお料理も繊細で美しく、でも味もしっかりしていて素晴らしかったです。

食べログは、3.06・・・。

よく伺うセララバアドの橋本シェフがFBでこちらに行っていたのを見て

井上シェフの素晴らしいお料理を拝見しました。

食べログどうなのよ・・・と思いながらお伺いしましたが、

やっぱり他人の評価など信用などせず、

自分の直観でレストランは選ばないとと感じた素晴らしい時間でした。

 

 

 

 

家RESTAURANT UOZEN

(レストラン ウオゼン)

新潟県三条市東大崎1-10-69-8

0256-38-4179

月曜定休日(加えて不定休あり)

 

 

 

 

 

 

 

 

レストラン ウオゼンモダンフレンチ / 東三条駅
昼総合点-